洒落たストリートにもオチありの Spring Day
桜見納めの時期になった今日、1年ぶりに会う友人とランチの約束をしている。
京都時代に同じバンドメンバーだった彼女とは、20歳くらいからの付き合いだ。
大学卒業後、彼女はグラフィックデザイナー、私はコピーライターとして同じ業界での道を歩み、似たような時期に上京したこともあって腐れ縁が続いている。
今でも会えばバカ話に花が咲くが、お互いに仕事や結婚生活、親の介護のことなど、なんとも話題が広がってしまった。年齢とは恐ろしい。

歩道が広いのでゆったり桜を愉しむ


★Before meeting 丸の内ブリックスクエアにて
さて、約束の場所に到着した。
ここは丸の内にある三菱一号館美術館。ビアズリー展のポスターとレンガが絶妙に合う。
待ち合わせ場所はこの美術館の裏手にある、丸の内ブリックスクエアだ。


ここはブリックスクエアの一号館広場。噴水と緑が美しい公園になっている。
奥に見えるレンガの建物が三菱一号館美術館。その対面にレストランやショップの入った丸の内ブリックスクエアがある。
せっかくだからゆったりしたいと、待ち合わせの30分前を目指して来た。
この一帯は、狭いながらも都会の異空間なのである。

都会には緑がない、憩いの場がないというけれど、そんなことはない。もっと広い公園はいっぱいあるし、なんだったら最近のビルは緑化計画も施されているほど。
ただ、人が多いのだ。どこにいっても人、人、人。
本来の自然と緑を満喫するならやっぱり郊外。少し足を伸ばせばいつだって享受できるのだから、文句はない。
ここ丸の内ブリックスクエア広場は、ランチ時が近づくにつれて人で溢れてくる。
11時過ぎの今だけだ、ゆったり過ごせるのは。

広場を背にブリックスクエアと空を見上げた。
背後の高層ビルとのミスマッチも都会の味と思えば、それはそれ。


モノクロにすると雰囲気が全然変わる

★Lunchtime Accident ランチの悲喜劇
待ち合わせ時間、友人と店前で合流した。
本日のランチはブリックスクエア1階のイタリアン「A16」。サンフランシスコで人気のイタリア料理店だそうだ。

挨拶もそこそこ、彼女はこの1年で身辺に変化が起きたと口火を切った。店に入る前から何やらデタラメに盛り上がる。
私たちはこれまで、自分に降りかかった不運や不幸を自慢のように話してきた。ここでは書けないような辛辣なエピソードだが、なぜかいつも爆笑に終わる。
話の悲惨さとは裏腹に、何がそんなに抱腹絶倒させるのか。
良い機会なので改めて考えてみた。
不運というのは誇張して語れば語るほど、とことん面白くなるようだ。
しかも幸せ自慢と違い、聴き手の食いつき具合が尋常じゃない。
もとより熱狂のステージが用意されているようなものなのだ。
これはエンタメと化してもおかしくない。
しかもお互い、特に彼女は降りかかる“事件”に対して超アグレッシブ。関わる人間や出来事も突拍子なく、ひたすらおかしい。
お互いにネタとして愉しみたい、笑い飛ばしたいという気持ちが大きいのだろう。いや実際、超一級のネタなんだし。
四半世紀越えの友人なんて、ブラックな笑いにまみれて当然である。
お互いの酸いも甘いも見ているわけだし。

今回もそんな感じで盛り上がりながら、ピザとパスタのランチセットを頼んでシェアした。
ピザはオーソドックスなマルゲリータだが、とにかくデカい。
パリッと薄い生地は私好み。生地が薄いせいか、ビッグサイズでもサクサクいける。


店は満員御礼で、店内スタッフの方々が忙しくテーブルからテーブルへと渡り歩く。サーブして下げて、注文訊いて。
我々のテーブルも、食べ終わったばかりの皿が瞬発でMs.スタッフに回収された。
素早い動きでテーブルがきれいに整理され、残りの料理が取りやすくなっている。この所作、まるでマジック。
素早い動きに反し、Ms.スタッフは余裕の笑顔で去っていく。
我々はおしゃべりに夢中で気づかなかったが、ランチライムの制限時間に近づいていたようだ。
混み合う人気店で長居は無用。などと書けばいかにもシャカシャカ食べさせられているようだが、実際は1時間以上居座っていた。
急いで残りの料理を片付けている我々に、Ms.スタッフが「慌てなくても大丈夫」みたいな笑顔を送ってくれた。ありがたや。

制限時間内に無事完食。ごちそうさまでした。

小洒落たパリの街並みみたい。
モノクロ加工の魔法?

★After lunch オシャレストリートの落とし穴
まだまだおしゃべりしようと、我々ふたりはカフェを求めて練り歩いた。


丸の内のブリック街路は一見オシャレを装っているが、突然とんでもハプニングに遭遇したりする。
この通りの先にも、それはあった。

雰囲気をぶち壊しにする、いや笑いの提供者である「薄毛隠しが上手な男たちの秘密のシャンプー」とは何なのか。
この大きな緑のボックスに格納されているならぜひ見てみたい。

このあと我々は、銀座並木通りあたりのカフェに落ちついてその日の会合を無事終えた。
予想通り愉しいひとときを過ごしたが、帰宅後に写真を見るとますます「秘密のシャンプー」が気になってくる。
下手な写真の撮り方をしているせいで、拡大しても商品名が読み取れない。
そこでこの曖昧写真をAIのGrok3に解析させたところ、INZEALというシャンプーであることが判明した。
Grok3クン、基本情報は教えてくれたが「もっと詳しく知りたきゃWEB検索しろ」とのたまうではないか。
オレに聞くだけじゃなく、アンタも自分でできることあるでしょ?
そんな感じなのだ、Grok3クンは。ツンデレならぬデレツン。
言われたとおり検索すると、INZEALはなかなかアグレッシブなサイトである。
毛髪理論も丁寧に書かれていて面白かった。
ご興味ある男性諸氏はぜひ検索を。
このシャンプー、男性専用だそうだから。

購入(ポストカード&額装)
Macモニタの横に置いて目の保養中
