禁煙の方法、禁煙によって生じる変化について
はじめまして。
このnoteでは喫煙者であった私が
・なぜ禁煙したのか
・どのように禁煙したのか
・禁煙による変化
等について記載する。
私が禁煙に成功したことを知った友人から禁煙のメソッドを教えて欲しいとの依頼を受け、せっかくなのでnoteにまとめることにした。
駄文、長文である上に多くのどうでもいい余談を挟みながらであるが、禁煙を考えている人、身近な人に禁煙してほしい人は是非参考にしてほしい。
前段:私が禁煙にいたるまで
プロフィール
まず禁煙について語る前に私のプロフィールを記載する。
名前 :taka
性別 :男性
年齢 :33歳
身長 :178cm
体重 :69kg(普通体型)
職業 :金融から転職⇒不動産
住居 :都内
家族 :独身
喫煙歴:13年(紙タバコ8年、加熱式タバコ5年)
本数 :8本/1日 酒の場では20本
禁煙歴:1年
喫煙のきっかけ
私が喫煙者となったきっかけは、メタラーの友人からの薦めであった。
学生時代、私は基本的に陰キャであったが、ヘヴィメタルやヒップホップをこよなく愛するタイプのサブカル型陰キャであった。
それらの音楽は世間のイメージどおり酒やタバコと相性が良かったため、同じくメタルを愛するJanne Da Arcのyasu似の友人から薦められ、当然のように私も酒を飲みタバコを吸うようになったのである。
そしてそれから10年以上、2022年初頭まで喫煙していた。

余談だが、私は高校時代までメタルとヒップホップこそ至高の音楽であり、流行りの音楽を聴くことはダサいとみなす中二病患者であった。
今ではすっかり完治しあいみょんやVaundy、ずとまよ等を嗜んでいる。
禁煙のきっかけ
健康と美容と婚活が禁煙に踏み切った理由である。
<健康>
一つ目の理由は健康への配慮だ。
転職後早々に急性扁桃腺炎となってしまった。
診察を受けた耳鼻咽喉科の女医からは
「扁桃腺弱いのに喫煙してる人たまにいるけど、マジでありえないからね」と冷たく言い放たれ、禁煙するきっかけの一つとなった。
私は扁桃腺が滅法弱く、季節の変わり目や睡眠不足時には高い確率で喉を腫らしてしまう。
罹患経験のある方なら分かると思うが、急性扁桃腺炎は極めて厄介な症状である。
熱が一気に40度近くまで上がり、痛みで食事は喉を通らない。
そしてなにより厄介なのが、完治まで1~2週間かかることである。
発症が年3回とすると、1年のうち3~6週間は体調不良ということだ。
喫煙習慣と向き合うにあたり、ただでさえ中途入社であり全力でキャッチアップすべき立場において、1年で3~6週間というロスはあまりにも大きいことを再認識した。
余談だが、私は毎年健康診断オールAで視力は両目1.5、持病もアレルギーも無く、扁桃腺を除いては比較的恵まれた健康体だが、最近花粉症を発症してしまい春先はずっと目のかゆみと鼻に苦しめられた。
実は喫煙者は花粉症にかかりにくくなるという研究結果があるらしい。どれほど信憑性のある研究かはわからないが。
<美容>
二つ目の理由は美容面である。
上記扁桃炎の罹患と時を同じくして、たまたま下記画像をTwitter上で発見し衝撃を受けた。
スモーカーズフェイスという、喫煙者にみられる独特の顔つきである。

調べれば調べるほど、喫煙が肌や髪へダメージを与えること、そして老化を劇的に加速させてしまうことがはっきりと証明されていることがわかった。
もし自分が喫煙者でなかったらイケメンになれていたのではないか?
そう考えるとただただ悔恨の念に堪えない。
しかし救いがあるのは、この症状は禁煙により改善するということだ。喫煙期間にもよるが、私は10数年なのでまだ取り返しのつくタイミングらしい。
まだイケメンになるチャンスはある。
余談だが、場末のバーやスナックで見る40代以降の女性喫煙者の顔はみな似ている(目じりのしわ、口周りのしわ、顔色が悪い、唇が紫がかっている、歯茎が黒ずんでいる)と思わないだろうか。
これはスモーカーズフェイスは男性より女性に顕著に現れることが原因らしい。
有名な例ではオードリー・ヘップバーンである。

