邪宗門(上)の難しい言葉 23
続きです。
「カイネック」
「カイネックと呼ばれる母系制」という使われ方をしていましたが、検索しても全然引っかかりませんでした。どうしようもないのでGeminiさんに訊いてみました。高橋和巳の『邪宗門』において、この言葉は主に「ケニア(東アフリカ)のキクユ族」などの文脈、あるいは特定の民族誌における「母系制・母族」を指す言葉、あるいは作中の宗教団体(ひのみち)の独自の教義・用語として登場するということでした。。
「ぺネイネイ」
こちらもGeminiさんによれば、前回も登場した「ナンマルキー」と同じミクロネシアはポナペ島の言葉で、母方の親族・血縁集団、あるいは女性たちを指す言葉だそうです。
「チャモロ族」
ミクロネシアのマリアナ諸島の先住民で独自の文化と母系社会を持つ民族のこと。
「玳瑁」
「たいまい」と読み、亀の一種。昔、図鑑で「タイマイ」という亀を見た記憶がありますが、こんなところで漢字に出くわすとは思いもしませんでした。
「フランベジャ」
慢性の外観の損傷や衰弱を伴う子供の感染症。皮膚、骨及び軟骨に障害をもたらすそうです。本文ではこの表記ですが、Framboesiaというスペルで、フランベジア(日本語では熱帯イチゴ腫)と読むのが一般的なようです。
「塔頭」
「たっちゅう」と読み、禅宗寺院で、祖師や門徒高僧の死後、その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔や庵などの少院。
「甍」
「いらか」と読み、屋根の大棟。また、棟瓦。そういえば童謡の「鯉のぼり」(「屋根より高い)ではない方)は「甍の波と雲の波」で始まりますが、屋根瓦を波に見立てて「甍の波」と歌っているとのことでした。
「掛錫」
「かしゃく」と読み、行脚の禅僧が、僧堂に滞在して修行すること。転じて、僧堂に籍を置いて修行すること。
「顚覆」
「てんぷく」と読み、船や車両がひっくり返ること。政府などの組織が滅びること。「転覆」も同じ意味だそうです。
「久参」
「きゅうさん」と読み、長い間修行している人。
「結跏趺坐」
「けっかふざ」と読み、仏教とヨーガにある瞑想する際の座法。「趺」は足の甲のことで、「結」は趺を交差させ、「跏」は反対の足の太ももに乗せること。あちこち固いので出来なそうです。
「法界定印」
「ほっかいじょういん」と読み、坐禅の際、両手を重ね、親指を軽く触れ合わせて楕円を作る形のこと。「坐禅において宇宙と自己の関係を象徴する小さな宇宙」という解説がありましたが、字面だけ追って深入りしないでおきます。
続きます。
