見出し画像

開拓ノート #13クラブハウスの次に来る「AIエージェント」の熱狂と、僕らが発信を続ける理由


2020年、コロナ禍で人と会えなくなった時、世の中は「Clubhouse」に熱狂した。 私もその中にいて、普段なら絶対に出会わない人たちと声でつながる体験をした。 あの熱狂は、単なる音声アプリの流行ではなく、人と人が出会う「入口」が変わったことへの熱狂だったのだ。

そして今、私は「AIエージェント」にあの時と同じような熱を感じている。 音声メディアとAIは全く違うものに見えるが、「人と世界のつながり方の入口を変える」という点では本質的に同じだ。 これまでは自分で検索し、比較して選ぶ時代だった。 しかし今は、「おすすめの宿は?」「この地域で良いランチは?」という問いに対し、まずAIが候補を出し、人はその中から選ぶようになりつつある。 つまり、お客さんの前にAIがいる「BtoA(Business to Agent)」の世界が始まっているのだ。

この変化は、商売にとってとてつもなく大きい。 以前、AIに「中標津町のおすすめのランチは?」と聞いてみたところ、出てきたのはたった2件だった。 中標津には他にも素晴らしい店がたくさんあるが、AIに提案されなかった店は、その時点でユーザーの選択肢から外れてしまうという現実がある。 「いいものをつくっていれば、そのうち伝わる」というだけでは足りなくなり、「AIに選ばれるか」が問われる時代になったのだ。

だからこそ、自分たちで発信しなければならない。 一方で、これは大きな希望でもある。 NotebookLMなどのAIの登場により、発信のコストは一気に下がったからだ。 私が音声で残したログや、これまでの蓄積をAIに読み込ませることで、思考がスピーディに可視化されるようになった。 経営者のログや思いが、すぐ形になる時代になったのだ。

AIに選ばれる時代だからこそ、表面だけ整った情報よりも、「どういう思いで、何を大切にして、この仕事をしているのか」という文脈の蓄積が、最大の資産になる。 なぜこの商品をつくるのか、なぜこの地域でやるのか。 AIはそうした深い実践の積み重ねを見ているはずだし、その土台が何より重要になる。

Clubhouseが会えない時代に「声」で人をつないだように、AIエージェントは情報過多の時代に「対話」で人と情報をつなぎ直そうとしている。 だから私は、AIという道具そのものに熱狂しているのではなく、それによって僕らが取り組む「開拓事業」の思いが、今までより早く、広く届く可能性に熱狂している。

これからも、自分たちの泥臭い実践と思いを記録し続ける。 この積み重ねが、AIに届き、その先の誰かに届いていくと信じて。

「ここで、あなたが、はじまる」

#開拓ノート #中標津 #AIエージェント #BtoA #NotebookLM #オウンドメディア


いいなと思ったら応援しよう!

竹下耕介|酪農家・チーズ職人・牧場宿オーナー ありがとうございます。更なる飛躍の糧にします!