「明石元二郎」の難しい言葉 4
続きです。
「愁眉を開く」
「しゅうびをひらく」と読み、「愁眉」は心配そうな顔つきという意味ですが、「愁眉を開く」は、心配が無くなってほっとした顔つきになるという意味になります。
「海神」
振り仮名がなかったので「かいしん」と読むのが一般的でしょう。しかし「海神」とかいて「わたつみ」とも読むようです。「綿津見神」とも書き、こちらが日本神話に登場する海を司る神様です。また「大綿津見神(おおわたつみのかみ)」、「少童命(わたつみのみこと)」、「海神豊玉彦(わたつみとよたまひこ)」とも呼ばれるようです。「きけ、わだつみの声」は「わだつみ」ですが、こちらも「海神」から来ているようです。
「反間」
「はんかん」と読み、敵の内部に入り込んで、敵情を味方に知らせたり、敵を混乱させたりすること。
「監視哨」
「かんししょう」と読み、敵の動静を見張る場所。また、見張りをする兵。
「宋襄の仁」
「そうじょうのじん」と読み、つまらない情けをかけて酷い目に遭うこと。宋の襄公が楚と戦ったとき、公子の目夷が敵が陣を敷かないうちに攻めようと進言したが、襄公が困っているときに苦しめてはいけないと言って敵に情けをかけたため負けてしまったことからきた故事成語。
「長蛇を逸した」
「ちょうだをいっした」と読み、惜しい獲物を捕らえそこなう。大物を惜しくもとり逃がすという意味。
「凄愴切々」
「せいそうせつせつ」と読み、「凄愴」は悲しみいたむこと。また、非常にいたましいさま。「切々」は、心に強く迫るさま。また、心のこもっているさま。痛ましい状況が強く心に迫ってくる様子を表しているのでしょう。
「腰組纏綿」
「ようそてんめん」と振り仮名がありました。しかし、「腰組」は単体だと建築用語で「こしぐみ」と読み、縁などの張り出した部分を支える組み物のことで、楼門や塔の上層の縁に見ることができるそうです。「纏綿」は、まといついて離れにくいさま、愛情深くこまやかなさま。この二つをうまく組み合わせるというのもなんとも難しいところです。
振り仮名も含めてGeminiさんに訊いてみると「腰組」を「ようそ」と読ませるのは「要素」の当て字ではないかということでした。組織を構成する個々のメンバーが、お互いの利害や思惑で複雑に絡み合っているという意味ではないかということでした。前後関係なども確認してみたいところですが、ひとまずGeminiさんの意見を採用したいと思います。
「通暁」
「つうぎょう」と読み、夜を通じて明け方に至ること。夜通し。徹夜。また、ある分野についてたいへん詳しく知っていること。
「聳立てる」
「そばだてる」と読み、高くそびえたたせる、斜めにする、注意力を集中させる。「欹てる」、「峙てる」、「聳てる」、「攲てる」「側だてる」と多くの書き方があります。
「誘殺」
「ゆうさつ」と読み、おびき寄せて殺すこと。
以上で「明石元二郎」は終了です。これくらいで収まってくれると良いですね。私のレベルが上がって行けば、少なく収まっていくはずなのですが、そう上手くいくのかどうかは分かりません。
