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ソフトクリームは、食べられませんでした。美瑛の丘を2か所、歩いた午前

休みの日、
どこへ行こうかを決めきれないまま、
気づけばお昼になっている。

私も、よくやってしまいます。

だから今日は、
「朝いちばんに出れば、
こんな景色に会えますよ」
という話を書きます。

1. 白いフェンスの向こうに
丘がうねっていた

最初に向かったのは、
美瑛町の「新栄の丘」。

道ばたに置かれた石碑には、
「パノラマロード 新栄の丘」
とだけ彫られていました。

車を降りると、
空がやたらと広いんです。

白いフェンスがゆるやかに曲がって、
その向こうに、
畑と林とがしましまに続いていく。

遠くには山並みが見えて、
手前には牧草のロールが、
ぽつん、ぽつんと転がっている。

そのロールに、
目と口をつけた顔のオブジェが
立っていました。

まつげをつけて、
ピンクのリボンを結んだ子もいて、
思わず笑ってしまいました。

ここでは、
おいしいコーヒーも飲めました。

ソフトクリームも、
とてもおいしそうだったのですが、
まだお店が開く前の時間で、
食べられずじまい。

……朝いちばんに来た代償です。

2. 200円の寄付で、入れてもらう丘

2か所目は「ぜるぶの丘」。

入り口のゲートには、
北緯43度35分13秒、
東経142度28分13秒、
と刻まれていました。

自分がいま、
地球のどのあたりに立っているのか。

そんなことを、
ふだんは考えもしないですよね。

入場には、
200円ほどの寄付が必要でした。

バギーに乗って回れるようでしたが、
私は歩いて回ることにしました。

ひまわりが背比べをするように並んでいて、
その手前には、
まるまるとしたコキアがずらり。

奥にはぶどうの畑もありました。

途中で足が止まったのが、
「抱擁の木」という札です。

オンコの木に抱かれるようにして、
ナナカマドが育ったのだそうです。

秋には、赤い実をつけるとのことでした。

3. 人が少ないほうが
なぜ気持ちよかったのでしょう?

正直に言うと、
どちらの丘も、
人はそれほど多くありませんでした。

観光地としては、
きっと物足りない日だったのだと
思います。

でも私は、
その静けさが心地よかった。

同じ景色でも、
待ち時間があって、
人の声にまぎれて見るのと、

自分の足音だけを聞きながら
見るのとでは、
入ってくるものが違う気がしたんです。

丘は、
急かしてきません。

「早く感動しろ」とも、
「ここで写真を撮れ」とも言ってこない。

ただ、
そこにあるだけ。

その放っておかれる感じが、
たぶん私には必要だったのだと思います。

おわりに

朝いちばんに出て、
丘を2か所歩いただけの午前でした。

ソフトクリームは食べられなかったし、
特別なことは何も起きていません。

それでも帰り道、
なんだか少し軽くなっていました。

みなさんは、
人の少ない場所と、
にぎわっている場所と、
どちらで心がほどけますか?

もしよければ、
コメント欄で教えてもらえませんか?

私はというと、毎回
「もう少し早く家を出ればよかった」と
つぶやきながら運転しています💦

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