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アガベの巨匠にDMを送ったら友達になった

先日、アメリカから小包が届いた。

発送されたと聞いて荷物のトラッキングを毎日開いては2週間くらいソワソワしていたんだけど、実際は僕はこれが届くのをかれこれ1年くらいは待っていたかもしれない。

というのもですね、この小包が送られてくるまでにちょっとした話がありまして!



自分は植物の絵を描いているんだけど園芸家でもあって、自分のポリシーとして「種子から育てた植物しか持たない」というものがあるから、正直自分が種から育てた植物はあまり見栄えが良くない。というか小さいものが多い!

言っても園芸にハマってまだ7年程度だし、今みたいに管理鉢数2000鉢くらいに膨れ上がったのはここ数年なわけで、自分が心揺さぶられるようなかっこいい株は仕立て上げられていない!!

絵のモチーフにするってなると、やっぱりどっしりとしたフォルムや、長年少ない水と強い光で育てられた自生地の武骨な奴の方が絵になるわけで。

この自分の譲れないポリシーと、創作のクオリティとの狭間で揺れることがよくあるんです。


「あ~、いつか南アフリカ行きたいなぁ~」

「アメリカの乾燥地帯でコピアポアやアガベ見たいなぁ~」

なんて思いながらモチーフにしたくなるような画像をインスタで探していると、やたらとかっこいいアガベを庭先で育ててるイケオジがいるじゃないですか。

どうしても彼のアガベを描きたくて「あなたのアガベの絵を描きたいんですけど、お写真をつかわせてもらって良いですか?」ってDMして聞いちゃったんです。

すると

「ヘイ、ブラザー!!!モチロンだよ!俺のインスタにある写真は好きに使ってよ!」

ってメッセージがすぐに返ってきたんですね。

それがHidden Agaveのジェレミーさんとの出会いでした。

Hidden Agave の Jeremy Spathさん


ジェレミーさんは、アガベ愛好家の中では知らない人はいないのではないかという存在で、日本でも彼のハイブリッドアガベのファンはすごく多いです。

そんな知られた存在の彼にメッセージを送ってから、DMのやり取りを結構頻繁にするようになって、気が付けば「Hi my friend!」と呼び合う仲になっていました。

彼の園芸仲間たちからもちょくちょくやり取りをするようになって、ちょっとアガベばかりを描く時期が続いたりしました。


ジェレミーさんは自分の絵を気に入ってくれて、アガベのイラストを入れたグッズを購入してくれたりもして、私の中で気さくなレジェンドみたいな存在になっていたんですね。

私の描いたマグカップを使ってるジェレミーさんの奥様

最近描いたJeremyさんのイッヌとアガベ⇓⇓

ジェレミーさんからの提案


そんなある日、いつものように彼のアガベを絵のモチーフにお借りして絵を描き、彼に見せたときのこと。

こんなメッセージがジェレミーから届きました。


「今、アガベの本を執筆してるんだけど、君の絵を本に載せてもいいかな??」


何、、、、だと、、?


え、、、俺の絵を、、、レジェンドのアガベ本に載せる、、だと!???


絵を気に入ってくれてるんだろうなあとは思っていたんだけど、まさかアガベ界の超有名人の彼の著書に使ってくれるだなんて。。

もちろん二つ返事で「使って!!!」と返信したけど、心の底では「リップサービスだよね」と半信半疑でいたわけですよ。

絵を描いてもう長いけど、結構こういう申し出は受けてきてて、結局口約束だけで反故にされたりで期待した通りにならなかったことの方が多かったから。そうなたらいいな、って思いつつも期待はし過ぎない。


アガベ知らない人からしたらジェレミーさんって誰?って感じだと思うんだけど、ギター好きなら「エリック・クラプトン」だったり、マンガ好きだったら「鳥山明さん」みたいな存在だよ!?


そんなすごい人が自分の絵を著書に使うって、とても嬉しいけど内心ホントかなぁと思ったわけです。


少し期待しつつも、ジェレミーが著書のsecond edition制作中ということで、出版したら欲しいなぁと思いながら1年ほど待っていました。

アメリカから届いた小包


ジェレミーとは何度もやり取りをしていて、彼が絵を買いたいというので私が絵を描いて送ってあげたら、「本ができたら送るよ!」と言ってくれていました。

そんな口約束から1年ちょっと。

アメリカから小包が届きました。

娘が受け取ってくれました

本が出版されたとのことで「住所教えて!」と言われて伝えてから2週間。


ついに届いた!!!


思ってたよりもぶ厚くて、すごく読み応えのある写真集のような図鑑のような、この一冊にアガベがぎっしり詰まっためちゃくちゃいい本でした!

以前、「送ってくれるならジェレミーのサイン入れてね!」と言っていたのを覚えてくれていたようで、直筆サインを入れてくれていました。

達筆すぎて読めないけども!


そしてペラペラとめくること数ページ。


あった!!! 載せてくれてた!!!!


でも、

んん"ん~~ん???


My name is Takao. not Takeo 

名前間違っとる~~~~~~!!!!!www


まぁ、でも良っか!笑

こうやって約束守っていただけて、本当に自分の絵を彼の著書に載せてくれて本当に嬉しかったのと、自分が絵を描きたいがために連絡を取ったのがキッカケでこうやって絵や本を送りあう仲になれたのが何よりも光栄だったので、まったく気にならない♪

ジェレミーには「全然気にしてないけど、名前スペルミスあったよ」と伝えたら

「Nooooooooo!!!!!!!! Sorry------!!!!」とすぐ返信が来ました笑


彼と連絡を取らせてもらえるようになったおかげで、自分の絵でもかっこいいモチーフを使わせてもらえていて、いつも彼の投稿が楽しみになっています。

しかもジェレミーのことを良く知る日本人の方なんかとも、また繋がりができたりしていて、こういうのって良いよなぁと思うわけです。

彼にアガベの写真を使わせてもらえないか送った1通のDMが、こうやって広がっていったことは、ダメ元でもいいからどんどん声を掛けてアプローチしてみるのはやったほうが良いと思えるようになりました。

そして「絵描いてて良かったなぁ~」とも感じたんです。

こういう縁を大切にしていきたいし、彼のアガベに対する情熱と快く写真を使わわせてくれた寛大さに感謝いたします♪


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