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プレイバックぬまづの宝100選─沼津アルプス─

このプレイバックシリーズでは、『ぬまづの宝100選』のひとつひとつを紹介しながら、けん玉片手に巡った当時の動画とともに振り返ります。あなたの気になる場所も、きっと見つかるはずです。


基本情報
─No.21「沼津アルプス」─


沼津アルプスは、沼津が誇るハイキングコースの一つ。市街地にほど近い「香貫山」から、南に向かって「横山」「徳倉山」「志下山」「小鷲頭山」「鷲頭山」「大平山」と続く7山7峠の山並です(志下と小鷲頭を除き、5山7峠と表現することもあります)。新日本百名山のひとつとなっています。

※旧100選では、No.22「沼津アルプス」のほか、No.25「香貫山」が単独で選定されていましたが、令和5年の改選によりひとつに統合されました。

初心者から愛好家まで


香貫山から南へ連なる山並みは「静浦山地」と総称されますが、香貫山から大平山までの7山7峠(※前述)を、地元の登山愛好会が整備し、「沼津アルプス」と名付けたそうです。
春は桜、秋は紅葉、そして一年を通じて駿河湾と沼津の街並みを望みながらの、開放的な登山を楽しむことができます。ところどころに見られる岩の様子からは、伊豆半島のなりたちや、火山体を感じることができます。

標高は、一番低い横山が183M、一番高い鷲頭山でも392Mで、低山と呼ばれていますが、アップダウンが多く、縦走した場合の合計の標高差は1000Mを超えるそうです。急斜面や鎖場も多いため、最低限の登山装備が必要です。

一方で、峠ごとに登山口が設けられています。縦走踏破の目安は6時間半と言われていますが、分割して登ったり、中断することもでき、時間や体力に合わせて楽しむこともしやすくなっています。

コース全体の紹介や解説は、以下のサイトで分かりやすく解説されていました。実際に訪れた際のルポもあり、雰囲気が伝わってきます。

皇室も愛した、沼津の海と山


平成26年2月13日(木曜日)に、天皇陛下(当時は皇太子)が沼津アルプスで登山を楽しまれています。沼津は、御用邸や学習院遊泳場など、皇室とのつながりも多い地ですが、沼津アルプスへ訪れた際には、「学習院沼津遊泳場から眺めることができ、一度登ってみたいと思っていた沼津アルプスに登ることができ、うれしく思っています」と感想を話されたそうです。

当時同行した、沼津市職員の方からも、天皇陛下の人柄を感じさせるエピソードが語られています。

見守り続け、世代をつなぐ稜線


沼津アルプスのうち特に横に長い徳倉山は、象が臥せっている姿に見えることから、地元では「象山」と呼ばれ続けています。象山を冠した施設や地名などもみられ、登らずとも、「世代を超えても変わらない風景」でありつづけることの大切さを考えさせられます。

沼津アルプスの道中には、平重衡が隠れ住んだといわれる中将岩や、太平洋戦争末期の機関銃座の跡地、ほかにもいくつかの祠があったりと、様々な世代の遺構が残されています。また、香貫山には戦没者を祀る慰霊平和塔(五重塔)や歌碑・石碑があり、人の想いをつなぐ場所であるといえます。

このように、歴史とともにあった沼津アルプスですが、現在においても、香貫山展望台には防災無線の電波塔を備えているなど、要所のひとつとして市民の生活を見守り続けています。

レンズ越しの記憶たち─けん玉とともに─


『沼津市民がぬまづの宝100選でけん玉の技百選に挑戦する動画』を振り返りながら、思い出を語ります。

香貫山香陵台の桜

(撮影日:令和2年4月11日)

沼津アルプスの最北端にあり、沼津市街地にほど近い香貫山は、沼津のシンボル的存在。千本松原や愛鷹山、市街地を一望できる眺望に加え、アクセスのしやすさや、193メートルという気軽な標高で、舗装整備も行き届いており、日常的に気軽に訪れることができます。中腹の香陵台までは、自動車で向かうこともできます。

改選前の旧100選では、No.26「香貫山香陵台の桜」が単独で選定されており、動画はそのスポットのために撮影したものです。沼津アルプス縦走が目的ではないため、香陵台へ自動車で向かいました。

撮影自体にはこれといったエピソードはないのですが、一番思い入れのある動画でもあります。

サムネイルにも採用している「THIS IS NUMAZU」のフレーズ、直訳すると「これが沼津だ!」という感じなのですが、もともとはかつて開催されていた「沼津自慢フェスタ」のキャッチコピー的なものです。香貫山から市街地を見下ろした風景が目に入ったとき、自然にそのフレーズが思い出され、ノリのよい娘に叫んでもらったのです。妙に気に入ってしまったので、その後の動画でもサウンドロゴ的に使うことになりました。

そして、コロナ過が本格化してきた頃であり、この動画を撮影したあと、100選めぐりは約1年間の休止状態となります。
家族で外出している様子を公開するのもはばかられる空気感があったため、動画の編集もせず放置、結果的にダラダラと時が経過し、実際に公開されたのは、1年が経過した再開直前の頃になりました。

北上ルート① 大平山・鷲頭山・小鷲頭山・志下山

(撮影日:令和4年10月29日)

100選めぐりも終盤に差し掛かったころ、意を決して縦走にチャレンジしました。帰りが楽なほうがいいな…ということで、南側から北上…多比から大平山へ向かい、香貫山を最後にするルートを選びました。

このルートの場合、最初に高めの標高まで登りきり、後半につれて下りが多くなっていきます。また、最終地点となる香貫山は、舗装ルートが多く、何度も訪れている場所であるため、気分的にも楽になるであろうと考えていたのです。

…が。

動画をみていただければわかりますが、約1名、途中から明らかにやる気をなくしており、想定時間内での踏破は不可能であると判断するにいたりました。志下坂峠から下山し、約半年後に後半に挑むことになります。

北上ルート② 徳倉山(象山)・横山・香貫山

(撮影日:令和5年3月21日)

沼津アルプス後半戦は、3月下旬、暖かくなってきたころの再開となりました。当初の目論見どおり、前半のルートに比べだいぶ楽勝だったような気がします。
動画の中では、旧100選で単独で選定されていた、No.25「香貫山」も含む形で撮影を行っています。奇しくも、3年前と同じ桜の季節の香貫山であったこと、そして、この踏破をもって「ぬまづの宝100選マスター(現在は100選学会学会長)」となる条件を満たすことになりました。
そんなわけで、撮影では、「THIS IS NUMAZU」のフレーズをオマージュしてみましたが、時の流れと子の成長を感じる映像になったと感じています。

もっと深みにハマりたい方へ


私自身の体験記や考察を記した同人誌『100からはじめる沼津沼!』オンライン配布版や、このnoteの詳しいご案内を、こちらの固定記事にまとめています。

「ぬまづの宝100選」全体の紹介や、チャレンジ要素のある「ぬまづの宝100選学会」については、沼津市公式サイトをご覧下さい。


※タイトル画像は、沼津市フォト&ムービーライブラリー提供です。
※プレイバックシリーズは、順不同での公開です。また、随時内容更新を行う可能性があります。

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