恋するシンママ15〜彼の娘〜
私が恋をしている?
私を幸せにしたいと言う人がいる?
私に未来があるの?
。。。。。
信じられない感覚に陥っている
だんだんと実感が湧いてくる日々を過ごす
。。。。。
彼には娘がいて、その娘は彼が親権をもっている。その娘を紹介された。大切な親族を紹介されると言うのは、とても重大なことのように感じた。久しぶりの感覚だった。私には、3度目になるのだけれど。相手の親族に会うということ。いつか結婚するということを前提として、親族に会うということ。
彼は、娘から離婚後1人でいることを心配されていたそうだ。『誰か相手を作ったら?』と離婚当初から言われていたという。離婚成立までに、離婚調停から裁判になり10年もの年月を過ごしていた。どんなに辛かったかと思う。でも、その後も誰か相手ができることはなかったそうだ。何故なんだろう。娘は、父親である彼に『パパはモテるよ』と言っているという。そうして、大学の頃には友人の母がシングルマザーで、彼を気に入っていると勧めたりしたそうだ。
実際モテると思う。
優しい。
紳士的に振る舞う。
頭が良い。
一流大学卒業。
一流企業。
お金あり。
SEX上手い。
。。。
褒めすぎではない。事実の羅列。
そして性格が良いのだから。
相手を作ろうと思えばできただろうなと思うけれど、なかなか出会うことがなかったようだ。そして私と出会って、もう会う時には彼の中で私の存在が大きくなっていたらしい。そう感じられることを最近はよく話す。
顔がとにかく好みだそうだ。マッチングアプリでは、顔写真とコメント、メッセージが全てで印象が決まる。初めて会った日は、2時間だけ時間を作って話をした。2時間がとてもあっという間に感じられた。それが全ての答えだろう。彼と私はとても相性が良かった。そして、また会いたいな。と思っていたところに、彼から会いたいというお誘いが来て、次の週には長時間のドライブデートをすることになった。そこで、一日中話しをして。深い話もして。そして、距離がぐっと近づいた。
『1人で立っていないと。って考えて生きてきました。でも、やっぱり1人だと大変なんですよね。子どもや周りには、ギリギリを生きているって言うことを見せないように、結構必死だったんだなって気がつきました。』
彼に、一日中過去の辛い話を聞いてもらって、そして彼の辛かった過去を聞いて。そして、しきりに『俺がいるからもう大丈夫。これからは幸せしかないから。』と言われて。
ココロガトケテイッタ。
そして、その後で大人なのにちゃんと告白してくれた。大人って、流れて付き合ってるのかな?という感じから、そのままSEXをして。多分付き合ってるよね?って言う感じが多いように思う。でも彼は違う。いつもちゃんと言葉にする。ケジメをちゃんと付けながら人生を歩んでいく人。
『真剣に付き合いたいと思っている。』
長時間のドライブデート。
暗くなった車内。
彼は、『私が1人で辛い。』という話をした後で、付き合いたいと言ってくれた。
私は、人という字の支え合う形の様にその相手を得ることができた。その時はまだそんなにわかっていなかった。信じられない思いだけで。今でもまだ、信じられていない感覚に陥るけれど。それは現実のこと。娘に会うということは、その現実をさらにリアルにしてくれた。自分にとってとても大切な人に紹介されるというのは、こんなに嬉しいことなのだなと感じた。この人は、私のことをちゃんと想ってくれているんだなって。そんなことを言うととても失礼なほどに彼は、いつも私に『大事だ。』『好きだ。』と繰り返し言ってくれるのだけれど。それでも私の凍った心は少しずつしか解けていない。でも確実に私は私を取り戻してきている。不安な心をギリギリのラインで平静に保つことが必要なくなってきた。職場でも自然と笑える様になった。冗談も言えるほどになった。
一緒にいる人との関係性はとても大切だ。私が2度結婚に失敗したからと言って、もう相手を作ることが許されないなんてことはない。でも世間は許さないかもしれない。それは身内なら尚更。でも、遊びではないのだ。私の人生をかけて、私は相手を真剣に探した。そうして、真剣に付き合いたいと言ってくれる人と、出会うことができた。
奇跡
とさえ思うけれど、彼はいつも言う。
『奇跡じゃなくて必然だよ。必然にしていこうね。』
。。。
『何度も言うけどね。人は1人では生きていけないんだよ。』
彼は、この言葉を何度か言ってくれている。、
だから支え合える人がいてほしいと望むんだと。それは、人として当たり前のことなんだと。
そして、私の過去の人生を知って、『今まで支え合うこともできないような相手に蹴散らされて辛い思いをしただろう。』と、彼は最近しきりに言う。『でも、もう大丈夫』と。
