UGREEN NASync DH2300レビュー|「NASって難しそう」を覆す、スマホ完結の自分専用クラウド
ガジェットブロガーのタカヒロです。
「スマホの写真がいっぱいで、iCloudやGoogleフォトに毎月課金している」「クラウドストレージの値上げがちょっとしんどい」──そんな悩みを抱えている人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
僕もずっとその一人でした。
NASという選択肢が頭にあっても、「設定が難しそう」「専門知識がないと使いこなせなさそう」というイメージがあって、なかなか手を出せなかったんですよね。
でも今回紹介するUGREEN NASync DH2300は、そのハードルを見事に取り払ってくれた1台でした。
スマホをかざすだけでセットアップが完了し、月額課金なしで最大60TBの「自分だけのクラウド」を持てる。
この記事では、僕が実際に使ってみて感じたリアルな使い心地をお伝えします。
※本記事はUGREEN様から商品を提供いただき作成しています。
NASに興味はあるけど、いきなり高いのは怖い

NASって、調べれば調べるほど「良さそうだな」と思うんですよね。
長期的に見ればクラウドより安く済むし、自分のデータを自分で管理できる安心感もある。
でも、いざ買おうとすると本体だけで5万円近くするモデルが多くて、そこにNAS用HDDを2台そろえるとなかなかの出費になります。
「興味はあるけど、いきなりそこまで出すのは怖い」という気持ち、よくわかります。
そんな人にぴったりなのが、このDH2300というわけです。
初心者でも迷わず扱える操作性はそのままに、機能を絞って価格を抑えたエントリーモデルです。
「最初の1台」としては理想的な立ち位置だと感じました。
スマホをかざすだけで、約5分でセットアップ完了

このNASの魅力を一言で表すなら、「圧倒的なとっつきやすさ」です。
本体前面にNFC検知領域があって、スマホをかざすだけで専用アプリのダウンロードが始まります。
そこからWi-Fi接続、初期設定まで、すべてスマホの画面に従っていくだけ。
従来のNASだと、まずIPアドレスを調べて、ブラウザからアクセスして、複雑なネットワーク設定をして…という手順が必要でした。
DH2300なら、HDDの取り付け時間を除けば約5分で基本設定が完了します。
「NASはパソコンに詳しくないと無理」という思い込みを、見事に覆してくれました。
独自OS「UGOS Pro」の専用アプリを入れておけば、Wi-Fi環境下でスマホ内の写真や動画を自動的にNASへバックアップしてくれるのも便利です。
いちいち手動で転送する必要がないのは、想像以上に快適でした。
AI機能が思った以上に賢い

個人的に気に入っているのが、AI機能による自動分類です。
DH2300には6 TOPS NPU(AI処理専用プロセッサ)が搭載されていて、保存された写真を「人物(顔認識)」「シーン」「場所」などで自動整理してくれます。
「あの時の写真どこだっけ?」と探すストレスから解放されるのは、地味にありがたいポイント。
家族で使っていると、「お父さんの写真」「子どもの写真」みたいなアルバムが自動で完成していきます。
Googleフォトの便利機能をローカルで再現できている感覚ですね。
リビングのテレビで、撮ったその日に動画を見られる

もうひとつ意外と便利だったのが、HDMI出力機能です。
背面にHDMI 2.0ポートを搭載していて、テレビやモニターに直接4K 60Hz出力ができます。
つまり、NAS内の動画をFire TV Stickなどを介さずに大画面で再生できるわけです。
子どもの運動会の動画を撮ったその日に、リビングのテレビで家族みんなで見る…なんて使い方が簡単にできます。
消費電力も待機時約9.5W、アクセス時でも13W前後と省エネ設計。
ファンも静音で、PC横に置いて使っていますが、動作音はほとんど気になりません。
デザインも高級感のあるシルバーメタリックで、「いかにもNAS」という機械感がないのも好印象でした。
正直に言うと、物足りない部分もある
ここまで良いところを書いてきましたが、気になる点もいくつかあります。
まず、メモリは4GB固定で増設ができません。
ネットワークポートも1GbE(ギガビット)止まりなので、Dockerや仮想マシンといった高度な使い方には向いていません。
SDカードスロットも非搭載なので、カメラで撮った写真を取り込むには一度PCやスマホを経由するか、カードリーダーを用意する必要があります。
また、SynologyやQNAPといった老舗メーカーと比べると、サードパーティ製アプリのラインナップが少なく、「あれもこれもカスタマイズしたい」という人には物足りないかもしれません。
ここら辺が気になった方は上位モデルのDXP2800などを検討するのがおすすめ。

そしてこれはNAS共通の話ですが、本体とは別にHDDを用意する必要があります。
データ保護のためにRAID 1(ミラーリング)運用が基本なので、「本体+HDD 2台」の予算は最初から見込んでおいたほうがいいでしょう。
ただ、裏を返せば「写真や動画を保存して、家族で共有したい」というシンプルな用途にはこれで十分ということ。
エントリーモデルとして、ちょうどいいバランスだと思います。

こんな人に向いている
実際に使ってみて、DH2300は以下のような使い方に向いていると感じました。
家族全員のスマホ写真を自動でバックアップしたい
iCloudやGoogle Oneの月額課金から解放されたい
子どもの動画を撮ったその日にテレビで見たい
在宅ワークでPC↔スマホ間のファイル管理を楽にしたい
NASに興味はあるけど、難しそうで手を出せなかった
逆に、「Dockerでサービスを動かしたい」「10GbEで爆速転送したい」という人は、最初から上位モデルを検討したほうがいいでしょう。
まとめ:「借りるストレージ」から「持つストレージ」へ

UGREEN NASync DH2300は、「NASは難しそう」という先入観を取り払ってくれる1台でした。
スマホをかざすだけでセットアップが完了し、月額課金なしで最大60TBの自分専用クラウドを持てる。
AI機能で写真を自動整理してくれるし、撮った動画をその日のうちにテレビで見ることもできる。
もちろん上位モデルに比べると拡張性は限られますが、「スマホの写真をバックアップして、家族と共有したい」という用途には十分すぎる性能です。
「借りるストレージ」から「持つストレージ」へ。その第一歩として、これ以上ない選択肢だと思います。
本記事は、以下のブログ記事をベースに書き直したものです。くわしくはブログ記事も見てね!
