「Gainの設計」がないメンバーは、静かに弱る
https://note.com/takashima_time/n/nf8b2432627e0
BNIでよく言われる「Givers Gain」。
与える人が、結果として得るものが増える。
理念として美しいし、私はこの考え方が好きです。
ただ、現場を見ていると、もう一段深い真実があります。
Giveは“行動”なので、比較的やりやすい。
Gainは“設計”なので、難しい。
この差が、組織の空気を大きく変えます。
活動が停滞するチャプターで起きていること
先日1to1したアンバサダー。
最近の悩みは、メンバーのサポート方法でした。
活動が停滞している
成果が上がらない
そして静かに去っていく
この状態が続くと、運営側のエネルギーが削られます。
「何をしたらいいか分からない」
「頑張っているのに改善しない」
この“報われない感じ”が、じわじわ効くんです。
ここで大事なのは、誰かの努力不足を疑うことではありません。
原因はもっと構造的です。
Gainが曖昧なまま、Giveだけを増やしている。
この状態が起きています。
「Gain」は“成果”ではなく“得る体験”である
Gainというと「紹介が出た」「売上になった」といった“結果”を思い浮かべます。
もちろん結果は大事です。
でも設計すべきは、結果そのものではありません。
設計すべきは、結果につながる“得る体験”です。
たとえば、
自分の商品が、30秒で説明できた
自分の理想客が、紹介できる形で共有できた
1to1で、次の一手が明確になった
自分の課題が整理され、モヤモヤが言語化された
応援されている実感が持てた
こういう体験があると、人は前に進めます。
逆に、これがないと、頑張るほど疲れていきます。
モヤモヤを抱えると、人は元気が削られる
活動が停滞している人ほど、実は“気合い”の問題ではありません。
多くの場合、頭の中がモヤモヤしているだけです。
何を頑張ればいいのか分からない
どこがズレているのか言葉にならない
自分の努力が正しいか判断できない
この状態が続くと、人は自然にエネルギーが落ちます。
そして「静かに去る」という選択になる。
ここで必要なのは、熱量ではなく整理です。
私はそのために「言語化と構造化」をやります。
「こうすればうまく行く」の前にやること
運営側はつい、正解を渡したくなります。
「こうすれば紹介が出ますよ」
「もっと1to1を増やしましょう」
「発信しましょう」
でも、これは順番が逆になることがある。
人がモヤモヤしている時に、解決策を足しても動けません。
それどころか「やることが増えた」と感じて、余計に疲れます。
だから私は先にこれをやります。
「あなたは今、ここで詰まっていますね」
を見える化する。
そして、**「一度立ち止まって考えましょう」**と言う。
無理に前に進めない。
この“間”があるだけで、人は戻ってきます。
組織を活性化させる「Gainの設計」3つの視点
最後に、実務としてのヒントを3つだけ。
1)Gainを「一言」で定義する
例:
「このチャプターにいると“紹介が生まれる状態”が作れる」
「ここにいると“言語化と整頓”ができる」
人は、意味が見える場に残ります。
2)Gainを「体験」に落とす
成果より先に、体験を作る。
「今週は“紹介の言語化”ができた」
「今月は“理想客が明確になった」
これが積み上がると、結果は後からついてきます。
3)止まった人ほど“立ち止まらせる”
落ちている人に、アクセルを踏ませない。
まず状況を整理する。
整理できた人から、自然に動きます。
まとめ:Giveは行動、Gainは設計
Giveは大事です。
でも、Giveだけでは続きません。
続く組織には、必ず「Gainの設計」があります。
あなたのビジネスのGainは、言葉になっていますか?
そして、参加者が“得る体験”は、設計されていますか?
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