彼は、過去の私の男たちを怒っている。私の事を傷付けた過去の男たちを、私以上に怒ってくれている。私はもう、怒ることもできず諦めてため息をつくばかりだったのだけれど。思い出すことは疲れる作業でしかない。私の人生を蹴散らした男たち。
そう。私は怒って良かったのだけれど。でも、離婚すると言うことは、その両方の人格が否定されたかのようなレッテルを貼られることで、その相手を怒ったからと言って過去の人生は戻ってはこないのだ。この辛さは、離婚した彼ももちろん感じていた。こんなに真面目で真っ直ぐな人なのに。何も間違って生きてきて居なくても、それなのに辛い離婚劇を10年も過ごしたのだから。
彼に初めて会った日に、初め彼から『何か聞きたいのとありますか?』と聞かれた。私は、『なんで離婚したんですか?』と聞いた。そして、その離婚の概要を聞きながら、彼の顔に深く刻まれた目の下の皺を見て、苦労を生きてきた顔だなって。その深い心の傷を表したかのような皺の深さを私は愛したと思う。多分初めて会って数分のその時。私の傷と彼の傷は、共鳴した。
。。。
私と彼は、これから幸せになっていく。
。。。
『俺なんて、もう死んでも良いような人間なんだよ。』
彼は時々言って居たけれど、今は変わった。
『長生きしないとな。あと45年だな』
彼は、105歳まで生きると言っている。
有言実行の彼はきっと長生きするかもしれない。そうなると私は92歳。
2人で一緒に死ぬまで生きて居られる人といること。
『人生色々あって当たり前。だけど、それをちゃんと喧嘩しないで仲良くしながら乗り越えよう。いろんな大変なことって、実は大したことじゃなかったりするんだからさ。大丈夫。俺がついてるんだから。』
いつも、大丈夫って安心させてくれる。
私のこの凝り固まった心には、このくらい繰り返し安心を与えてくれる人が必要だったと感じている。
神様が、これ迄の人生に辛い事を詰め込みすぎたから、ここからはもう大丈夫って、この人と出会わせてくれたのだと思う。
。。。
あと一つ
少し別の話
娘さんから、【恋愛リアリティーショー愛の里】を勧められた。見てみてくださいって。父親と私の恋愛を、そんな熟年リアリティーショーの登場人物を見て重ねているようだった。
でもな。見てみての感想。
凄い作り物の様な、大人が取り乱してる図な内容で(苦笑)
お父さんと私は、そんなにジタバタしてないよ(苦笑)と思いながら見て居た。ちょっと違うなぁ。と。でも、娘さんは娘さんなりに父親の恋愛を判ろうとしてくれているのだとも思った。大人も恋をするのだ。そして大人の恋は現実味が強いのだと。
あと、彼には悲報と言えるようなこともあった。
娘の彼氏は、35歳の10歳年上。同棲中。
バツ2だそうだ。
私もバツ2だけれど、この親子。2人ともバツ2と付き合ってる。
とは言えね。私の事を棚に上げて言わせてください。
男 バツ2の35歳
怪しい香りしかしない
1年ぶりに娘に会って、私の話をしようと言った居た彼は、それどころではない心境だろう。昨日の夜は、父親の顔になって必死に娘のその相手のことを聞いたのだろうと想像する。
『反対するとかそう言うんじゃないんだよ?』
私に会わせる直前に聞いたと言う彼は、明らかに動揺して居た。娘に私を会わせているその場所で、そんな話をしている。そりゃあそうだ。私の娘がそんな男と付き合ってるって言ったら、私なら一旦辞めさせたい。とりあえず同棲はやめておけ。そして聞き出す。そして、なるべく早く会う。と言う感じにしたいものだな。
行動力がすごくある彼は、多分そのうちに彼に会いに行くのではないか。必死に動くだろう。そして私もそうやって娘の相手をちゃんとみて居たい。
そう。
女の人生は男で決まるのだから
そんなことは、若い時は思いもしなかった。付き合う相手なんてsexの相性が良くて、居心地が良くて、身長が高ければ誰でも良いやって思って居た。長身好きな私。
‥これは偶然なことに、彼は身長も高い。私のボーダライン180cmを超えている。すっぽりと抱きしめられるのは心地がよい。
こんな選び方は間違って居たのだから。男の選び方は、これから娘たちに声を大にして教えていかないといけないこと。勉強するとか、どこに就職するとかよりも何よりも大事なこと。
男の選び方。
私も、自分のことを棚に上げて。とっても棚にあげて。彼の娘のことが。娘を思う彼のことが、とても心配だ。
娘さんには幸せになってほしい。
これからその父親と幸せになりたい私としては、とても重要な問題なのだから。
ね。
でもな。きっと大丈夫。
それを知った昨日は、彼にとっては心の揺れ幅大きな日だったのだろうな。
今日は午後数時間だけ会える。多分ホテルへ行く。でも、SEXの時間よりも、話す時間が必要になるかもな。
と思っている。
