なぜか我が家恒例、お正月の作業!?
こんにちは。
家族でジグソーパズルってやりますか。我が家には1000ピースのジグソーパズルがあります。リアルな恐竜のイラストのやつで完成させるにはなかなか苦労がいる代物です。
とある冬休みに購入し、1回完成させて無事に終了かと思ったのですが、
妻が「はい、箱に片づけて。また来年。」と。
何回も遊ぶことで元を取ろうという関西人魂(笑)。というわけで冬休みの度に同じジグソーパズルに挑んでいる我が家です。息子も妻も出だしは集中するものの、途中中だるみ状態。僕が働きまくって、仕上げを息子に譲ります。完成する最後の1ピースが気持ちいいですよね。
そんなジグソーパズルに関する表現ですが、「海で見つけたこと(八束澄子)」に登場しますよ。
そっか。ばあちゃんって、海女だったんだ!それで、きのうから今朝にかけてのばあちゃんのわけのわからない言動も説明がついた。ジグソーパズルの最後のワンピースだ。
「ジグソーパズルの最後のワンピース」という表現。「何かを完成させるための最後の部分」という意味の比喩表現、つまり「たとえ」です。いろいろな手がかりなどを経て、ついに謎がとける場面や、紆余曲折がありながらも、チームにとって重要なメンバーが揃う。なんて場面でも使われる表現ですね。

というわけで今回は、中学入試問題頻出作家さんの作品から見つけた「たとえに関することば」で小学生が「何それ?」って思うものを紹介しますね。
まずは「楽園のつくりかた(笹生陽子)」より
小学校の高学年から受験勉強がはじまって、いそがしくしているうちに、なんとなく飽きてやらなくなった。おかげでいまのゲーム界では浦島太郎状態で、スタンダードなゲームじゃないと操作のしかたがわからない。
「浦島太郎状態」です。「長期間その場を離れていたために事情がわからず戸惑う人のたとえ」また、「世間や時代に取り残されたような状態・心境を表すたとえ」です。
そもそも、子ども達の昔話の対する認知度は低くなっていると感じます。浦島太郎は知ってても「3年寝太郎」はどうかな……。
「浦島太郎状態」ということば自体が死語だと言われることも。

続きまして「夏の祈りは(須賀しのぶ)」より
十年前、彗星のように現れた長身のエース宝迫は、春大会から大車輪の活躍を見せ、プロからも注目されるほどの投手だったという。
「大車輪の活躍」です。「大活躍、一生懸命に奮闘して大きな成果をあげる」という意味。「彼は会社の発展のために大車輪の働きをした」というように用います。
「車輪」ということばは江戸時代に歌舞伎役者が舞台で一生懸命演技する姿を言い表すのに用いられていたそうです。類語は「八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍」「獅子奮迅の活躍」など。
それではその他【小学生が「何それ?」って思うことば】第61回「たとえに関することば」を紹介させてください。
年貢の納め時
滞納していた年貢を清算する時期の意味から「物事に見切りをつけ、観念すべき時期」のことです。また、悪事を重ね、ついに逮捕された者が罪に服するとき」の意味もあります。類語は「腹をくくる・万事休す」など。
今まで自由を謳歌していた男性が、結婚に踏み出す際の決めゼリフとして用いられることも。いやもはや死語かな。
生木を裂くような
駒場東邦中にも出題歴のある「天翔る(村山由佳)」から見つけました。
意味は「相思相愛の男女を無理に別れさせること」。枯れ木にくらべて割れにくい生木をあえて割るように、または地面に生えている生木を無理に引き裂くということからきたことば。類語は「離間・仲たがいさせる」
蛇ににらまれた蛙
見据えられて身がすくみ、逃げることも立ち向かうこともできずに立ち尽くしている様子。恐怖で立ちすくむ様子をたとえたことば。類語は「雉の鷹にあう(きじのたかにあう)・鼠の猫にあう」
「鼠の猫にあう」で「ガンバの冒険」のノロイを思い出しました。あの怖さはトラウマもの!
今回紹介した「たとえ」ですが、国語においては「言い換え」の問題において重要です。「言い換え」の問題って「それはどういうことですか?」と問われるものです。「たとえ」の部分に傍線が引いてあって、「傍線部の心情をわかりやすく説明しなさい」みたいな問題です。もちろん「たとえ」自体を知らなくても文脈から推測可能ですが、子ども達の語彙が増えればいいなと願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
子どもたちの読書量が豊かになり、家族の会話が増えますように。
次回は「お菓子に関することば」を書こうと思います。「チューブチョコレート」「サクマ式ドロップス」などなど…。
よろしければ前回の記事です。「小学生が知らない昭和の日常」をどうぞ!
