Osmo Action 6が気になって仕方ない話——
DJI Osmo Pocket 3を買って、しばらく使ってきた。映像の滑らかさには満足しているし、3軸ジンバルの安定感は本当によくできている。日常のVlogや子どもの様子を撮るのに、これ以上ないくらい扱いやすいカメラだと思っている。それでも最近、Osmo Action 6が頭から離れない。
同じDJIのカメラをもう一台欲しいのか、と自分でも思う。でも気になって調べれば調べるほど、欲しい理由が積み重なっていく。今回はその理由を、正直に書いてみようと思う。
Pocket 3を持ち出せない場面がある、というのが最初の気づきだった。雨の日の公園がその典型だ。子どもたちと外に出るとき、多少濡れても気にせず回したい場面がある。水たまりに突進していく子どもを追いかけながら撮りたい場面がある。でもPocket 3はそういう設計ではないから、どうしても鞄の中にしまったままになる。撮れるはずのシーンを撮れていない、という感覚が少しずつ積み重なっていた。

晴れの日でも、気軽に持ち出せているかと言えば微妙なところがある。Pocket 3はスティック型で、ポケットに入れるにはやや大きく、鞄に入れると取り出すのに一手間かかる。もちろん慣れの問題ではあるのだが、「ちょっと撮ろう」という瞬発力が落ちる気がしている。
自転車での移動も同じだ。仕事柄、自転車で走り回ることが多い。訪問先へ向かう道、ふとした街の風景、そういうものをもっと気軽に撮りたいと思っている。でも振動の多い環境でPocket 3を使うのは、正直少し気を遣う。アクションカメラとして設計されたAction 6なら、そのストレスがそもそもない。振動も衝撃も、最初から織り込んだ設計になっているから、細かいことを気にせず使える。

ただ、スペックや耐候性の話だけで欲しくなっているわけでもない。Action 6のフォルムが、単純にいいと思っている。四角くてコロっとした形、どこかコンパクトカメラに近い佇まいがある。Pocket 3のスティック型は映像機器として優秀だけれど、テーブルに置いて撮る、ケージに組んで使う、という楽しみ方には向いていない。
ケージで囲んだAction 6の画像を見たとき、正直やられたと思った。コールドシューにマイクやライトを足して、ごつごつとしたガジェット感を纏った姿。フィールドに持ち出すための道具として組まれた佇まいは、所有する楽しさが全然違う。Pocket 3では辿り着けない世界だった。

カメラとして使える形をしている、というのは意外と重要だと思っている。撮影への気持ちの入り方が変わる気がするのだ。機材に少しテンションが上がることで、撮ろうという気持ちが生まれる。逆に言えば、どれだけ性能が高くても、手に取る気持ちが上がらない機材は使わなくなる。その感覚はカメラ好きなら分かってもらえると思う。
Pocket 3と用途が被るじゃないか、と言われればそうかもしれない。でも役割は思っているより違う。Pocket 3は滑らかさと扱いやすさが武器で、落ち着いた場面での日常Vlogに向いている。3軸ジンバルの滑らかな映像は、Action 6には出せない質感がある。一方でAction 6は、多少荒れた環境でも気にせず出せる、タフさと携帯性のバランスが武器だ。雨の日、自転車、子どもと走り回る公園、そういう場面での出番が明確にある。
二台が重なるのではなく、それぞれ出番が違う。そう整理できたとき、欲しい理由がはっきりした。

Action 6にはもう一つ、玄人好みの仕様がある。可変絞りだ。F2.0からF4.0まで絞りを変えられるアクションカメラというのは珍しく、撮影シーンに応じて表現を変えられる。明るい屋外ではF4.0に絞ることで、最短20cmまで寄った撮影も可能になる。アクションカメラの枠を超えた、カメラとしての楽しみ方ができる設計になっている。
マクロレンズを装着すれば最短11cmまで寄れるという話もあって、アクセサリを足しながら撮影の幅を広げていける拡張性も、ガジェットとして魅力的だ。
予算のことは考えた。でもそこは、しょうがないかなと思っている。欲しい理由が全部「Pocket 3では埋められない部分」だと分かってしまったので、あとは踏み出すかどうかだけの話になってしまっている。
雨の日でも迷わず出せるカメラ、自転車に乗りながら気軽に使えるカメラ、ケージで組んでテンションが上がるカメラ。そういうものが手元にあったら、撮れる場面が確実に増える。撮れなかったシーンが、撮れるようになる。それが一番の理由かもしれない。
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