神々の国の首都・松江
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は
1890年(明治23)に来日して
松江に英語教師として赴任した
朝ドラ・バケバケの主人公である

彼は旧制中学と師範学校の教師として
俸給は月100円
今の価値では150〜200万円ほど
なんと県知事に次ぐ厚遇であった
一家は妻のセツ、その両親
それに中学に通うために人力車の車夫を雇った

中学では
英語が堪能な若い教頭・西田千太郎と意気投合し
親友の間柄となった
彼の紹介により杵築大社(出雲大社)に
外国人として初めて昇殿している

八雲は著書『日本の面影』で
神々の国の首都・松江の日々を語っている
ーお寺の鐘がゴーンとなる
宍道湖の朝霧が霞のように変わる
米をつく杵音がきこえる
そこに神秘的な神々の気配を感じた
さらにセツが語った松江の民話や怪談から
『怪談(KWAIDAN)』が誕生した

八雲が松江で暮らしたのは
1890~91年 一年と70日あまりであった
そのあと熊本の旧制高等中学へ転任している
八雲が好きだった宍道湖の淡い夕日を
ジャズピアノで表現すれば
ビルエバンス《Peace Peace》でなかろうか
