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【双極性障害】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・学生看護師、医師のリアル

タイトル:【双極性障害】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・学生看護師、医師のリアル

設定:深夜の病棟、通常の急激な変化と幻聴を伴う患者が突然興奮状態に。 新人・ベテラン・師長・医師が切迫した状況の中で、それぞれの立場から学び合いながら対応する一夜。

登場人物:

  • 新人看護師:瀬戸さつき(不安も広がるが元気で前向き、記録にのんびりがち)

  • ベテラン看護師:司馬悠子(冷静沈着、姉御肌、さりげない観察力)

  • 病棟師長:中村真奈美(情熱と冷静を抑えた統率者)

  • 内科医:桐山啓人(臨床経験豊富だが天然気味、患者説明が丁寧)

疾患テーマ:双極性障害。急性躁状態による夜間の増悪、幻覚・多弁、睡眠不足。会話内にバイタル測定・服薬名・容量・経過観察を数値で入れる。


ナレーション:
深夜二時のナースステーションに、突然の大声が響いた…病室からは「俺は神だ!」と叫ぶ声、点滴スタンドの響く金属音


瀬戸さつき「患者さん、89歳、Aさん…突然叫んで、ベッドから立ち上がろうとして…脈拍146、血圧152/88、SpO2は96です、どうすればいいですか…」

司馬悠子「落ち着いて、躁状態の急性増悪かもしれない。睡眠不足が3日続いていた記録があるわね。まずは安全確保、周りを片付けて、けがしないようにしましょう」

中村真奈美「よし、環境を整えて、騒音刺激を軽減のが先よ。照明は少し落ちてます。桐山先生にすぐ報告を」

瀬戸「はい、先生に連絡します。心拍まだ早いです、148に」

(廊下を走る足音とスリッパの音)

桐山啓人「お待たせしました。経過教えてください」

司馬「双極性障害で入院中、リチウム炭酸塩400mg内服中。今夜、急に幻聴と多弁が。パニック恐怖で興奮が強いです」

桐山「なるほど。躁状態の急性増悪でしょう。カルシウム単剤では不安定かもしれません。鎮静を目的にロラゼパム1mg筋注検討します。それと心電図モニター装着を」

中村「はい、準備します。さつき、薬の確認と吸引準備を」

瀬戸「はいっ。えっと、先生、このまま暴れてる患者さんに注射できるんですか」

桐山「いい質問。まず、安全確保が必須です。ベテラン看護師と師長にサポートしてもらって、声かけと安全を大事にやっていきましょう。暴力じゃなくて、安心を大事な形で」

(布団のこする音と、医師のペンが走る記録音)

司馬「Aさん、この薬は体を少し楽にするためです。大丈夫、そばにいますよ…はい、少し腕を貸してくださいね」

瀬戸「注射完了しました…患者さん、呼吸は安定してきました、心拍数126に下がってきてます」

中村「よし、観察を続けましょう。水分補給もまた必要ですね。看護学生にとっては、この場面が貴重な学びになります」

瀬戸「私、正直怖かったです。でも先生や先輩の対応を見て、躁状態の怖さと、支援の具体的な方法がわかりました」

桐山「精神疾患は数字とともに、心の声を聴くことが必要なのです。データと観察を組み合わせて初めて、安心を届けられる」

司馬「看護って、患者さんを縛ることじゃなくて、自由を守るためにそっと支えること。この瞬間にも学びはあるわ」

中村「焦りも、恐怖もあったけど、それをチームで支えたよね。看護には『共に乗り越える力』があるんだ」

司馬悠子「病は心と体の両方に影響する。でも看護師は、その橋を渡る灯りになれるのよ」


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