見出し画像

極狭MicroATX対応PCケース KEIAN KX-M04&謎の搭載電源EWIN 300-TFXレビュー

KX-M04概要

2026/3/16時点の価格.com容量ソート

KEIAN KX-M04。2026/3/16時点で価格.comに掲載されている容積記載のある(同様に小型ケースのサイズOTTER、Antec VSK2000-U3等サイズのみで容積未記載のケースも割と多い)MicroATX対応PCケースの中でも、FLEX ATX電源を搭載したやや割高なIN WIN IW-CJ712B(8L)を除けば最も小型な9.3Lの代物。電源はFLEX ATXよりは選択肢の多いTFX電源を搭載。

以前より容積21.9Lの小型ケースSAMA IM01を使用するなど極狭ケースを愛用してきましたが、最近はACアダプタをPC電源として使用可能とするpicoPSU-160-XTなどを用いてATX電源はおろかSFX電源も使用しなくなっているので、より小さな、かつMini-ITX環境程コストのかからないケースを求めて手を出してみました。
80 PLUS PLATINUM認証のTFX電源、IN WIN IP-P300KF7-2が3つ程あるのでATX - TFX変換を噛まさずTFX電源をデフォルトで搭載できるケースがほしかったというのもあります。

あと写真等内部の情報が乏しくて細かい仕様がよくわからない。気になっていたのでそれも購入理由かも。

最近になって写真付きレビューを載せてくれる方が現れたようです。

KX-M04 正面

KEIAN KX-M04 正面

PCケースは7台目ですが何気にロープロファイルのPCケースに手を出すのは初めて。幅98mmとロープロケースの中でもかなりほっそりとしたシルエット。
正面のメッシュ部分はハニカム構造。購入前はデザイン的にどうかと思いましたが実物を見ると意外と悪くない。ビジネスPCライクな外観に思えます。まあPCケースの真正面なんて四六時中ガン見するわけではないけど。

正面には上から電源ボタン、リセットスイッチ、USB 2.0、USB 3.0(USB 3.1 Gen 1/USB 3.2 Gen 1)ポートが2つ、そしてなんとType-Cまであります。うちのケースでType-Cポート付いてるのこの子が初めて。

KX-M04 天面

KX-M04 天面

天面部はファンを2つ搭載可能。80mmかな。搭載可能ファンサイズすらスペック表示載ってない。
基本省電力な構成で用いるので今回は使用せず。

KX-M04 背面(PCIブラケット部)

KX-M04 背面

カバー(?)は爪で止まっており上にスライドすると外れる。どうやら再利用不能の折り取り式のようですね。

【追記】他の方も触れていた拡張カードスロットのトンデモ仕様

狭すぎてマザボを装着したまま拡張カードを付けられない

はい。価格コムでPCIブラケットのフレームを切り取った方がいらっしゃいましたが、それも自分で触れてみて納得。ケースにマザーボードを装着した状態ではなんとそのまま拡張カードが刺さりません!!
これ対応策はどうすればいいかと言うと、一度マザーボードのネジを外してずらした状態でカードを挿し、そしてマザボを戻す必要があるみたい。驚愕です!! 凄いケース!!

KX-M04 側面

KEIAN KX-M04 側面

奥行きは290mmと非常にすっきり。

購入直後の内部

デフォルトではスペーサーが4つだけ付いてますね。Mini-ITXマザー載せる前提? 付属スペーサーを2つMicroATX用に追加しました。

KX-M04 側面(マザーボード搭載時)

KEIAN KX-M04 + MicroATXマザーボードASUS H410M-A

とりあえずでCore i5-10600Tを搭載したASUS H410M-A(226x203mm)を収納。このサイズだから…というのはあると思うので、フルサイズのMicroATXマザーボードの244x244mmだとIM01の様にコネクタ等との干渉とか厳しいかもしれませんね。

CPUクーラーはサイズ Shuriken Rev.Bがギリで収まる感じです。70mmまでの高さに対応との事なのでリテールクーラーと同程度なら大丈夫でしょう。
右上のマウンタは今回用いませんでしたがHDDベイとかなのかな。外しても支障はありません。

手持ちはCore i5-10600TやRyzen 5 5600G、Core i3-8100Tといった低発熱なCPUばかり。かつ安定動作の範囲で低電圧運用しているので冷却はトップフローのCPUファンのみで夏場も問題無いでしょう。
GeForce GT 1030、Radeon RX 6400といったロープロのビデオカードを挿した場合は天面ファンを動かさないと厳しいかもしれませんね。

標準搭載TFX電源 EWIN 300-TFX (300W)

標準搭載の謎メーカーEWIN 300-TFX

電源はさっさと手持ちのIP-P300KF-2に換装してしまったので手前の黒いのが標準搭載の300-TFX。きしめんケーブルで極狭なケース内では取り回しはよい。
これが不思議なことにいくら調べても検索にヒットしない。80 PLUSの認証も取っていない(っぽい)。TFX電源だし流通に乗らない産業用とかなんでしょうか?

EWIN 300-TFXの消費電力計測

ワットチェッカー TAP-TST5での計測
ワットモニター TAP-TST8Nでの計測

IP-P300KF-2での運用を考えていて使う予定は無かったのですが、私は消費電力の計測に命をかけてる(?)のでいくつかテストしてみました。

そんな無名(?)のEWIN 300-TFXですが意外と健闘を見せて、流石にプラチナ電源のIP-P300KF7-2(8W/9.6W)やACアダプタを用いるpicoPSU-160-XT(多摩電子工業 PR-AP139U+12Vトリガーケーブルで6W/6.6W)には劣るものの、SFX電源(80 PLUS GOLD)の玄人志向 KRPW-SX400W/90+…よりも極低消費電力では若干アイドル時の数値は下回っており、高負荷(?)時も2016年仕様のCX450Mより若干低いとそんなに悪くない。

電源効率が良い=電源品質が良いとは限らないのですが、数値の上ではそう悪いものではなさそうです。

EWIN 300-TFXのスペック

300-TFX スペックシート

ちなみにこの子、300WなのにPCI Express補助電源 6+2pin (8pin)が付いています。CURRENTのアンペア数で計算すると大体290WなのでOUTPUT CURRENTは各系統が瞬間的に出せる数値でしょうか?
CPUとGPUにそれなりの仕事をさせて12Vを200Wちょいというのはかなり抑えないと行けなさそう。PL1/PL2を25Wに抑えたCore i3-13100F + GTX 1060 6GBで双方フルロードさせた場合が高効率電源で160Wちょいなので、CPUを盛るというか定格にしたらあっさり達しそうですね。


いいなと思ったら応援しよう!