見出し画像

体力テスト記録UPシリーズ⑦~シャトルラン~


体力テストシリーズ。
コメントもいただいたり、かなり好評です!
みなさま、ありがとうございます。
あと、2つおつきあいください。

シャトルランのこつ。
あるあるが、最初のペースを速く走ってしまって、
その後はスローダウンすることが多い。
1年生は特に顕著で、最初にフルダッシュ。
結果、記録5回。
そんな子どももよくみかける。

子どもたちがそうならないために、
大原則。

教師が一緒に走ること。


これに尽きる。
ぼくは、初任時代から子どもたちと一緒に走り、
隣で鼓舞している。
体育会系と言ったら、そこまでだが
でも、一生懸命やることは大切だし、
子どもにも伝わることが多いのだと思う。

技術的な面でいうと…

行は、真ん中を

ミ・ファ

で通過。
帰りは

ラ・ソ

で真ん中を通過するイメージが良い。

さらに、去年の記録。
クラスの平均。
全国平均。

子どもの実態にもよるが、
先に伝えておいたほうがよいだろう。

ターンのコツ。

最初は、ゆっくりなので、
8の字をえがくようにして、足の疲労を少なく。
最後ペースが速くなってきたら、
反復横跳びのイメージで、切り返すということも教える。

とは言いつつも…。
最初のペースでばててしまうことも多い。
それは、子どもたちにとって、
自分が記録を30回ならば、30回のペースが
分かっていないことが多い。
つまり、見通しが持てていないからだ。

フルマラソンでも走ったことがない人と、
30キロ地点での辛さを経験している人とでは、
最初のペース配分も変わってくるだろう。
そこで、シャトルランでこんなこともできる。

いきなり、50回のスピードを体感させる。
すると、
「こんなに速いのか!」
と感じさせる。

だからこそ、自分で自分のペースを調整させることが可能になる。

高学年であれば、全国平均くらいのスピードから1度走らせ、
さらに余裕な子どもには、60・70回のスピードを味合わせることも
必要かなあと感じる。

シャトルランにも見通しを!

これに尽きる。


体育専門家の分析

ご提示いただいた練習方法は、運動生理学や学習心理学の観点から見ても非常に理にかなっています。
専門的な視点で分析すると、以下の3つのポイントが優れていると言えます。

 

1. 「ペースの体感」によるメタ認知能力の育成


シャトルランで最も多い失敗は、ご指摘の通り「オーバペース」です。いきなり目標回数(50回など)のスピードを体験させることは、ゴールから逆算して現在の力を配分する「メタ認知能力」を養うことに繋がります。これは単なる根性論ではなく、戦略的な運動制御を学ばせる優れたアプローチです。

2. リズム(聴覚情報)と空間の連動

「ミ・ファ」「ラ・ソ」という音階のイメージで通過点を意識させるのは、非常にユニークで効果的です。一定のリズムで走る「リズムランニング」の要素を取り入れることで、無駄な加減速を抑え、エネルギー効率(ランニングエコノミー)を高めることができます。

3. ターン技術の段階的指導

「8の字(円運動)」から「反復横跳び(直線的な切り返し)」への移行は、バイオメカニクスの観点からも合理的です。低速時は遠心力を利用して筋肉への負担を減らし、高速時は素早い重心移動を優先するという使い分けは、記録向上に直結する技術指導です。


いいなと思ったら応援しよう!