【50歳からの家】“暮らしのクセ”を読み取る設計とは何か―50代からの家づくりで、間取り以上に大切なこと
「今の家、特別に不満があるわけじゃないんです。」
そうおっしゃる方は少なくありません。
けれど、話を聞いていくと、
・なぜかいつも同じ場所に物が溜まる
・無意識に避けてしまう動線がある
・本当は別の場所で過ごしたいのに、そうなっていない
そんな“微妙なズレ”が、必ず見えてきます。
これらはすべて、
暮らしのクセです。
暮らしのクセは、無意識の行動に現れる
暮らしのクセとは、
その人が意識せずに繰り返している行動のこと。
・帰宅したとき、まずどこに向かうか
・洗濯物を干すまでに、どんな動きをしているか
・家の中で、自然と長く居る場所はどこか
多くの人は、
「こう使おう」と考えて暮らしているわけではありません。
体が覚えてしまった動き、
無意識に選んでいる居場所。
そこに、その人らしい暮らし方が表れています。
図面に現れないものこそ、設計のヒント
間取り図や要望書には、
「リビングは〇帖」「収納を増やしたい」
といった言葉が並びます。
けれど本当に重要なのは、
その奥にある理由です。
・なぜ、そこが散らかるのか
・なぜ、その部屋を使わなくなったのか
・なぜ、別の場所でくつろいでしまうのか
これを読み取らずに設計すると、
完成した家は“正しいけれど、しっくりこない”ものになります。
50代の家づくりでは、
このズレが、後からじわじわ効いてきます。
暮らしのクセを読む設計は、「質問」から始まる
“暮らしのクセ”は、
こちらが教えてもらうものではありません。
丁寧な会話の中で、
自然と浮かび上がってくるものです。
・その家で、一番長く過ごす時間帯は?
・家にいるとき、どこで一人になる?
・来客があるとき、どこが気になる?
こうした問いに答えていくうちに、
自分たちでも気づいていなかった行動や価値観が、少しずつ言葉になります。
設計とは、
その言葉になる前の部分まで含めて、
すくい上げる作業だと思います。
クセを否定しないから、暮らしがラクになる
暮らしのクセは、
直すものではありません。
むしろ、
受け入れて、活かすものです。
・つい置いてしまう場所には、最初から置き場をつくる
・通らない動線は、思い切って整理する
・集まってしまう場所を、心地よい居場所に変える
そうすることで、
「頑張らなくても整う家」になります。
これは、
設備を入れ替えるだけでは得られない快適さです。
50代からの家づくりは、“自分たちを知る”時間
50代は、
これまでの暮らしが体に染みついている年代です。
だからこそ、
そのクセを無視した家は、
どこかで無理が生じます。
一方で、
暮らしのクセをきちんと読み取り、
それに寄り添った設計ができれば、
家は、
年齢を重ねるほど、
使いやすく、安心できる場所になります。
家づくりは、
新しい暮らしを押し付けるものではなく、
今までの暮らしを肯定することから始まる。
“暮らしのクセ”を読む設計とは、
そのための、大切な入口なのだと思います。
家は「過去の記憶」を守る場所であり、 これからの「人生の舞台」にもなります。そろそろ、自分たちのための家に“暮らし替え”しませんか?
ナイトウタカシ建築設計事務所では、 50代・60代のご夫婦が安心して次の暮らしを描けるよう、 「建て替え or リノベーション」判断をサポートしています。
▶ 詳しくはこちら → 暮らし替え相談ページへ
建てる前に、“どう暮らしたいか”を一緒に整理する。
そんな家づくりを、大切にしています。
ナイトウタカシ建築設計事務所の全プロジェクト一覧
設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
すべての家づくりプロジェクトをこちらにまとめています。
→ https://lit.link/ntaa
ご相談・ご質問はこちらから
家づくりの不安やテーマづくりについて、気軽にお問い合わせください。
→ 公式サイト(https://www.ntas.info/)
