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次世代に伝えたい、自然とやっているかもしれないAI時代を生き抜くための行動を取る人

昨年の11月、「農業の未来を考え、学び合う会」という会合の場で、AIが作り出すであろう農業に関わる未来や他分野でも起こっている状況についてお話しさせていただきました。

この場で、私が19年間の研究で得られた"シンギュラリティががくるまでのAIに作り出せない価値"をご紹介しました。一例が以下の5項目です。

①時間を内包した価値
②アナログで保存された価値
③データ創造者になる
④仕事を超えた人間関係の価値
⑤あなただから、の価値

例えば、AIも過去には戻れないという研究。ビンテージ商品をAIが作ってもそれは復刻版となり、時間を内包した物の価値は残ると参加者の皆様には伝えました。

実際、私たちの会社でもビンテージ研究を2022年からスタートし、どんな物がビンテージとしての価値を持つのかを検証してきました。


この場で驚きと発見があったのは、この5つの価値を提示した時、一緒に登壇させていただいたのらくら農場さんは、AIを意識したことがないのに、この5つの価値をすでに持っておられる(努力してこられた)ことを知り、これからAIがどんどん進化しても、奪われる可能性が低い価値に向けて、すでに行動している人がいるという発見をしました。

そこで、今回は多くの人が自然とやっているAI時代に向けた行動をご紹介させていただき、AI時代に向けた心の準備や希望を持ってもらえたらと考えています。

しかし、だから大丈夫ということではありません。社会はAIだけでなく、大きな問題を抱えていることもまた事実なので、AI時代を考える、迎える時の気持ち作りの一つのきっかけにしてもらえると幸いです。

そして、この知見を次世代に伝えていきたいと思います。


1.子ども時代を大切にする人


私がAIも過去には戻れないと気がついたのは2022年あたり。子どもからポケモンカードをねだられ、購入し始めたことがきっかけでした。さらにYouTubeのSATAbuilder'sさんを見ている中で、まんだらけというお店に出会ったことでした。

まんだらけは「時」をつかさどる集団です。

この言葉はまさにAI時代を生き抜く一つの手段だと確信しています。

まんだらけで売られているような懐かしいおもちゃやカード、漫画本は、その時にしかない記憶を内包しています。その時代に戻ったかのような感覚になり、それこそがAIにも作り出せない価値です。しかも時間が経てば経つほど金額も上がる可能性があり、投資的価値も内包しています。

あなたが子どもの頃にはまった物や事はありますか?それが実家などから出てきた時、あなたは時間を内包した価値を実感するはずです。

そしてもし、お子様や親戚の子どもがいるならば、めいいっぱい遊んだそのおもちゃを大切に残しておいてください。子どもたちにとっての資産となるかもしれません。


2.家族のようにお客様と接する人


コップ理論という考え方を提唱したことがあります。

コップをAIとロボットが作る時代は、オーダーメイドなのに安価に提供できるけれど、人間が作ると手間がかかり高額になります。しかし、同じコップでも「あなたが作ったから買いたい」と言われる関係性があれば、商品価値を超えたお客様との関係性が生まれ、AIやロボットの時代も生き抜ける可能性があるという考え方です。

この関係性構築の条件は、お客様との関係の中に「めんどくささ」や「手間」が必ず入ってきます。SNSでバズったやオンラインで完結する商売では実現できません。

以前、福岡県志賀島にあるいちご農家のおばあちゃんが道端で袋いっぱいに苺を売ってくれたことがありました。話せば話すほど「もっと持っていき!」と言いながら袋に苺を入れてくれたおばあちゃん。得をしたという気持ちは一切なく、温かい気持ちを買ったのだと思います。

