スライド作りが早い人は、フォントで迷わない
色々な方のプレゼン資料作成の作業を後ろから見ていると、皆さん思いのほか時間を費やすいているのが「フォント選び」です。
「見やすいかな?」「おしゃれにしたいな…」ということを考えて様々なフォントの種類を試しているようです。
結論から言います。
フォントは、選んではいけません。決めておくのです!
この記事では、プレゼン資料におけるフォントの役割と、「迷わないためのルール設定」について解説します。
◆ なぜ“フォント選び”に時間をかけてはいけないのか?
フォントは、見た目の印象を大きく左右する要素です。だからこそ、「こだわらなきゃ」と感じる人は多いです。
しかし、資料作成の本質は内容設計と構成にあります!
逆に言えば、プレゼン資料作成は、「伝える内容を詰める」以外の場所に可能な限り時間を使わないことが質を上げるポイントとなるのです。
フォントやデザインで悩む時間は、伝えたいメッセージの明確化や、スライドの論理構造に回すべきです。
また、フォントにこだわるあまり、「伝える」ではなく「飾る」方向に進んでしまうと、
資料が「見栄え優先」になり、一見かっこいいけど何を伝えているのか分からない資料となる危険もあります。
◆ スライド作成が得意な人がフォントで迷わない理由
私は毎日のようにコンサルティング資料や研修資料などのプレゼン資料作成をしていますが、フォントで迷うことは一切ありません。
なぜなら、使うフォントをあらかじめ決めているからです。
なお、私はMeiryoのみを使うというルールを決めています。
そこに悩む時間があるなら、なるべく内容を詰めたいからです。
(なお、英語表記の「Meiryo」と、カタカナの「メイリオ」は別のフォントです。Meiryoの方が、メイリオより文字幅と行間が狭いです。)
このルールを一度決めてしまえば、毎回のフォント設定に迷いません。
全スライドで統一され、資料としての「信頼感」や「落ち着き」も生まれます。
◆ フォントは“自分なりのブランド”になる
資料のフォントを統一するというのは、言ってみれば「服装のスタイルを固定する」ようなものです。
スティーブジョブズは、服装を考える時間を仕事に使いたいとして、毎日同じ白いシャツを着ているというエピソードも本人から語られていましたが、それと同じですね。
毎回の選択を減らし、迷いをなくすことは、結果的に資料の質を上げることにつながります。
◆ では、どのフォントを使えばいいのか?
以下に、プレゼン資料に適したフォントを2つ紹介します。迷ったらこの中から選んで、一貫して使い続けることをおすすめします。
① 游ゴシック
スタイリッシュで画面映えする
「資料っぽさ」が出にくく、柔らかく伝えたいときにおすすめ
② Meiryo
可読性が非常に高く、文字が詰まりすぎない
スタイリッシュで、会議用・営業資料などでの使用に強い
ちなみに、Meiryoは、日本語の「明瞭」が語源であり、見やすさを重視したフォントとして開発されています。
上で記載している通り、「Meiryo」と「メイリオ」は別のフォントですので、両方試してみてもいいかもしれません!
【まとめ】 フォントは“考える”ものではなく“決めておく”もの
プレゼンは「伝える」ための行為です。
そのためには、いかに「伝える」内容について時間を費やすかが重要であり、見た目がきれいなスライドを作ることは主目的ではありません。
これはフォントの種類だけではなく、スライドのデザインやフォントのサイズなどにも言えることです。
皆さんも可能な限り自身のスライドルールを決めておき、悩む時間を減らしましょう!
それでは本日は以上となります。
それではまた!
