大河ドラマに藤堂高虎が登場! そしてとんでもない偶然が!
拙作「秀長暗殺」についてなのですが、よく考えたら、これまであまりきちんと記事にまとめてなかったんですよね(←こら
こちらに、さわりだけ書いたという感じ。
実は、その記事にも引用しているTwitter(X)スペースで、2時間にわたり作品情報や出版に至るまでの秘話などをすでにタップリと語ってしまったので、もう書く気力がなくなってしまってたんです(←そういうとこやぞ
そして、その肝心のスペースの録音が、媒体の都合ですぐに消されてしまい・・・(イーロンのばかぁ!
で、そんなこんなしてるうち、遂に大河ドラマ「豊臣兄弟」で、わが藤堂高虎さんが初登場!

演じるのは、佳久創 さん。
登場が予想よりずっと早いな、と思ったら、そうか、姉川で相手方として出てきたんすね。なるほどなるほど。
ちなみに、こちらの対談でも触れてますが、今度文フリ東京で共同出店させていただく仲良しの歴史家・乃至政彦先生は、すでに一年近く前に、この登場の仕方を正確に予想されてました! さすがとしか言いようがない・・・
(1'30"くらいの部分です)

ちなみに、藤堂高虎を演じる佳久創 さんは、身長185センチ。

実際の高虎がこんな濃い顔のイケメンだったかどうかは議論の分かれるところですが(笑)、身長が、一説には190cm近くあったとも伝わっていて、おそらくそれをも意識したキャスティングなのでしょう。
そして私は、その藤堂高虎が、大河ドラマの主人公・豊臣秀長の死の謎を解き明かし、黒幕をあぶり出すという戦国サスペンス作品「秀長暗殺」を出版させていただいている訳ですが(NHKさん、おおいに便乗させていただいております、すいません!)。

作品の内容については改めて語らせていただくとして、今日はひとつ、佳久創 さんと私とのあいだに共通する、ある衝撃的な歴史事実(?)について語らせていただきたいと思います。
いえ、別に知り合いではありません(笑)
ただ、佳久創 さんのお父さんは、1980年代、颯爽と日本のプロ野球界に現れ、大センセーションを巻き起こした中日の名投手・郭源治さん。プロ野球に疎い私でも、あの時のフィーバー(←昭和語w)はよく覚えています。
そして郭源治さんは、台湾の先住民族出身。いくつかある民族の血筋の中でも最大勢力である、アミ族の出身です。つまり、今回の藤堂高虎(佳久創さん)も、その血を引いているというわけです。
そしてここからが、凄い偶然。
わたし(早川隆)の祖父は、戦前、警察官として台湾東部の花蓮(ファーレン)に赴任し、そこで土地と家族を持っておりました。よって、私の父親も台湾生まれです。
そしてその祖父なんですが・・・なんと、現地に多くいたアミ族の方々と仲良くなり、なんと、その言葉を覚えてしまっていたとのことなんです! これは父親からの又聞きに過ぎませんが、正式に警察の中で「一等通訳」という資格を授与されていた由。
当時の日本総督府の台湾統治については、すでにいろいろな研究や意見があると思いますが、ひとつ言えることは、当時、日本から赴任していた警察官は、治安を維持するという仕事の性質上、事実上、アメリカ西部劇の保安官のような役割を負うていた側面があったということです。
(ケースバイケースだったとは思いますが)
そんな状況で、祖父がどのような理由でアミ族の皆さんの言葉を覚えるに至ったのか、身内ながら、とても興味を覚えるところです。もともと語学に才能があった人らしいので、最初からそれ(先住民との融和ないし同化、民情のスパイなど)を内々の任務として受けていたのかもしれません。
さらに言うと、アミ族や先住民族の皆さんとおおむね穏やかな(異論は大いに認めます)関係を取り結んでいたかに思えた日本の統治機構ですが、アミ族の居住地域に隣接した峻険な山岳地帯を棲み家にしていたタイヤル族と、のちに深刻なトラブルを起こすことになります。
トラブルどころの騒ぎではなく、多くの人が命を落とす凄絶な反乱事件に発展。「霧社事件」として知られる悲劇ですが、実は祖父はこの反乱に際しても、警察の後備部隊に属し、鎮圧作戦に参加していたそうです!
救いなのは、最前線での鎮圧行動(ぼかして書いてますが、リアルに人の首を狩り合うような極めて凄惨なものです)には参加していなかったとのこと。おそらく実際の戦闘に従事する、いわゆる味方蕃(みかたばん)と呼ばれていた親日先住民族の人たちとのコミュニケーション作業に従事していたのではないかと私は想像しています。
実は、この事件は、私が人生最後に書きたいと思っている歴史小説のテーマなのです。
奇しくもそこに連なる奇妙なご縁が、姉川で戦う藤堂高虎をきっかけに顕れて参りました。今後の佳久創さんの活躍、ドラマの中での高虎の活躍をお祈りするとともに、「秀長暗殺」もみなさんどうかよろしくお願いいたします!

ていうか内容まじで面白いよ! 明日、そのへんを少し深掘りして書きたいと思います。お楽しみに。
