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桜井章一さんの『不安をとかす技術』 心を整える「勝たない」生き方。

サラリーマン節約投資家のtaketakeです。

桜井章一さんの著書『不安をとかす技術』を読みました。この本は、「不安」とどう向き合い、どう受け入れ、どう自然に手放していくか――そんなシンプルで深い問いに対するヒントを与えてくれる一冊です。

著者の桜井章一さんは、20年間無敗の雀士として知られ、麻雀だけでなく「勝負」や「生き方」において深い哲学を持つ人物です。この本では、勝とうとしないこと、整えようとしないこと、コントロールしようとしないことの大切さが語られています。

「不安は敵ではない」

まず心に残ったのは、「不安をなくそうとするから苦しくなる」という考え方です。多くの自己啓発書では「不安を消そう」「克服しよう」と教えますが、桜井さんは「不安と共にいる」ことを提案します。

不安は、人間の自然な感情であり、それがあるからこそ注意深くなり、慎重になれます。つまり「不安=悪」と決めつけず、ただそこにあるものとして受け入れることが第一歩なのです。

「整えようとするほど、整わない」

現代人は「整えること」が大好きです。朝のルーティン、完璧な習慣、すべてを効率的に動かそうとする。でも、桜井さんはあえて「整えようとしないこと」の大切さを説いています。

調子の悪いときも、うまくいかない日もある。それを「整っていないからダメ」と否定するのではなく、そのままの自分でいること。これは、自分を追い込まず、自然体でいられるための秘訣でもあります。

「勝とうとしない」ことで得られる安定

桜井さんの思想の中心には「勝たないことの強さ」があります。勝負の世界に身を置いてきた人が「勝とうとするな」と言うのは、非常に説得力があります。

勝とうとすることは、同時に負けることへの恐れも生みます。勝ちにこだわるほど、結果に振り回され、不安が増してしまう。だからこそ「勝とうとせず、淡々と向き合うこと」が不安を遠ざけるのです。

これは、ビジネスや人間関係、スポーツ、子育てなどあらゆる場面に応用できます。特に現代は成果主義が強く、勝ち負けや数字に縛られることが多いですが、そういったプレッシャーから自由になるヒントがこの本には詰まっています。

「自然と共にある」ことの大切さ

桜井さんは自然のリズムを大切にしています。四季の移ろいや風の流れ、月の満ち欠け。そうした自然の変化を感じ、身をゆだねることで、心も整っていく。

人は自然の一部であり、自然に逆らわないことが本来の生き方だといいます。都会で忙しく働く私たちにとって、この視点はとても新鮮です。

自分を「どうにかしよう」と思わなくていい

本書の根底にあるメッセージは、「自分を変えよう」「もっと良くなろう」としなくてもいい、という安心感です。不安を感じる自分も、気が重い朝も、緊張する自分も全部OK。無理にポジティブにしようとせず、ただそのままを受け入れて過ごす。

その「ゆるさ」こそが、心の余裕を生み、不安を静かに溶かしてくれるのです。


感想と実践したいこと

私自身、完璧主義の傾向があり、不安を「取り除くべきもの」と思いがちでした。しかしこの本を読んで、「不安も必要な感情で、向き合い方次第で味方になる」という視点を得られました。

これからは、不安を感じたときに「どうしよう?」ではなく、「ああ、不安を感じてるな。よし、共にいよう」と一歩引いて見られるようになりたいです。

そして、勝ちにこだわるよりも、自分の心のリズムを感じながら「今できること」を淡々とやっていこうと思います。

ひたすら練習とトレーニングをする必要もありますが、自然体で行く為の練習として、桜井さんの本との出会いは大きかったです。

それではまた!

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