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あなたの給料は「誰かの借金」だった——12歳の少女が突きつけた、銀行システムの不都合な真実

プロローグ:真面目に働いているのに、なぜか楽にならない理由

毎月しっかり働いて、税金もきちんと納めて、それでも生活はちっとも楽にならない——そんな感覚を抱いたことはないでしょうか。

「景気が悪いから」「物価が上がっているから」。私たちはそう自分を納得させます。でも、もしその根本原因が、景気循環でも政治家の無能さでもなく、そもそもお金という仕組みそのものに仕込まれた「からくり」にあるとしたらどうでしょう。

この問いに真正面から切り込んだのが、カナダに住むたった12歳の少女、ビクトリア・グラントさんでした。彼女がある公開討論会のスピーチで語った内容は、世界中に衝撃を与え、瞬く間に拡散されました。子どもだからこそ持ちえた「なぜ?」というシンプルな疑問が、大人たちが見て見ぬふりをしてきた経済の急所を突いたのです。

今回はこの話題を軸に、私たちが学校でも会社でも決して教わることのない「お金の正体」について、少し踏み込んで、そして少し批判的にも掘り下げてみたいと思います。


第1章:「利息」だけで国が沈んでいくという恐怖

少女が指摘した数字は、単純ですが破壊力があります。カナダという国は、国の借金そのものを返すためだけでなく、その借金にかかる「利息」を支払うためだけに、1日あたり1億6000万ドル、年間で約600億ドルもの金額を使っているというのです。

これがどれほど異常なことか、想像してみてください。私たちが毎月せっせと納めている税金の一部は、道路の整備でも、学校の運営でも、病院の充実でもなく、すでに「借りたお金の利息」として、どこかに消えていく運命にあるということです。

しかも恐ろしいのは、この利息を払い終えても元本はほとんど減らず、また新たな借金を重ねなければならない構造になっている点です。雪だるま式に膨らむ借金と利息。これはまるで、終わりの見えない「死の誓約」を国全体が背負わされているようなものです。

実際、英語で住宅ローンを意味する「Mortgage」という単語の語源をたどると、古フランス語の ”Death Pledge”(死の誓約) に行き着くと言われています。家を買うために組むローンの語源が「死ぬまでの誓い」だったというのは、なんとも示唆的な話ではないでしょうか。


第2章:銀行は「何もないところ」からお金を作っている

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