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人間は良くも悪くも「慣れる」生き物。ということは...

3.20、3.24追記あり
ふと思いついて約1年前2024年の3月今頃の「走る」記録のインスタをみた。
そこにはたった2.2キロを走れるようになって喜んでいる自分がいた。

(記録取るのはやっぱりこんなとき便利だな…)
それから10倍の距離を走れるようになった。

(あ、正確には2ヶ月休んだら2キロ走るのもきつくなってて、いま20キロを普通に走れるかはわからないけど)

走れなかった人間が走れるようになったのも、慣れを積極的に取り入れたおかげもある。2023年11月から「毎日5分歩く」からスタートして、行動に慣れていった。

走ることが良い習慣なのかどうかは別として、「頭でできないと思ってても体ができるようになる」という人体実験の結果として「できる」ことがわかった。つまり
「やれば、できる」が証明された、と思った。

ここからは悪習の話。

教育熱心でありこどもたちのためを思って自らすべての教員免許を取得して、走る挑戦もすごかった知人がいる。経営者としての一面はあまり知らなかったが仕事の関係の会でご一緒していたこともあり補助金の不正利用などで大変な騒ぎになっており、記事を読むたびに、自分のリアクションに困る。「なぜ…?この人が…?」と。正直今も困惑している。そこにも「一回やってバレなかった…じゃあ…もう一回…」という、悪いことに「慣れてしまう」問題があったのではないか、と思う。

話は飛ぶが・・・

「失敗の科学」という本を読んだ。

明日には帰宅できるほどの簡単な手術のはずだったはずなのに、幼い2人のこどもを残して37歳の妻を失った男がいた。懇願しても医者は「偶発的なことでいたしかたありませんでした」ぐらいで説明をしようとしない。詳細を明らかにするには、裁判をしないといけない。幸か不幸か、その男は、様々な業界のなかでも、原因究明と再発防止に取り組む業界「航空会社安全管理に携わる人間」だった。そこではすべての失敗がほぼ即時解明され、会社を超えて共有され、業界全体で再発防止につとめる仕組みが整っている。

読みながら医療業界と航空機業界との違いに愕然とした。
あ、本書ではアメリカの話です。

本では、みごとに、医療業界と航空業界の失敗に対する態度や考え方の違いを浮き彫りにし、それからは、司法のおかす「冤罪」という失敗など、切り口と語り口と内容が面白すぎて、かつ本当に勉強になった。

本で印象的だったのは・・・そんな航空業界でも、失敗の責任を個人につきつけるという過ちをおかした事例。現場をしらない弁護士などの追求、スキャンダル的な書き方をしたマスコミの世論操作も相まって、大事故を最小限に防いだはずのパイロットに有罪判決がおりた。人間的にも素晴らしい人だったというが、会社は彼を守ってくれなかったことに絶望し、会社をやめ、そして自死してしまう。

少し戻る。だれかが、なんらかの不正を働いていてそれが何年何年もばれずに敢行されていた場合、逆にいうと、「悪習」が許される仕組みが存在したということでもある。「悪習をふせぐ仕組みが機能していなかったこと」にも着目し、個人をせめたてること以上に、再発防止・事態収拾を図ることが大事だということではないかと思う。(この「失敗の科学」によると)

とはいえ、知人に関しては・・・私は詳細をおってないのでなんとも言えない。しかし法治国家なので法を犯したなら償い、再発防止のための対策を優先させてほしいな〜とは思う。

すべての業界が、航空業界の失敗に対するメンタリティーをコピればいいのにな、とちょっと思った。

私自身、悪習だらけの人間なので、もう自分に頼らず改善の仕組みを作ることに尽力したいと思っている。

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絵・人生・映画・那覇時々やんばる・妄想ビルの雑記  by 宮平貴子 Takako MIYAHIRA サポートをいただきありがとうございます。宮平の創作の糧となります。誰かの心に届くよう、書き続けたいと思います。