今でもあの体験は忘れられないし、またいつかあの場所で苺を買いたいと思っています。


3.自分だけの作品(唯一無二の世界)を作る人


私が応援している友人でもあるアーティストSUKOTAさん。

彼はAdoさんのMusic VideoやGooglePlayのCMなど、本当に素晴らしい作品を作られています。

僕は人間的な部分で彼が大好きなのですが、それだけでなく、おそらくAIが進化しても、デザイナーとしても生き残っていく数少ない人だと考えています。

それは彼の人間性と共に、彼だからこそを追求している努力や心意気、そして結果があるからです。

いくら似た作品をAIが作っても「それって〇〇ぽいよね」と認識されれば、その価値はその〇〇さんに無意識の内に寄与されるのです。

そこに本物志向(人間志向)が生まれ、人間とAIの共存の可能性を見ることができます。


4.秘密基地的価値を持っている人


これは現場力という言葉に置き換えられるのですが、その場所でしか体験できないことで、さらにそれに人が価値を感じている状態を秘密基地的価値と呼んでいます。

先ほどの苺売りのおばあちゃんもそうですし、そこでしか飲めないお酒や料理、特に価値になりやすいのは"人との時間"だと考えています。

物はAIにも作り出せる可能性があります。私はいつかAIが金(きん)を作り出すのではないかという予測をしていて、希少性があり需要の高い物であっても、将来価値があるかというとそうではない物が多くなると思います。

田舎だからなにもない、なんて思っていた場所に実は将来高い価値になるものが眠っているかもしれません。

5."本当に"新しい物や事が好きな人


AIは毎日のように人間のデータを取り込み、それを元に日々人間に価値を与え続けています。

イーロン・マスク氏によれば、かなりの人間データを取得し終えたという情報もあります。

しかし、例えば5歳までの子どもが言うことをChatGPTは認識できず、会話にならないという状況はまだまだ改善していません。ということは5歳までの子どもたちが生み出す価値はまだAIにも認識できていないはずです。

5歳に価値は生み出せない、という人もいるかもしれませんが、これからはそういった"それは価値なのか?"という価値を創造しなければ、人間とAIとの共存は難しいと考えています。

データ化がまだ進んでいない領域。それはまだまだ人が価値だと認識できていない価値かもしれません。

そこには本当の意味での新しさが眠っているはずなのです。


6.人と違う、ニッチが好きな人


AIなど、新しい技術が導入される優先度が高いものは、お金儲けになるという条件があると考えてきました。

言い方を変えると大金を稼げないビジネスにはAIも入りにくいと言えるのではないでしょうか。

例えば病気でも多くの人がかかる癌には治療薬や対策が講じられますが、難病はなかなか手が差し伸べられない状況です。

自動運転や医療、マッチング事業はすでにAIの介入がかなり進んでいます。

ビジネスになる社会問題もまたAIは介入してきやすい


しかし、逆に考えれば、ニッチな産業にはAI開発者などは興味が入りにくいはずで、先程紹介させていただいたSUKOTAさんも、彼の作品をAIで作ろうという動きは起きないはずです。

AIアーティストが認知され、ライバルが増えることは起こりますが、SUKOTAさんだから、を作り出せば、AIに仕事を奪われる可能性も低くなるはずです。

たくさんの人からお金を得るビジネスではありませんが、個人や家族が豊かに生きていけるくらいのニッチな産業に関わる人は、AIの影響を受けにくいのかもしれません。


7.SNSなどで情報を拡散しない人


現在、実は多くの人がAIに触れています。このnoteもgoogleと提携し、私のこの記事もAIが何かしらのデータとして活用していると思います。

どんなに新しいことを発見しても、インターネット上に掲載した瞬間にAIのデータとなることは止められません。

であれば、インターネット上にあえて情報を掲載しないという意思が必要なのかもしれません。

私たちはAI時代と共存できるさらなる手段を、誰でも参加できるけれど公開しない場やお仕事をご依頼いただいた方々と共に、インターネット上に存在しない価値を創造していきたいと考えています。

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竹鼻良文 / 合同会社クレイジータンク サポートありがとうございます。もしよろしければサポートを検討された金額の半分をご自分の大切な方へお使いください。サポート金額と共にお気持ちを受け取らせていただきます。