見出し画像

体力テスト記録UPシリーズ③~上体起こし~


あごを引き、背中を丸くする。

ここでワンポイント!

足首に力を入れて! 

こんな声かけをしてあげてください。
すると、すねの部分に力が入ります。


大阪体育大学教授 小林先生の動画より

特に低学年だと、上体起こしの感覚がむずかしい場合があります。
そこで、

大阪体育大学教授 小林先生の動画より

フラフープを使うことで、
引き上げる感覚。
上体起こしをする感覚が養われます。

あとは、補助の仕方です。


↑このサイトから引用しました。

補助も両膝をかかえる。
おしりで、足の先をおさえることもコツです。

教室でも練習できると思います。
ぜひやってみてくださいね。

体育専門家の視点

体育専門家による分析:上体起こしの指導ポイント

提示された指導法は、運動生理学およびバイオメカニクスの観点から非常に理にかなっています。主なポイントを3つに分析します。

1. 「足首に力を入れる(前脛骨筋の活用)」の有効性

「すねに力が入る」状態は、足首を背屈(つま先を上げる方向に力を入れる)させることで前脛骨筋を活性化させます。

  • 分析: 人間の体には「相反抑制」という仕組みがありますが、この場合は足首を固定することで下半身の土台が安定し、腹直筋などの体幹部へ力が伝わりやすくなる効果(運動連鎖)が期待できます。特に筋力の弱い低学年にとって、末端(足首)を意識させることは、体幹を操作する強力なスイッチとなります。

2. 「背中を丸くする」ことのバイオメカニクス

  • 分析: 上体起こしにおいて、背中を真っ直ぐにしたまま起き上がろうとすると、腰椎に過度な負担がかかるだけでなく、腸腰筋(足の付け根の筋肉)ばかりを使ってしまい、腹筋を効率よく使えません。背中を丸める(脊柱の屈曲)ことで、腹筋群を収縮させやすくなり、物理的にも回転半径が小さくなるため、より少ない力で起き上がることが可能になります。

3. 「フラフープ」による外部フォーカスの利用

  • 分析: 「腹筋を使って」という内面的な指示(内的フォーカス)よりも、「フラフープを引き上げる」という具体的な物体の動きに意識を向ける(外的フォーカス)方が、運動学習の効率が高いことが知られています。フラフープをガイドにすることで、自然と適切な運動軌道が確保され、低学年でも「できた!」という感覚を掴みやすくなります。

4. 補助のコツ(膝を抱える・足先を抑える)

  • 分析: 補助者が両膝を抱え込むように固定することで、骨盤が安定します。また、お尻で足先を抑えることで、作用・反作用の支点が明確になり、実施者が安心して上体を預け、引き上げに集中できる環境が整います。

結論

この指導法は、感覚的な「コツ」を言語化し、道具(フラフープ)を活用することで、技術を構造的に分解しています。体育の授業において、運動が苦手な児童でも成功体験を得やすい、非常に優れたアプローチであると分析できます。

いいなと思ったら応援しよう!