晩年は典型的なスモーカーズフェイスになってしまっていた。
絶世の美女でも喫煙のダメージからは逃れられなかったのだ。
<婚活>
三つ目の理由は婚活である。
私は29歳で婚約破棄(深くは書かないが)し、満を持してマッチングアプリに参入したのだが、世の婚活女子たちからの喫煙者への目線は想像以上に厳しいものであることに気づいた。
たとえばプロフィールの喫煙/非喫煙の欄に、正直に「吸う」やら「吸う(電子タバコ)」などとしようものならそれだけで足切りされる。

「非喫煙者の前では吸わない」も当然NGだ。
ちなみに喫煙者が言う「非喫煙者の前では吸わない」はほぼ確実に嘘で、慣れてくると平気な顔で吸い始めるので信用してはならない。
以前の私である。
もちろん「相手が嫌ならやめる」も当然嘘である。
これも以前の私だ。
↓図は某結婚相談所によるアンケートである。私の対象となるのは主に20代30代かと思われるが、なんと60%以上が恋愛対象にならないと回答している。

つまり喫煙者というだけで圧倒的にモテない。
私は婚活市場においてはそこまで悪い物件ではないはず(と自分では信じている)なのだが、喫煙者というだけでいったいどれだけのチャンスを逃してきたのか?
そう考えると心が痛む。
31歳頃までは禁煙せずに相手を見つけるよう粘っていたが、32歳を迎えたころさすがにそろそろやばいと思い、前述の健康や美容によるきっかけもあり、ようやく禁煙を決心するにいたったのである。
余談だが、喫煙者ということで逆に意気投合する女性も何人かいたものの、正直付き合いたいと思う女性はいなかった
(ほとんどがハードなメンヘラだった)。
ここからは、具体的な禁煙の方法や禁煙による変化について記載する。
本編:禁煙の方法
前置きが長くなったが、私の経験から効果のあった禁煙方法を5つ挙げる。
革新的なものではないが、すべて非常に効果的であったので是非参考にしてほしい。
① 禁煙の目的を明確にする
まずは禁煙に対するモチベーションを上げるため、目的を明確にすること。ここがブレるとなんやかんや言い訳をして禁煙が続かない。
医者からの明確なドクターストップは分かりやすいが、そもそもドクターストップをかけられる時点でやや手遅れ感もあるので、できれば健康トラブルが発現する前に別の理由で禁煙したほうがよい。
私の場合は前述のとおり「健康(というか扁桃炎)」「美容」「婚活」の三本柱である。
なんとなくで禁煙できるほど喫煙者は意思が強い生き物ではないことを自覚せよ。
② タバコを捨てる
初日にタバコをすべて捨てること。
そんなの簡単だ、と思われるかもしれないが、それは紙タバコ派の言い分であり、私のように最新型のiQOS(9,000円)を使用していた喫煙者にとってはなかなかの思い切りが必要である。
メルカリで売っても良い。
要は視界にタバコが入らないようにするのだ。
喫煙者は心が弱い生き物なので、目の前に誘惑があればすぐ飛びついてしまう。
手元からタバコを無くすことによって、吸うためのハードル(=わざわざコンビニに買いに行かなくてはならない)を上げるのだ。
余談だが、これはスマホ依存にも同じことが言える。
あなたがTwitterを見すぎていると感じるのなら、まずはスマホの電源を切り、鞄の奥底にしまうことから始めてほしい。
するとTwitterを見るまでに鞄を漁り、電源を入れなければならないというハードルが生じる。結果としてあなたのスクリーンタイムは劇的に短縮されるはずだ。
③ 喫煙可能な店に行かない
これは②と同じ理由である。
目の前でプカプカと吸っている人を見るとどうしても吸いたくなってしまうため、飲みに行く際は喫煙可能店舗を避けること。
なお条例により都内では多くの飲食店が禁煙となったため、これは比較的容易に回避できる。
鬼門はスナックやキャバクラ、ガールズバーなどである。向こうからタバコを吸うか訊いてくるし、最悪タバコを常備している店もある。
仕事の付き合いでどうしても、ということが無ければ絶対に近づいてはならない。
私は幸いそもそもそういった店にはあまり興味が無く、転職後は仕事上での必要も無くなったため完全にシャットアウトできた。
余談だが、上野や新橋、池袋あたりのしょうもない居酒屋は喫煙可な店が未だに多く、歩いているとキャッチが「お席でタバコ吸えます!!」と声をかけてくるが、はっきり言って喫煙可をウリにしている時点でゴミ居酒屋なので一生無視して良い。
④ 公言する
禁煙する意思を固めたのなら、禁煙することを周囲に公言しよう。
もしあなたが禁煙を失敗すると「ああこの人は意思の弱い人間なんだな」と思われ雑魚認定されてしまうため、嫌でも禁煙を継続することになる。
すなわち背水の陣である。
禁煙を妨害してくる悪友は一定数存在するが、そういう人には「本気で禁煙しているから邪魔をしないで欲しい」旨を伝え、それでもなお薦めてくる者は今後もあなたの人生の足を引っ張る可能性があるので距離を置いたほうが良い。
⑤ 運動する
運動習慣を身につけること。
私は筋トレとジョギングを始めた。これは禁煙のため、というより単純にボディメイクに興味があったので始めたのだが、効果覿面であった。
特に効果があったのはジョギング。
これは理由はとてもシンプルで、しっかりと走った後は辛すぎてタバコを吸う余裕など無いからである。
喫煙者の多くは肺機能が弱っているため走るのはかなりの苦痛だろうが、まずは2km程度から始めるとよい。走り終わったあとは呼吸するのに精いっぱいで、タバコのことなど微塵も頭をよぎらないはずだ。
また、運動習慣が身につくと健康意識が高まり、喫煙することがアホらしくなるという副次的な効果もある。
余談だが、ランナーやトレーニー等、日常的にフィットネスやスポーツには勤しむ層にはほとんど喫煙者はいないはずだが、唯一登山に限ってはなぜか喫煙者が多い傾向がある。
この理由は、登山の年齢層が高いこともあるが、なにより山頂で吸うタバコは平地の2倍くらい美味しいからだろう。
私も20代で登山にハマり富士山、北アルプス(奥穂高)、中央アルプス、金峰山等々のめぼしい山々を踏破した経験があるが、なぜか標高が高ければ高いほどタバコが美味しいのだ。
理由は不明である。

