夏のEDCを再設計する。Mantis 2とOsmo Action 6で、撮って、すぐ見せる。
子どもと出かけるとき、荷物はどこまで削れるか。
この問いを毎年考えている気がする。カメラバッグを持つか持たないか。ストラップで首から下げるか、バッグに入れるか。撮れたとしても、その場で見せられるか。動画をあとで整理するだけで気力を使い果たしていないか。
答えは毎年少しずつ変わっていて、今年の夏はひとつの方向性に収まりつつある。Arc'teryx Mantis 2を中心に据えて、DJI Osmo Action 6との組み合わせで「撮って、その場で共有できる」構成を作る。それだけだ。
なぜ今年、荷物を削ることにこだわるのか
子どもが複数いると、移動の距離は短くても荷物は重い。公園、買い物、近所の川沿い。帽子と水筒と着替えと日焼け止めを持っただけで、カメラを出す気力が削られていく。夏は特にそうだ。
写真を撮ることは続けたい。でも「カメラのためだけに手が一本塞がれる」状態は、子どもが走り回る環境では厳しい。
だからこそ、持ち物を設計し直すことにした。機材を減らすのではなく、配置と運用を変える。それが今回のテーマだ。

Mantis 2という選択の理由
Arc'teryx Mantis 2は、容量が約10Lのウエストバッグ兼ショルダーバッグだ。背面に対してフィットする設計で、自転車移動でもズレにくい。ジッパーの操作もスムーズで、立ち止まらずに中のものを取り出せる。
これを核にすると決めてから、ほかのバッグを持ち出す頻度がぐっと下がった。財布、スマートフォン、鍵、モバイルバッテリー、そしてOsmo Action 6。それだけ入れば、日常の外出はほぼカバーできる。
カラビナでベルトループに引っかけることも試している。ジーンズを履いているときは特に相性がいい。バッグを背負うほどではないが、ポケットには入らない。そういう微妙なサイズのものを「体に付けておける」感覚は、思ったよりも快適だった。
Osmo Action 6を選ぶ理由
GR IIIは変わらず好きで、スナップには持ち出す。ただ、子どもの動きを追うには少し向いていない面もある。ピントを合わせるより先に、子どもは走り出す。
その点、Osmo Action 6は躊躇なく向けられる。広角で、手ブレ補正が強く、縦動画にも対応している。カメラを構える動作が短くて済むぶん、撮れる瞬間が増える。
最近、TCBジーンズのシーマンズトラウザーズのポケットにそのまま入れて使っている。
ジーンズのゆったりしたシルエットとポケットの深さが、Action 6の収まりとよく合う。ポケットに手を突っ込む感覚で取り出せて、撮り終わったら戻せる。これが案外ちょうどいい。
有線転送という選択
ここが今年の夏に試してみたいことの核心だ。
Osmo Action 6とスマートフォンをUSB Type-Cケーブルで有線接続すると、撮影した動画や写真をそのまま転送できる。ワイヤレス転送は手軽だが、大容量ファイルになると時間がかかるし、接続が不安定になることもある。
Type-C to Cのケーブルを一本購入した。約2,000円弱で、長さはポケットから取り出してスマホに繋げる程度のもの。Mantis 2の中に入れておいて、撮り終わったその場で接続する。
公園のベンチで子どもが休憩しているあいだに転送が終わって、そのままInstagramに上げる。そういう流れが作れるかどうか、この夏に試してみる。
転送中は充電ができないというトレードオフはある。ただ、転送そのものは短時間で終わる場合が多いので、現実的な問題になる場面は限られると思っている。

暑さへの対処
夏に機材を持ち歩くときに考えておきたいのが、熱問題だ。
直射日光の下でバッグを放置すると、中の温度は想像以上に上がる。Action 6はそれなりに熱耐性があるが、スマートフォンは熱を持つと転送速度が落ちたり、強制的に処理を落としたりする。
Mantis 2は背面に通気構造があり、体に密着しても熱がこもりにくい。外ポケットに機材を入れっぱなしにするより、バッグの中で管理するほうが温度的には安定する。自転車で移動中は風が当たるので、停車しているときよりはましだ。
これも含めて、実際の運用で確かめながら調整していくつもりだ。
この設計が目指していること
子どもと一緒にいる時間は、荷物の最適化よりずっと大切だ。でも、荷物を整えることで、視野が広がる場面はある。カメラを取り出すことへの心理的な抵抗が低くなると、撮れる瞬間は確実に増える。
Mantis 2、Osmo Action 6、USB-Cケーブル一本。この組み合わせが夏の自分に合っているかどうか、答えはまだ出ていない。でも、構想が実際の運用に変わるとき、そこに面白さがある。
持ち歩く機材が「自分の行動を邪魔しない」と感じられた日は、写真が自然と増えている。それが今年の夏の目標だ。
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