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中国のAIで開発する 前提:中国のオープンウェイト/オープンソースAIと、それを支える 中国版HuggingFace、 「ModelScope」【深圳フィールドノート】


中国のオープンソースAIはすごく進化していて気軽に試せる

ニコ技深センコミュニティで毎年翻訳している、中国オープンソース年度報告の最新版(2025年)、今年も翻訳が完了した。
Githubで公開されている、公式レポートにマージされたため、公式サイトで日本語に変えれば利用可能だ

自分はGithubにも報告書にも、コントリビュータとして記載されている。


報告書のなかで、オープンソースAIはすごいボリュームを占めている。実際にQwenやDeepseekといったオープンソース・オープンウェイトのAIは、組み込み用途などで圧倒的に使われている。
オープンソース・オープンウェイトで画像処理やプログラミングなど様々な用途に向けたAIがすごい速度で開発されている。
ロボティクス環境や、プログラムについて強いAIは、開発者中心の社会である中国の特徴を反映している。

中国版Hugging Face 「Modelscope」は実行環境もサポート

モデル共有サービスのHugging Faceは中国からのアクセスにVPNが必要だし重い。また、ダウンロードはできるが、環境はこちらで用意しないとならない。
中国ではModelscopeという中国版Hugging Faceが稼働している。後追いサービスだけに改善が施してあり、たとえばモデルをクラウド環境で簡単に瀬能が試せたりできる。
中国のロボティクスチームなどはよく使っているのを見る

中国のAIについては、すごいという話も、みんなnVidiaやHuggingFaceなど欧米のサービスや機材を使っていて、それが嫌で中国から逃げる研究者もいるという話も聞く。
自分の実感としては、大学などの研究フェーズでは世界の論文と接続できる欧米の環境が広く使われていて、実際の製品に市内とならないロボット関係やローカル関係だと多くの人が中国のサービスを使っているようだ。
たとえばTencent AI Labが公開しているPhysicalAI環境はISSAC SIMなどnVidiaのサービスを前提にしている。

一方でM5Stack, D-Roboticsなどが、とても魅力的なエッジAIの製品を出していることも間違いない。

実際に試してみよう Ryzen 365AI MAX / メモリ128Gのマシンを購入

とりあえず中古でタブレットPCながらLPDDR5メモリを128G搭載して、ローカルAIに耐えられるASUS Z13を購入した。SSDも2Tある(換装済み。中国モデルなので日本で売っているものとは多分違う)
日本語版のwindowsをインストールして、LM StudioだのOllamaだのをいれて、皆がやっているのと同じようにHugging Faceからモデルを入れてみたらあっさり動いた。

AIにAIをセットアップさせたい Qwen Codeだ!

ここまではよくある話だ。ModelscopeにあるAIをいろいろ試したい。セットアップの環境はほぼ中国語で、見つかるブログやblilibiliのガイド動画も中国語なので、いちいちChatGPTに画面キャプチャして聞けばなんとかなるものの、面倒だ。

中国ではエージェントAIも多く開発されている。ローカル型、クラウド型様々だ。多くのクラウド型(サービス型)は中国の身分証がないと使えない。これは規制というよりも、そもそも外人ユーザをアテにしてないうえ、中国人だけが相手なら身分証によるSSOがとても便利だからだと考えているが、僕のような外国人で漢字も読めて、手元に開発環境を作って中国人と同じようにいじりたいギークは困る。(そういう人はほとんどいないが。。)
Alibaba Cloudは世界展開している企業だけあって、外国人でも登録できるし課金もできる。

とりあえずAlibaba Cloudが提供しているエージェンティックAIのQwen Codeをインストールして、これでローカルAIを開発していこう。

トークン代が安い たぶん1-2割ぐらい

まず自動でセットアップをさせ、複数のAIでベンチマークを取ってみた。Qwen CodeはClaudeと同じようにサーバ側で実行される高性能なAIだ。試しに使ってみたところ、トークン代がかなり安い。同じ条件で比べたわけではないが、ゼロから環境構築と2つのAI環境でベンチマークさせる(総作業時間5時間ぐらい)状態で、10元=240円程度しか使われていない。
雑な感覚ではClaudeの数分の一、20%程度なんじゃないか。1USD=1RMBみたいな体感だ。
どういう作業をしたのかは次回に書く

深セン・Mass Innovationフィールドノートは、まだ未確定や間違いのあることも書いていくマガジンだ。誤解のありそうな話も多いので、有料にして購読者を制限している。今回はパブリックな話なので全文公開する。

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整理がついたものは記事やレポートとしてまとめていますが、 ここではその前段階――現場で見たことや、まだ仮説の段階にある思考ログを共有しています。 まとまる前だからこそ見えるリアリティや、 判断に至るまでのプロセスをそのまま記録する場所です。

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