以上5点が私の実践した禁煙の方法である。ぜひ試して欲しい。
禁煙による変化その1
続いて、禁煙によってどのような変化が起きたのかを記載したい。
まず私の目的は「健康」「美容」「婚活」であったため、その3点から述べる。
① 健康
齢33にして人生で最高に体調が良いのを感じている。
特に喉や鼻のトラブルが極端に減った。これだけでも禁煙の凄まじいメリットである。
ただ、今現在健康トラブルを抱えていない人(特に20代)が禁煙により明確な健康効果を感じられるかは分からない。そのような方は違った目的を掲げるほうが良いかもしれない。
② 美容
肌や髪は明らかに綺麗になったのだが、これが禁煙の効果なのか、運動習慣の効果なのかははっきりとは分からなかった。個人的にはプロテインが一番効いたと感じる。
ただ禁煙と運動はある意味セットのようなものなので、どちらが効いたのだとしても結果オーライである。
③ 婚活
明らかにプラスに働いた。
会える人数が圧倒的に増えたし、相手に対する印象もだいぶ違っているはずだ。
前述のアンケートのとおり、10~20代の爛れた恋愛とは異なり、婚活においては非喫煙者より喫煙者を好む女性は極めて少数であるため、婚活するのならば今すぐ禁煙すべきだと確信した。
また、禁煙後に出来た彼女からは『禁煙成功した人初めてみた!メンタル強い!!格好良い!!!』とベタ褒めされた(その後違う理由でフラれたが)。
禁煙による変化その2
ここからはその他の変化について記載していく。
それは必ずしもメリットだけではなかったが、やはりプラスの面のほうが圧倒的に大きかった。以下、個人の感想ではあるが、参考としてもらいたい。
① 金銭
この点については言わずもがなメリットしかなかった。禁煙ウォッチというアプリがあり、これを使うと禁煙により浮いた金額が表示されるので定期的に確認するのを薦める。

