『シビル・ウォー アメリカ最後の日』⑤ver.3:カリフォルニアとテキサスが同盟を組むと思える根拠と政党の変遷
前回は 内戦 について
今回は 西部勢力(FW) である、カリフォルニア と テキサス の同盟軍について書かせて貰います
多くの人が『ありえない事』と、たった数秒で片付けてしまう問題ですが
個人的には、以前書きましたが。普通に ”ありえる事” と思っています
なぜありえるのか? の前に、カリフォルニア州 と テキサス州 について
【カリフォルニア州】
■アメリカ最大の人口 (3951万2223人:東京都の3倍弱)を抱える州。面積は日本より広く、アラスカ、テキサス州に次ぐ大きさ
経済面では、世界の国と比較しても第5位に相当する大きな規模で。GDPで比べてみても、日本やドイツと並ぶ規模
Apple Google Facebook Intel・・・等、超有名企業が本社を構え、日本企業も多い
アジア系の移民が多く住み。日系移民に関してはアメリカの中で一番多い地域。それに伴い日系企業が多く進出し。飲食店もまた、日系のお店が進出し易く。カリフォルニアがアメリカ進出1号店に選ばれる事も
自分がいずれ行きたいと思っていた、木村信也さん(日本では愛知県岡崎市で零というカスタムショップを経営。自分も何度か訪れた事が有る)の経営するバイク屋 Chabott Engineering (チャボ エンジニアリング) もカリフォルニアに店舗があり
旅の途中で知り合って、いつかお邪魔しようと思ってたタトゥーアーティスト、ビリーさんのお店 Diamond club tattoo (ダイヤモンド クラブ タトゥー)も カリフォルニアにある
⇩超カッコいい、ビリーさんの画像
個人的にも少し縁があり、気なる企業も多くイメージも良かったから
カリフォルニアに関するニュースは、以前からちょっと気にして見ていたんだけど
年々変化が顕著に現れ、企業(特に日系)に関しては予想外の動きがあり。政治も含め、大きな転換期がきている。
移民を多く受け入れるという事は、多様性を認めるという事にもなり
いろんな人種、文化、思想を受け入れるという事で
保守的な思想を持つ人が相対的に少なくなり、リベラル派 が多い地域と言われ。環境問題にも敏感で、多くの規制はこの州から始まり各地に広がるといった傾向があり。排ガスや自動車関連の規制はかなり厳しく
個人的に、行き過ぎと思える法案が ”タコの養殖禁止”(オクトパス法案)
『タコが高い知能を持つから』というのが理由らしい
タコを食べる日本人が多く住むカリフォルニアで、この法案が最近通ったというのは実はちょっと意味がある(と思っている)
先程も書きましたが、カリフォルニアは日系人が多く。日本企業も多く進出し、アメリカでの本社をこの地に構える企業も沢山あった。しかし、近年はその流れに変化があり、本社を移転する企業が現れた。そして、その移転先となっているのが テキサス州 という事に
そして、その筆頭が”トヨタ自動車”で、当然関連会社も移転。建機製造大手の”クボタ”も、カリフォルニアからテキサスへ
トヨタの移転は、日本ではそれ程大騒ぎにならなかったけど。個人的には凄く驚いて、アメリカでのトヨタ関連のニュースを検索しまくった覚えがある
移転の一因として、税制面というのは確かにあると思うけど。60年近く根を下ろし、社員もそこで生活の基盤を作ってきた訳で。それでも移転をするって事はよっぽどの事だと思う
日本企業以外にも、”テスラ” ”オラクル” ”ヒューレット・パッカード”も本社を移転
従業員だけでもかなりの数だけど、家族も一緒に移った場合の影響力はかなりあるはず
ちなみに、テキサス州の日本人コミュニティはかなり増え。ダラス日本人会は1983年に 48社 164世帯 で発足し、現在は142社 946世帯 の規模でまだまだ増加中
日系を含め、元々多様性を受け入れるリベラルな人達が多い”IT系企業” も増え、テキサスのカリフォルニア化 が進んでいる
近年、なぜこれだけ大企業がメキシコへ本社を移しているのかというと
一番は税制面。テキサス州は、法人所得税、個人所得税がゼロ。代わりに、フランチャイズ税や売上税、固定資産税は比較的高いらしいけど、カリフォルニアと比べればかなり低いらしい。という事で
【テキサス州】
■まず、人口はカリフォルニアに次いでアメリカ2位 (2899万5881人:東京都の2倍強)で、 面積はアラスカ州に次いでこちらもアメリカ2位。アメリカ全土の7分の1、日本の約2倍という広さ
