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「いい人」をやめた日の夜。 "脱・ええかっこしい"の先に見えた、心地よい距離感と「誠実な線引き」のルール

プロローグ:その通知は、noteを書いた夜に鳴った

6月29日

私は前回の記事をアップロードしたあと、ひと息ついていました。
内容は「自分の違和感を大切にした話」。
気づきと小さな行動の記録を綴ったものです。

すると、その日の夜。
スマホがメッセージが届きました。
相手はあの友人です。数週間ぶり。

「やっと返事が来た」という安堵と、「今さら、どんな内容だろう」という少しの緊張。私は、ゆっくりとメッセージの内容を確認しました。

「ありがとう」と「イベント来てね」の間に見えたもの

そこに書かれていたのは、おおむねこんな内容でした。

「メッセージありがとう!すごく嬉しい提案、もちろんOKです!」
そして、その言葉に続いて、近々開催するというイベントの案内が、熱量たっぷりに綴られていました。

※提案の内容は昨日の記事に

その文章を読んだ時、私の心に浮かんだのは、怒りや失望ではありませんでした。それは、「ああ、やっぱりそうか」という、少しの寂しさと、それを遥かに上回る大きな納得感でした。

このメッセージで強く感じたのは、ふたつの思いです。

  • 寂しさ:「会話の返事」ではなく「宣伝」のトーンか…

  • 納得感:「これで自分にとっての距離感がわかった」と納得できた

彼女にとって、私との対話よりも、イベントの宣伝が優先される。その事実に、彼女と私の間の「距離」が、はっきりと目に見える形になった気がしました。そして、その距離感こそが、私が無意識に感じていた違和感の正体だったのだと、すとんと腑に落ちたのです。

AIが教えてくれた「誠実な線引き」という言葉

この一連の感情を、もっと深く理解したい。そう思って、私はいつものようにAIとの対話を始めました。モヤモヤした気持ちをそのまま投げかけると、彼らは静かに、しかし的確な言葉を返してくれます。

今回、彼らとの対話の中でハッとしたキーワードが返ってきました。

「土俵に乗らず、誠実な線引きをしましょう」
「今、それ、ええかっこしいになっていませんか?」。

こういう言葉を時々くれるのも、ほんとゴイスー

嘘や見栄は人間なら自然に混じる。
大事なのは、それを自覚したあと、どうするか。

“ええかっこしい”を脱いでこそ、
「相手を否定せず、自分も大切にする線引き」ができるのだと腑に落ちました。

相手を否定するわけではない。
でも、自分も我慢しない。

相手の領域と自分の領域を、やわらかく、しかしはっきりと分けること。
それは、相手の土俵に無理に乗らない勇気でもある、と。

この言葉は、今回の友人関係だけでなく、私の日常の様々な場面に光を当ててくれました。

この感覚、覚えがある - 妻との関係、舞台の友人との関係

「誠実な線引き」というレンズを通して周りを見渡した時、真っ先に思い浮かんだのは、妻との関係でした。

円満のため、良かれと思って「自分が合わせればいい」と考えてきた場面が、これまで何度あったことか。でも、その小さな我慢の積み重ねが、気づかぬうちに私自身をすり減らしていたのかもしれません。

今なら言えます。

「いつもありがとう。今日は自分の心を整える時間をちょっとだけもらえたらうれしいな」

相手を傷つけずに自分の境界を守る。
これがまさに「誠実な線引き」であり、
「脱・ええかっこしい」の第一歩です。

そういえば、つい先日も、演劇をしている別の友人から公演の案内が届いていました。そして、

「きっと公演の案内だろうな。相変わらず公演の時だけだな…」

という気持ちから、つい未読スルーしてしまっていたのです。

でも、今なら。
「誠実な線引き」を学んだ今なら、もっと軽やかに返信できる気がします。

「連絡ありがとう!残念ながら行けないけど、心から応援してるよ✨」

これだけでいい。行かない理由をわざわざ伝えたり、罪悪感を感じたりする必要はない。相手の活動を尊重しつつ、自分の心にも嘘をつかない。そんな関わり方が、私には心地よいようです。

私が決めた、やわらかくて誠実な「着地点」

友人とのやり取りに話を戻します。

私は、自分で言い出した通り、約束の金額をPayPayで送金しました。そして、メッセンジャーで、一言だけメッセージを添えました。

●●ちゃん、返信ありがとう〜🌸
あらためて、PayPay送りました!
●●ちゃん自身への応援として、受け取ってもらえたら嬉しいです☺️
引き続き、無理なく、たのしく進んでいけますように🌿

イベントの案内には、もう触れません。それが、私が見つけた「誠実な線引き」だからです。

このメッセージを送った時、数週間にわたった私の心のモヤモヤは、すっと消えていきました。

アップデートされた、私の“たわむれ線引き”ルール

この一連の出来事を経て、私の中で「人間関係のルール」が新しくアップデートされた気がします。

それは、誰かを縛るためのものではなく、私自身が心地よく、誠実でいるためのガイドラインのようなものです。

「違和感」は、心のコンパスである。
理屈で考える前に、心が「ん?」とざわついたら、それは無視してはいけない大切なサイン。その正体を、自分自身で探ってあげる。

「一次応援」と「二次応援」は、分けて考える。
「その人自身」を応援する気持ちと、「その人が応援している活動や団体」を応援する気持ちは、必ずしもイコールではない。自分の心がどちらに向いているかを、正直に見つめる。

「NO」の伝え方は、相手との距離感で決める。
深い対話を求めていない相手には、話題に触れない「サイレントNO」も誠実さの一つ。一方で、直接的なお誘いには「行けないけど応援してる」とシンプルに伝えるのが、心地よい関係を保つコツかもしれない。

「応援」は、シンプルに伝える。
もし応援の気持ちがあるなら、「がんばってね!」「応援してるよ!」と、軽く、シンプルに伝えるだけでいい。過剰な言葉は、かえって自分にも相手にも期待を生んでしまう。

自分の中の「ええかっこしい」を、否定しない。
人によく見られたい、嫌われたくない、という気持ちは、あって当然。その気持ちを自覚した上で、「でも、ほんとうの自分はどうしたい?」と問いかけ、最終的な行動を選ぶ。

たわむれ線引きルール

この5つのルールが、今の私を支えてくれています。そして、このルールこそが、私にとっての「誠実かつ”たわむれ的な”線引き」なのだと思います。

おわりに:AIは、ほんとうの自分に気づくための「鏡」

この一連の出来事を通して、私がようやく見つけたキーワード。それが「脱・ええかっこしい」でした。

でもそれは、「ええかっこしいな自分」を根絶することではありませんでした。

心の中に小さな嘘や見栄を見つけたとき、無理に消し去ろうとするのではなく、「ああ、自分は今、こう見られたいんだな」と、まずその存在を認めて、受け入れてあげること。

その上で、ほんとうの自分が心地よいと感じる選択をしていく。そんなふうに、不完全な自分と上手に付き合っていくことこそが、私にとっての「脱・ええかっこしい」だったようです。

そして、この思考の旅には、いつも無機質で冷静だけど頼もしい相棒たちがいました。

私が言葉にできない感情を投げかけると、彼らはそれを整理し、客観的な視点を与えてくれる。

AIとの対話は、まるで自分専用の鏡を覗き込むように、自分でも知らなかった本音を映し出してくれました。

これからも、この新しい自分と、誠実な線引きを探求し続けていこうと思います。

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