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夫婦ゲンカ不可避な、マンゴーの切り分け問題勃発。

今年の初物、トロピカルな赤いマンゴー。芳醇な香り、溢れる果汁。優雅なデザートタイムになると思いきや、夫婦の意地汚い争奪戦が勃発しました。

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■マンゴーのカッティングをあなどることなかれ

この見事な赤くて大きなマンゴーは、限定予約していた佐賀の農家さんから送られてきたものです。丁重に箱詰めされた宝石のようなマンゴー2つ。夜のデザートタイムを彩るはずでした。

夕食をあっさりと済ませ、胃袋に充分な余裕と欲望を残しておくという前準備。上手に切り分けるため、庖丁を研ぎ直して挑むという心意気が、私と夫には備わっていました。

まず、今夜は1つ目を2人で分けます。大きいから充分でしょう。そう思いながらも甘くトロピカルな香りに、かぶりつきたい野生の本能が見え隠れします。

カッティング担当は夫です。料理なんか全然できないクセに、果物の皮むき技術は自称上級。マンゴーは縦3等分に切り分けます。両端2つが可食部で、真ん中は種のエリア。

が、あろうことか夫は真ん中を分厚く切り過ぎた! 食べる部分の両端が、貧相なくらい薄いじゃないか!

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■真ん中部分は誰のもの?

写真の黒い点線が、夫の切り分け。しかも太い真ん中部分、切ってみたら種は薄べったくて実がたっぷりの芳醇エリア!

「真ん中のとこ、私にちょうだい! 変な切り方した罰だからね」

「ダメダメ! マンゴーカットのルールに従うとオレの取り分」

夫がそう言いきり、説明書を突きつけました。

IMG_0001のコピー

反対側も同じ幅になるように、三枚におろします。種の部分は切った人がおいしく頂きましょう。

こう書かれています。

誰が認めるか、そんなもの! この下手くそカッティング野郎!

ちょっと(?)口汚いののしり合いを展開し、2人は庖丁を奪い合って種周りの果肉を奪取し、それぞれのフルーツ皿を隠すようにして食べ尽くしました。

最後、お皿になみなみと溢れた果汁を、人目はばからず一気に飲み干す。
行儀悪いけど今日だけご勘弁! 果肉の片鱗さえも濃いマンゴージュースです、ホント。

■苦い思い出を胸に、来年に夢を馳せる

残りはひとつ。次は絶対に後悔のない食べっぷりをしなければならない。もう失敗は許されません。

翌日、カッティングは私が担当しました。両端の可食部を分厚くし、種の真ん中を極限まで薄くすることに見事成功。それでも種周りにきらめく果肉が貼りついてます。ここは切った私のものでしょ、マンゴールールに従うと

「しゃぶれ、しゃぶれ」と笑いながらはやし立てる夫を横目に、本当にしゃぶってやりました。
所作は下品、されど味は一級品

とろけるような分厚い可食部は、ゆっくりゆっくり堪能しました。
ああ、麗しの絶品マンゴー。もう来年が楽しみです。




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