GDPで見るとこちらもかなり凄く、世界で第8位。カナダと並ぶ規模
有名企業は、先程述べたカリフォルニアからの移転を含め
日系では ”デンソー” ”三菱重工業” ”日本製鉄” も本社を移転し、それに伴い外食産業も多く進出。”くら寿司” ”牛角” ”丸亀製麺” ”ペッパーランチ” ”陣屋” が店舗を構えているらしい。ただ、外食産業は撤退も早いので、今現在営業をしているのかは不明
ちなみに、農林水産業生産額は全米第2位、輸出額は全米第1位という事で、工業も農業も高水準で。物流に関しても、これまた凄い
ダラス・フォートワース国際空港にはアメリカン航空の本社があり。ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港はユナイテッド航空のハブ空港。ヒューストン港は、全米2位の取り扱い貨物量
ダラス―ヒューストン間を繋ぐテキサスの高速鉄道計画は R東海 が技術支援を行い、ここでも日本との縁が
そして、この物流面での地政学的メリットというのが物凄く重要で
だからこそ、多くの企業が本社を構えるという事にも繋がる訳なんだけど
実は、この事で物凄く有利に働く事があり
これが、今回の映画『シビル・ウォー』に繋がる最重要テーマにもなります
テキサスはカリフォルニアと共に、独立に動いた事が何度かあり。民族的な側面も当然あるとは思うのですが
思想や信仰だけで独立を実行する事は難しく。何か事を起こすという事は、タダで出来る訳もなく。起業と同じとまでは言いませんが、ヒト・モノ・カネ は必要で
そこを考えると、テキサス・カリフォルニア 共に一国規模の州
おまけに、テキサスは 石油・ガスの生産量が全米1位 という、資源にも恵まれ。様々な面で自給自足ができ、弱点がほぼ無い州ともいえる
だからこそ、ナニかに縛られる、もしくは押し付けられるような事を嫌い
”独立”という道を選択肢に考えているのかもしれない
とはいえ、国として独立する場合、農業や工業、資源よりも重要な事
”国防” つまり、”軍事力” が無ければ意味がなく
『シビル・ウォー』でも、”内戦” が本題として描かれています
そこで、今度は ”軍事力” という面からテキサス州とカリフォルニア州を見てみますと
テキサス はアメリカ 1位 規模と言われ。カリフォルニア はその次、第2位
テキサスは特殊部隊グループの2つの中隊があり。空爆能力とドローンを擁する戦闘攻撃航空団の本拠地で
カリフォルニアも特殊部隊グループの陸軍特殊部隊グリーンベレーを含め、テキサスに匹敵する規模
そして、そもそも何故テキサスがこれ程の軍事力を擁しているのかというと
ここからが、地政学 の領域で
テキサス州がいかに軍事面で重要な場所、”要所”であるかといえば
アメリカは日本と同じく海洋国家で、港の重要性が絶えず語られ
港は経済面での物流と共に、軍事面でも重要視され。駆逐艦などが寄港できるよう、水深を含め岸壁の整備が勧められ。同時に、国防という面で港の安全性を保つ意味でも、軍事力の必要性が求められている
そして、テキサスはメキシコ湾に面し591キロの海岸線があり。貿易高がアメリカ最大のヒューストン港を含め、11の巨大貨物船が入れる港がある
そのような港があれば当然そこからの陸路も重要で、全米最長の貨物鉄道網と高規格道路を持ち。ダラス・フォートワース地域からトラックで24時間以内にアメリカの37%、48時間以内に93%の地域まで到着出来るという、交通網としても整備が整えられ、空港に関してはすでに述べた通り
テキサスは 陸・海・空 全てにおいて最強と言える州で、だからこそ経済面でも本社を構えるには優位な面が多く。今後も多くの企業・工場が増え、人口(移民)も他の州と比べ急激に増える事が予想される
そして、経済面での変化は政治の面でも影響が大きく。過去のカリフォルニア州がそうであったように、企業はロビイストを使い企業に有利な税制・法案を通し。その延長線に、企業の意向を汲む人間を政治の世界に送り込む
この流れを考えると、いずれテキサスも企業寄りの政治色が強くなるはずで
企業と政治家の繋がりはより強固になる
そして、その企業の中にはカリフォルニアと縁のある企業が多く。移転したとはいえ、カリフォルニアの政治家やロビイストとは個人的に繋がりがある人は多いはずで
カリフォルニアからすれば、テキサスに企業を奪われたと恨む気持ちもあるはずだけど。元々、独立に関して前向きで、より大きな目的(敵)の前なら今は同盟を結ぼうって事で共通の人間が仲裁に入り、かつ企業の後押しもあり、同盟を組むカタチになったのではないかと
