第7章 夫婦関係が、経営の土台の循環
▶ 動脈と静脈理論シリーズ 全章はこちら(目次記事) https://note.com/takashima_time/n/n22f5a502b75a
はじめに
本章では、一般論としての夫婦関係を描いています。
夫が働き、妻が支えるという関係は、経営者の世界ではよく見られる構造です。一方で、シングルで事業をしている人や、夫婦それぞれが独立してビジネスを行っているケースも多いことは承知しています。そのことの是非を論じるつもりはありませんし、個人の生き方は尊重します。あくまでも、一つの考え方と構造として捉えてください。
倫理法人会では、「男性は機関車のように、女性はゴム毬のように」とも言われます。
機関車は前に進む力。ゴム毬は押されても跳ね返る力。優しく包み込む力。性別で役割を固定するという意味ではなく、生き物として子孫を残し育てるという役割から動脈と静脈の関係を捉えると、このような表現になるのでしょう。
この章は、そういう視点で読んでいただければ幸いです。
経営者は、外で戦い続けている
経営者は、常に動脈です。
判断する。責任を負う。前に進む。挑戦する。エネルギーを使い続ける。
朝から晩まで、動脈の状態で動いています。
顧客との商談。スタッフへの指示。資金繰りの判断。将来の戦略。人間関係の調整。
全部、エネルギーを使う仕事です。
では、使ったエネルギーはどこで回復するのか。
判断力はどこで戻るのか。感情はどこで整理されるのか。消耗した自分はどこで立て直されるのか。
ここを持っていない経営者が、非常に多いです。
戦い続けて、回復せず、また戦う。
これを繰り返すと何が起きるか。
時間が崩れます。判断力が落ちる。集中力が落ちる。感情疲労が増える。
つまり、静脈が止まります。
経営者は、仕事だけで生きているわけではありません。人間です。感情があります。安心感が必要です。
「戻れる場所」が必要なのです。
それがないと、動脈は暴走します。頑張るほど苦しくなる。まさに、動脈過多・静脈停止です。
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