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炎天下で倒れていたおじさんを救おうとしたら、ブチギレられた話。

動物園でライオンが熱中症で死亡したと
朝のニュースでみました。最初はなんの冗談かと
思いました。ライオンってサバンナ出身ですよね?
サバンナって暑いですよね?

でもそれだけ今の日本の夏の暑さは
人間、動物関係なく危険なんだと
再認識させられる出来事でした。

それでふと思い出した夏の出来事がありました。
それは去年の8月の話です。



その日も暑く30℃を軽く超える気温、
車で嫁さんを仕事場に迎えに行ってる途中でした。


土手沿いの車通りの少ない道路を走っていると路肩に
自転車が投げ捨ててあったのです。

土手沿いでしたので 
「また誰かが捨てていったな。最悪だな」
と思ってそのまま、通り過ぎようとしました。

しかし、よくよく見ると自転車の隣に
赤いTシャツを着たおじさんが仰向けで
倒れていたんです!

この炎天下の昼間です。絶対熱中症で倒れたんだ!
と思い声をかけようかと思いました。

しかしすぐ動けばいいものを、間違ったら
恥ずかしい、面倒に巻き込まれるのも嫌だな
とか色々考えてしまいました。
1回考えるとなかなか動けなくなります。

悩んだ結果ただ寝てるだけかもとか、
見間違いかもとか、色々自分に都合いい事を考えて
その場から立ち去ろうとしました。



ある程度通り過ぎてから、私はこの事を家族に
どう話すんだろう?それとも黙ってるんだろうか?
疑問が浮かんできました。


「倒れてる人がいたけど、
寝てるかと思って通り過ぎたよ」

「困ってる人がいたら率先して助けるんだぞ。
父さんは見間違いだと思って通り過ぎたけどな」

なんか自分がみっともない奴に思えました。
口だけの奴が私は一番嫌いな筈なのに。
このまま通り過ぎたら子ども達の顔は見れないな
と思い、速攻引き返しました。




たく「もしもし!!大丈夫ですか!もしもし!!」

おじさん「・・・・」

たく「大丈夫ですか!!声聞こえますか!!」

おじさん「・・・っせえな」

たく「声聞こえますか!!」

おじさん「うるせえな・・・」

たく「意識ありますね!!良かった!今救急車呼びま    すから、頑張って下さい!」

おじさん「うるさいな!気持ちよく寝てたんだよ!なんなんだよ!まったく!」

たく「・・・・」

おじさんは起き上がると何事もなかったように
自転車で颯爽と去っていきました。



私は心底「よかった」と思いました。
おじさんが何ともなかったのも勿論ですが、
何より私が家族に顔向けできる行動を取れたこと、
話せば笑い話に出来る結果になった事。

色々な感情がないまぜになって、
「よかった」になったんだと思います。

そして今ではこの話は家族での
鉄板ネタになっています。

あのおじさんは何者だったのか?
なんで真夏の昼間に外で寝てたのか?
なんで赤いTシャツを着ていたのか?

全ては謎のままです。
でもきっと謎のままでいいのでしょう。



ただ1つ言えることは、このおじさんのおかけで
私はまだ子ども達に大人っぽい正論を言えています。
その権利を失わずに済みました。

でもおじさん。体に絶対良くはないので炎天下の昼寝は本当にやめたほうがいいです。
見る人がみんなびっくりすると思います。

そして今度またおじさんが寝てる所を見つけたら、
感謝と御礼と、そして子ども達にまだ大人の正論を
いう為に起こさせて頂きます。
その時は怒らないで下さいね。


おまけ

夏の風物詩

父の日

エッセイ

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