あと、これも殆どの方が全く語らない視点。支持政党 に囚われていると全く見えなくなってしまう事
過去の 独立運動 や 本社の移転、法律の改正 にも言えるけど。両州共に、意思を持って行動に移す事が出来る人達という事。これがやっぱり大きい
周りに流されたりせず、自分たちのアイデンティティをしっかりと持ち
そして、”行動が出来る人達” が多く居る。そして、その行動を企業や政治家達も許容できる環境が出来上がっている
だからこそ、政府に対して行動を起こしている。まぁ良く言えば行動力のある人達だけど、我慢の出来ない人達って事
最後に、凄く重要な事
多くの方、というかほぼ全ての方が指摘している 支持政党 の違いについて
カリフォルニア州が民主党 を支持し、テキサス州が共和党 を支持しているとい事。しかも、”両州共に強固な地盤があり熱烈な支持者が多い”と
ですが、当然カリフォルニア州にも共和党支持者が居て。テキサス州にも民主党を支持者が居る訳です
そして、世代(時代)が変われば支持者の傾向が変わる事は当たり前で。変わらない事の方が珍しい
ましてや、移民の受け入れが多い、もしくは人口の増加率が激しい地域はその変化のスピードは速く、支持政党が変わる可能性も高い
多くの人が言う ”今○○だから” とか ”ウチが優位(1位)だから大丈夫” という理論だけで、他の根拠や理由を指摘できずに語る人はちょっと問題がある
変わる理由の方がはるかに多く、逆に 変わらない理由はごく僅か という事を解っていない
これも、以前書いた危機管理の無さに近く。固定概念というか、現状維持バイアス という、多くの人が持つ良くない性質で
このような思考は、慢心や自惚れ の原因になったりもして。ビジネスの世界で、経営者がこのような思考から抜け出せないでいると、業績が傾きかけたり、酷い時には廃業の引き金になったりもする
ちなみに、カリフォルニア州は共和党支持 者の方が多い時代があり。テキサス州でも民主党支持 者の方が多い時代があったという事
もっと言えば、リベラルと言われる 民主党も過去を遡れば保守 の傾向があり。人(時代)が変わるという事は、その人(時代)が求める事も変わり。支持者に変化があれば、当然政党も徐々に対応していかないといけない訳で、普通に考えれば当然の事
単純に目に見えるだけの情報や、多数の意見だけで ”ありえない事” と決めてしまうのは安直で楽な事だけど
いろんな視点で考える事も大事で、その方が映画をもっと楽しめるんじゃないかと思います。
最近の ”本田” と ”日産” じゃないけど。経済界では、以前なら考えられない組み合わせはいくつもあって
銀行で言えば ”りそな” や ”三菱UFJ” 。百貨店、スーパー、ホームセンター、薬局、コンビニなんかも、財閥やメインバンク、資本の垣根を超え、吸収や合併を繰り返してきた
身近にもこれだけ沢山の前例があり。過去の歴史でも 戦時中 や 戦国時代 では予想外の同盟、裏切りだって沢山あり
過去の政治的な面 (最近SUZUKIの鈴木修さんが亡くなり、そこも含めて政治と経済にはイロイロと語る事が多い) からも同盟について書きたかったのですが(ロナルド・レーガンとドナルド・トランプの共通点など)
そうすると、今現在の政治の動き(政策の全く違う政党が選挙で協力する事など)まで語りたくなってしまうので、まずはこれでキリにします
あ、何度も言うようですが。自分は専門家でも評論家でもなく、個人的な感想をただ書いているだけで
学力は小学生並み、社会人としての能力も無く、ただ ”たこ焼き” を黙々と孤独に23年焼いてきただけの ”たこ焼き屋” なので
間違った事を言っていたり勘違いも当然していると思いますが、こんな感じで勝手に想像(妄想)する事も映画の楽しみの一つで
監督も、鑑賞する人に想像の幅を持たせる為に、あえて明確な原因や答えを描いていないんだと思う。
見る人によって映画の感想が違うのは当たり前で、楽しみ方も人によって違う。でも、せっかく監督がいろんな楽しみ方のできる映画を用意してくれたんだから、楽しまなくちゃ勿体ないし、その価値が物凄くある映画だと思う。
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社会的弱者、特に両親を亡くした子供達を移動販売を通して支援できる仕組みを作ろうと日々学び行動をしていました
過去には、児童養護施設でたこ焼きを食べて貰ったり、施設出身の子供達へ起業のアドバイス・支援等をしていたので、その為の活動資金の足しにできればと思っています
