雑談:ホテル業の風向きは一夜で変わる。リーマンショックで学んだ事ー取る電話、取る電話全てキャンセルの悪夢
こんにちは!個人投資家で元ホテルマンのTAKA Chanです。
リーマンショックの頃、私は宴会のホテル法人営業にいました。
あのときのキャンセルは、正直、尋常ではありません。
宿泊だけではありません。
宴会もです。
取る電話、取る電話、全部キャンセル。
「出張がなくなりました」
「決まっていた宴会を白紙にしたい」
「海外からの来日予定がなくなりました」
「会社方針で延期になりました」
昨日まで入っていた予約が、次々に消えていく。
予約台帳の数字が削られていく。
笑えません。
あの感覚は、今でも鮮明に覚えています。
大手企業の案件でも止まる
当時は円高も急激に進み、インバウンドにも逆風が吹きました。
日本の輸出系企業の案件も、急に慎重になる。
注釈:為替の影響は続き、2008年平均は1ドル約103円、2009年は約93円、2010年は約87円台まで円高方向で、影響は結構長かったように感じます。
いわゆる日本でいうプレミアム企業の案件でも関係ありません。
「大手だから大丈夫」
「有名企業だから予定通り」
そんな甘い話ではありません。
風向きが変わると、企業は一気に守りに入ります。
出張、宴会、研修、表彰式、レセプション。
まず削られるところから、静かに消えていく。
ぶっちゃけ、少し怖かったです。
予約と売上は違う
ホテル営業時代に強く感じたことがあります。
予約が入っていることと、売上になることは違う。
これは投資でも同じです。
「成長するはず」
「需要は強いはず」
「市場規模は大きいはず」
「このテーマは長期で伸びるはず」
全部、間違いとは言いません。
でも、「はず」はキャンセルされることがあります。
ホテルでは、予約が消えれば売上が消える。
株式市場では、期待が消えれば株価が下がる。
きれいに言えば、期待値の修正。
現場の言葉で言えば、「話が飛んだ」です。
個人投資家こそ防御が必要
さて、個人投資家になってから、私はいつも防御を意識しています。
防御とは、全部を現金にすることではありません。
暴落を毎回当てることでもない。
もっと地味な話です。
生活防衛資金を置く。
信用取引を使いすぎない。
1銘柄に資金を寄せすぎない。
テーマ株だけで固めない。
コア資産とサテライト投資を分ける。
このくらいのことです。
でも、この地味な設計がないと、風向きが変わった瞬間に苦しくなります。
強気相場ほど、守りを忘れない
相場が良いときほど、人は攻めたくなります。
私も同じです。
AI、半導体、IPO、データセンター。
強いテーマを見ると、つい気になりますよね?
ただ、私はそこで一度考えます。
今の保有比率で30%以上下がってもぐっすり眠れるか。
個別株が半分以下になっても生活に影響はないか。
円高に振れたらどうするか。
米国株が数年横ばいでも続けられるか。
ここを考えずに攻めると、下落時に手が震えます。
風向きは一夜で変わる
リーマンショック時のホテル現場で、私はそれを見ました。
大きな会社でも止まる。
華やかな宴会でも消える。
海外ゲストの予約も飛ぶ。
昨日までの空気が、翌日には別物になる瞬間…
株式市場でも同じです。
投資家が期待をキャンセルする。
企業が投資計画をキャンセルする。
消費者が高額支出をキャンセルする。
市場が高いバリュエーションをキャンセルする。
風向きは、一夜にして変わる。
だからこそ、個人投資家はいつも防御を意識した方がいい。
弱気になるためではありません。
長く市場に残るためです。
今回のブログは、決して投資推奨ではありません。
ただの元ホテルマン投資家の実感です。
でも、相場が明るいときほど、私はこの記憶を思い出します。
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