Name-私の名前-
13歳でキリスト教の洗礼を受けたとき、牧師先生が、私に洗礼名をつけてくださった。通っていた教会はプロテスタント教会であったので、カトリックとは違い、本来は洗礼名など要らないし、つけない。
しかし、ユーモアにあふれていた牧師先生は「せっかくだから、もうひとつの名前をつけちゃいましょ!」
かくして私に『リベカ』(英語名:レベッカ)という名が与えられた。
『リベカ』は聖書に出てくる女性から取ったものだ。聖書の中のその人は、見目麗しい顔立ちで、知恵もあって機転が利き、そのうえ、心やさしい人物である。私を『リベカ』と名付けたのは、そういう女性になってほしいとの牧師先生の願いが込められた名であったのではなかろうか。
恐れ多い名をいただいたわけだが、今もって洗礼名のリベカという、”もうひとつの名前”を、このうえなく愛おしく思っている。
さて、”もうひとつの名”があるということは、もちろん、”本名”があるということだ。それが『美穂』。
『美穂』という本名も「この名前でうれしい」と気に入っている。美穂という名は「美しく、豊かな実りをもたらす」といった意味だ。
ところで、音楽グループに『ゴダイゴ』というバンドがいるのをご存知の方々もおられるだろう。「モンキーマジック」、「ガンダーラ」、アニメ「銀河鉄道999」のテーマソングなどのヒット曲を持つ。そんなゴダイゴの曲の中に「ビューティフル・ネーム」という曲もある。私にとってはこの「ビューティフル・ネーム」の歌詞がとても印象的で、いつも心にある歌でもある。♬……名前、それは燃える生命(いのち)……♬のフレーズが特に大好きだ。
本名の『美穂』にしても、洗礼名の『リベカ』にしても、せっかくの名前。名前というものが”燃える生命”なのであれば、ふたつの名前を持つ私だからこそ、もっともっと、この「いのち」をたいせつに、燃える情熱あふれて生きてゆきたいと思わされている。
