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サンキュー・チャック(2024)

スティーヴン・キング原作×マイク・フラナガン監督のコンビが贈る「サンキュー・チャック」を観た。ちょっと変わった構成のお話で、何を書いてもネタバレになるタイプの映画。全体を通してしっかりとした物語が語られるわけではないが、随所に愛おしい素敵な場面があって、味わい深い作品だ。

ついに世界は終わろうとしていた。人類による環境破壊のせいか、それともこの星の寿命なのか? 未曽有の自然災害が地球を襲い、ネット、SNS、電話などすべての通信手段がダウンしていく。

そんな時、街頭やTV、ラジオに突如現れたのは、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に。ありがとう、チャック」という謎の広告。カメラに向かって微笑む一見実直そうな男、チャックとは何者なのか、感謝の意味とは何なのか?

という公式のあらすじから想像するのとは、ちょっとかけ離れた物語が展開するのだが、特に何でもないダンスシーンがとっても素敵で心に残る。それぞれの人にとって、その人生は素晴らしいものだ。かけがえのない1分1秒を愛おしく生きていこう。そんなメッセージを受け取るような体験だった。

でも、本作、受け取り方によって評価は分かれそうだね。

【以下、ネタバレです】
確かに1人の人間が見ている世界は、その人を中心とした、唯一無二の世界なんだな。世界は、その人の誕生と共に生まれ、その人の死と共に消える。映画の前半で描かれる、普通じゃない世界の終わりはなかなか面白かった。

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