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鬼ごっこ・電車ごっこ・プロレスごっこ…。年末の風物詩といえば何ごっこ?

こんにちは。

僕の勤務先では「テプラ」が大活躍しています。ファイルの背表紙やインデックス作成とか備品のナンバリングなどなど……。

前の職場にはテプラはなく、パソコンで作成したものをラベル印刷していたので、今の勤務先で初めてテプラを触りました。

先日職場の方々と、テプラを前に「なんかちょっと昭和やなぁ」「そういえばプリントゴッコって知ってる?」や「ワープロ使ってたで」と盛り上がりました。

「いやあのパシャとやったら電球がピカっとなってちょっと怖かったで」
「年賀状いっぱい並べて乾かしたよなぁ」

皆さんは理想科学から販売されていた「プリントゴッコ」をご存じでしょうか。名前の通り「印刷ごっこ」ができる代物で年賀状作りに大活躍のヒット商品でした。

年賀はがきの値上げで年賀状離れに拍車がかかると思われますが、あの昭和平成世代が家族で「出来た!!」と楽しんだ年末の時間は素晴らしい思い出だと感じます。

もちろん令和の小学生には通じないわけですが、昭和が時代設定の作品には小学生が知らない道具がたくさん登場します。

というわけで今回は、中学入試問題頻出作家さんの作品から見つけた「生活道具に関することば」で小学生が「何それ?」って思うものを紹介しますね。

まずは麻布中にも出題歴のある「家族シアター(辻村深月)」より

大人数でスイカを食べる時、わが家では昔から、ちゃぶ台いっぱいにビニールシートを敷く。

出典「家族シアター」辻村深月(講談社文庫)

「ちゃぶ台」です。「ぱりぱり(瀧羽麻子)」「永遠の夏をあとに(雪乃紗衣)」など最近読んだ本にも登場。それ以外にも多くの作品に登場します。

食事用の机が出始めたのは明治時代の初めごろからで、社会の近代化にともなって出てきた都会のサラリーマン家庭において、家族みんなで仲良く食事したり団らんすることが大切なこととされ、家族が揃う茶の間でちゃぶ台が用いられるようになったそうです。

折りたたんで片付ければ、そこに布団を敷くこともできます。当時の住宅事情にとっても便利なものだったんですね。

リビング(食事用のテーブルも固定)と寝室が分離してしまった現代においては「ちゃぶ台」のある家庭は珍しいと思います。畳に座って食べる場面がない小学生もいるのでは。

僕は「巨人の星」の星一徹がちゃぶ台をひっくり返す場面を思い出しますが、令和の小学生には虐待って言われそう。

それではその他【小学生が「何それ?」って思うことば】第65回「生活道具に関することば」を紹介させてください。

珠暖簾(たまのれん)

球や管の形をした玉を貫いた糸を何本も下げ、のれんにしたもの。真ん中にスペースがあり、人が通りやすくなっているものが多い。


せんべいぶとん

中綿が弾力性を失い、形状がせんべいのように平らになってしまった布団のこと。

「ビート・キッズ(風野潮)」に「下の押し入れからせんべいぶとんを一組貰って急な階段をあがってきた」という表現がありましたよ。和室がない小学生には、押し入れも日常感がないかも。


アルマイト

アルミの表面に酸化皮膜を生成する表面処理のことで、陽極酸化被膜処理ともいう。この処理の機能として、アルミの腐食を防ぐために耐食性をつけたり、表面を硬くして傷つきにくくすることが考えられる。

作品中にはアルマイトの弁当箱や鍋がよく登場しますよ。僕が幼稚園の頃は、ほとんどの子がキャラクターの描かれたアルミのお弁当箱をもっていました。


柳行李(やなぎこうり)

行李とは、柳や竹で編んだ箱型の入れ物のこと。昔はおもに旅行や引っ越しのときに、荷物を運搬するのに用いられた。衣類の保管にも使われる。

お弁当箱としては古い順に柳行李→アルマイト→アルミの順でしょうか。大きなアルマイトの弁当箱は、父がごはんをぎゅうぎゅうに入れていたの日の丸弁当を連想します。


水屋

茶器・食器類を入れておく、たんすのような形の戸棚。茶だんす。


トイレボール

パラジクロロベンゼンが主成分の球体の薬剤で、蛍光ピンク、蛍光イエロー、蛍光グリーンなどの色がある。パラジクロロベンゼンの他に香料が入っていて、防臭や消臭の機能がある。トイレの壁に吊るされるものや、小便器に直接投入されるものがある。

以前に、トイレボールを知らない若い清掃スタッフが、小便器にあるトイレボールを全部捨てて「綺麗にしておきました」と言ったという話を聞いたことがあります。うーん、なんか落語のネタみたいですが、世代によっては本当に知らないんだなぁと。



今回「ちゃぶ台」について書きましたが、子どもの頃、我が家は「電気こたつ」を年中出してテーブルにしていました。

天板をひっくり返すとグリーンの麻雀卓になるやつです。若き日の父が友人を連れて帰ってきては朝まで麻雀を楽しんでいた姿を思い出します。

父が眠そうな母に「おい酒」「なんかあてないんか」(「あて」とは酒の肴やおつまみのことです)などと言いつけるし、みんなタバコは吸うし……。

ほんとに昭和の日々でした(笑)




最後まで読んでいただきありがとうございました。

子どもたちの読書量が豊かになり、家族の会話が増えますように。

次回は「決まり文句に関することば」を書こうと思います。「末は博士か大臣か」「からすの勝手でしょ」などなど…。

よろしければ前回の記事です。「買い物に関することば」をどうぞ!


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