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確定申告、またやりたいと思った年になった話

前回、妻の確定申告を手伝った話と、事業主借・事業主貸という考え方を知って「全部完璧に整えてからじゃないと無理」という思い込みがほどけた話を書きました。

今回は、自分の申告作業でAIがどう伴走してくれたかの話です。


まず支払調書から始まった

申告作業の最初にやったのが、支払調書の整理でした。

私、メインはコンサルティング業なので、源泉徴収が発生します。

年間を通じていくつかの団体からお仕事をいただいていたので、支払調書も複数あります。

枚数が少ないものは手で入力したのですが(そこは手入力の方が早そうだったので)、ある団体からの支払調書がかなりの枚数になっていたので、そこだけAIに頼ることにしました。

やってもらったのは、スキャンした支払調書一覧PDFを表にまとめてもらうことです。

「支払日・金額・源泉税・摘要の列でCSVに出してほしい」と伝えると、そのためのスクリプトを書いてくれて、実際に動かしながら調整していく流れで進めました。

スクリプト、と言うとなんか急に技術者みたいな話になりますが(笑)、私がしていたのはほぼ「なるほど、ではそれで」という確認作業です。

途中でOCRの読み取りが合わない部分が出てきて直しながら進む場面もありましたが、全件を手で打ち直さずに一覧化できたのはかなり助かりました。

今までは、これをエクセルにちまちま入力して作っていましたが・・・

AIに頼めばスキャンから表作成までいけるのでは?と思って試してみたら、これが思いのほかうまくいきました。

ちなみに、医療費控除用のレシートも同じやり方で試したのですが、うまく行かず。。。AdobeのOCRで事前処理してからAIに渡して事なきを得ました。(むしろ精度もかなり良かった)

こういう作業の組み合わせ方も、今年ちょっと慣れてきたことの一つです。


明細がバラバラ問題

複数口座やカードの管理

私の場合は、事業用(売上が入ってくる講座)は1つに絞ってましたが、支払を行っている銀行口座がさらに2口座あって、カードも何枚か使っていて、PayPayの明細もありました。

りそな銀行・SBI・三菱UFJ、カードは楽天・JRE・JCBと、それぞれ別々のフォルダに明細を保存していました。

AIにやってもらったのは、それらのフォルダを読み込んで、会計ソフト(マネーフォワード)に入れやすい形にそろえてもらうことでした。
カードや銀行ごとにフォーマットが微妙に違うのですが、必要な列に整えて出してもらえるので、そこで余計な時間を使わずに済みました。

PayPayは細かい支出が多くて、カフェで作業したときのコーヒー代みたいなものも混じっているんですよね。

個人用と事業用と「これ全部仕訳けるの?」という気持ちになりかけたのですが、AIと一緒に「こういう細かいものはひとまとめでこの科目でいいんじゃないか」と方針を決めながら進めていけたので、気持ち的に詰まりませんでした。


「確定」「要確認」に仕分けてもらったのが地味によかった

たたき台を作ってもらうとき、各明細に「確定」「要確認」の判定も入れてもらいました。

別に入れてほしい言ったわけではなく、向こうが勝手にそういう項目を入れてくれました。

「明細の情報だけで判断できるもの」と「相手先や内容の確認が必要なもの」で分けてもらうイメージです。

気が利くぅ~✨

例えば、ATM出金や税金・社会保険料の引き落としは明細を見ればだいたい分かるので確定扱い。

一方で、聞き覚えのない振込先や、個人と事業で両方使っているカードの支出は、要確認として残してもらう、みたいな感じです。

この仕分けがあると、確認のペースが変わるんですよね。

確定のものはさっと流して、要確認のものだけじっくり見ていく。

これがないと全件を均等に見ないといけないので、かなり気持ちがラクでした。


「これ経費になるんだっけ」をその場で相談できた

「この支出、経費にしていいんだっけ?」と迷う場面って必ず出てきます。

今回で言うと、

  • わかば共済(生命共済の一種です)は事業の経費になるのか

  • マーケティングや組織開発や人材採用など講座卒業生用のコミュニティ料金はどう扱うか

  • 自宅兼事務所の家賃は、どう按分すればいいのか

といった感じです。

以前だったら、こういうのが出てくるたびにWebで調べて、検索結果がいくつも出てきて、どれが正しいか判断できなくて、気がついたら30分経っていた、というのが割とよくありました。

今回はAIに「これどうですかね」と聞けるので、まず仮の答えが出てきます。

わかば共済については「生命共済にあたるので個人の控除側で整理した」。

コミュニティ料金は全部研修費にするつもりでいたのですが、「継続的なものは会費扱いの方が自然」と教えてもらって、毎月固定でかかるものは会費に切り替えました。(これは自分では気づかなかった分け方でした)

いずれも、方向性をもらってから最後は自分で判断していきました。

大事なのは、AIが出した答えをそのまま使うのではなく、「出発点をもらって、最後は自分で判断する」という流れです。


いちばんの価値は「手が止まらなかったこと」

AIがいて一番よかったのは、正確な答えをもらえたことより、作業の手が止まらなかったことだったと思います。

以前は、分からないことが出てくるたびに調べて、だけど、様々な情報が多すぎてどれが正しいか迷って、そのまま止まる、というパターンがよくありました。

今回は、分からないことが出てきたらとりあえずAIに聞く。仮の答えが出てくる。そこから自分で確認して進める。

この流れが自然に回るので、止まりにくいんですよね。

もちろんAIが出してくれた内容は全部自分で確認して、おかしいと思ったところは修正しています。

任せきりではないのですが、「悩んだらとりあえず聞ける相手がいる」という感覚だけで、かなり気持ちが違いました。

一人で延々と調べ続けるより、圧倒的に前に進みやすかったなと思っています。


正直なところ、今年の申告は「またやりたいな」と思えた初めての年でした。確定申告でそう思うとは、自分でも少し驚いています。

とはいえ、全部がスムーズだったかというと、そうでもなくて。詰まった場面もあったし、思っていたより手がかかった部分もありました。
次回は、そのあたりの話と、逆に思ったより助かったことの両方を書いてみようと思います。

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