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九九は半分以上覚えていない……発達障害者(旧アスペルガー・現ASD+ADHD)のぼくの算数脳

ぼくが他の人と考え方が違うと思ったのは、小学一年生の算数の時が初めてだと思う。
1から10まで足し算する授業だったと思う。
1+2+3+4+……+10=?
である。
1+2=3
3+3=6
6+4=10



と計算して、最後に
45+10=55

なぜ、順番に足していくの?
1+2+3+4……+10=
(1+10)+(2+9)+……+(5+6)=
11+11+……+11=55
とすればよいと思った。

これはぼくが発達障害(アスペルガー)だからなのか、別の原因なのだろうか?
他の発達障害の人も同じように考えるのだろうか?
定型発達の人でも思いつくかもしれない……
ぼくはアスペルガーの順番にこだわる特性があると思うが、順番は前から一つ一つでなく合理的な順番である。
同時にADHDの順番を間違えるという特性もあり、それが結果的に上手くいっただけかもしれない。

数字が並んでいるからたまたま使える、と言われるかもしれない。
しかし、アトランダムな数字の足し算でも、1けたなら(今度は11でなく)10になる組み合わせを何個あるか数えて、あまった数を足すだけである。

そもそも1+2=3や1+1=2で正しいの?
と疑問に思うひねくれた小学一年生であった。
1+1=2というのは多数決で決めているだけと思っていたくらいである。
2でなくて10になってもいいんじゃないの、とか思っていた。
実際に2進法では
1+1=10
である。

足し算だけじゃなく、掛け算も普通の人とぼくは違っていた。

九九は半分以上覚えていない……
というのは、子供心に九九は半分以上が無駄と思っていたからである。
1に数字をかけたら、その数字になるだけである。
1✖1=1(いんいちがいち)
それって絶対にいらないだろ!
1✖いくらは覚えない。
同様に
2✖1=2(にいちがに)
など✖1=いくらも覚えない。
2✖は
2✖2=4(ににんがし)
から覚えた。
3✖2=6(さんにがろく)
なんて意味がない。
2✖3=6(にさんがろく)
の2と3をひっくり返しただけで既に覚えている。
なんで、ひっくり返したものを二度手間で覚えなきゃいけないのか?!
と子供心にむしょうに腹が立った。

数が大きくなるにつれて、覚える九九は少なくなる。
9✖いくらで覚えるのは
9✖9=81(くくはちじゅういち)
たった1つだけである。
8✖9=72(はっくしちじゅうに)
を覚えたので
9✖8=72(くはしちじゅうに)
を覚える必要はない。

整理すると

1✖(で覚える九九は)0個
2✖( 〃 )8個
3✖( 〃 )7個



9✖( 〃 )1個

覚えるのは81個の内の36個しかない。
これも(1+8)✖4で計算できる。
全体の44・4……%しかない。
逆に55%以上は覚える必要がない。
だから、九九は半分以上覚えていない……
つもりだが、何回も暗唱させられたから、覚えていても使っていないだけかもしないが。

アスペルガーには算数・数学の成績が良い人がいる(ぼくがどうかは別として)。
アスペルガーの脳のシナプス(神経の接続部)が通常の人の2倍あることが影響しているとぼくは推測している。
紹介した例でいうと、
(1+10)+(2+9)+……+(5+6)=55
と発想するシナプスが残っている。
九九はひっくり返すというシナプスがある。
もっとも、ぼくは算数脳・数学脳を使う仕事をしなかったので、役に立っていない。

なお、ぼくは九九は36個でよいと主張しているわけでない。
定型発達の子供には、九九を81個全部を覚えた方が良いのかもしれないと思う。
(正直なところ、ぼくは定型発達=普通の人の考えることが分からない)
ただ、ぼくのような脳を持っている子供もいて、そういう子にとって九九を81個も覚えるのは苦痛だろうから、配慮してあげたらと思うだけである。そのような子には36個だけ覚えたらというだけでも楽になるような気がする。

今回は、発達障害者のぼくの個人的な算数脳についての告白でした。
発達障害のお子様や親御さんにとって参考になるでしょうか???

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