ガブリエル・フォーレ『レクイエム』より 第7曲「イン・パラディスム(楽園にて)」〜大切な存在を失くしたあなたへ
こんばんは。高月香里です。
「レクイエム」という言葉は、本来「安息(やすらぎ)」を意味するそうです。
この曲はラテン語で歌われていますが、その内容は光に満ちた旅立ちを祝福するかのようです。
……天使たちが、あなたを楽園へと導きますように。
あなたの到着を、殉教者たちが受け入れ、聖なる都、エルサレムへと連れて行ってくれますように。
天使の合唱が、あなたを迎え入れ、かつては貧しかったラザロとともに、永遠の安らぎを得られますように。……
実は昨年10月、12歳のうちのウサギが悪性腫瘍に侵されていると知りました。それからは覚悟はしていましたが、先日その日そのときがやってきてしまいました。
まだ夜明け前の、暗闇の中で、そっと息絶えました。
私は「いやや」と言って泣いていました。全く覚悟などできていなかったようです。
自分がペットロスなるものに陥るなどとは、思ってもみませんでした。
亡くなる前日の夜、私の手からペレットを食べるウサギの額に自分の額をつけたとき、ウサギの口元から甘い匂いがしたのです。
今思うと、あれが別れのサインだったのでしょうね。
本当は、Mr.Childrenの桜井さんのこの歌詞のほうが、率直に私を慰めてくれています。
父が他界したときも何度も聴いて何度も泣きました。
あらためて見たのですが、ウサギ、なのですよね。
ひとでもペットでも、大切な存在を失ったかたに寄り添える曲として、聴いていただけると幸いです。