人生が変わる金額が浮くわけではないし、禁煙によって贅沢できるようになるなんてことはないが、「わざわざ金を支払ってせっせと有害物質を吸収する俺ってどれだけ馬鹿だったんだ?」という思考になる。
余談だが、喫煙者は高いタバコ税を払っているから偉い、というのは全くの詭弁だ。
タバコによって生じる社会負担(主に医療面)のほうが圧倒的に大きいのでむしろマイナスである。
そもそもニコチンの奴隷ごときが偉いわけがない。
② 時間
これもメリットしかない。毎日の時間(特に朝)に余裕が生まれた。
例えば私は日に8本ほど吸っていたので、1本5分とすると8本*5分で毎日40分を喫煙に捧げていたのだから、当然である。
そして喫煙にかかる時間というのは単純にタバコを吸っている時間だけではなく、喫煙所への往復時間、喫煙所を探す時間、タバコを買いに行く時間等々、実はこまごまと時間を使っているため、実質毎日1時間は失っていたのだろう。
余談だが、ランチタイムの都心の喫煙所は混雑しており並ぶこともしばしばあるが、あれほどみじめな大人の姿は無いと感じる。
スモーカーズフェイスがぞろぞろと並ぶ様など見ていられない。パチンコに朝イチで並んでいる層と同じである。
だからといって、路上で吸うなどもってのほかである。『私は意思が弱い人間です、ニコチンの奴隷です』と公言しているに等しいということを自覚してほしい。
タバコを吸うなら格好良くバーで吸ってくれ。
③ メンタル
あれだけ日々吸っていたタバコをすっぱりと止められたという、己の意思力に対する自己肯定感の高まりを感じた。
また喫煙によるうつ病やパニック障害、不安障害等のメンタル疾患への悪影響は研究結果により明らかにされているため、予防的な意味でもメリットがあった。
④ 人間関係
これはメリットデメリット両面がある。
メリットとしては、様々な知り合いから『意思の強い男』認定をされ評価が上がったことである。
冷静に考えると元々吸っていない人の方が明らかに偉いのだが、なぜか褒められる。
不良が更生するとやたら持ち上げられるのと同じ理論である。禁煙を考えている方は、これをチャンスだと思ってほしい。

デメリットは一部の人間関係が薄くなったことである。
特に職場の上司や取引先などと喫煙所でのコミュニケーション(タバコミュニケーション)をしていた場合はデメリットとなる。
私の職場はそもそも喫煙所が無かったのでその点は問題なかったが、プライベートで通っていた地元のバー(喫煙可)に行く回数が激減したため、バーの常連たちとの人間関係は薄くなってしまった。
いつか禁煙バーになったらまた通おうと思っている。
以上が私の感じた禁煙による変化である。
おわりに
結論として、やはり禁煙して良かったと思う。
いくつかのデメリットを考慮しても余りあるメリットを享受している。
もっとも、喫煙は百害あって一利なしというのは言い過ぎで、二利くらいはある。それは喫煙所のコミュニケーションに利用できたり、ふと考え事をするのに効果的だったりすることである。
人によってはその二利が重要であるかもしれないため、全喫煙者が禁煙すべきとは思わない。
しかし問題なのは、喫煙者の多くはそのメリットとデメリットを客観的に比較衡量できていないということだ。
人は信じたいものを信じる生き物だ。誰しも確証バイアスを持ち、都合の良い情報ばかりを集めてしまう。
そうすると、
「うちのおじいちゃんはタバコを吸っていたけど、100歳まで長生きしたぞ!!」
などという、論理性のかけらもない反論でもって喫煙をやめない理由としてしまう。
禁煙するしないにかかわらず、喫煙とはなんなのか、あなたがせっせと取り込んでいるその煙はどんな作用があるのか、そもそもあなたはなぜ喫煙しているのか、改めて整理することだ。
それでもなお喫煙を選ぶのであればそれで良いと思う。
だがもし禁煙したいと少しでも思ったのであれば、このnoteがその一助となれば幸いである。
まずはタバコを捨てるところから始めてほしい。
あとがき
駄文かつ長文にもかかわらず、ここまで読み進めていただいた方々には感謝の意を表したい。
あなたの禁煙、またはあなたの近しい人の禁煙が上手くいくことを願っている。
ちなみに婚活は上手くいっていない。禁煙に過度な期待をしてはならない。
