AIってどれを使えばいいの?はじめてのAI選び
「AIが気になってるけど、どれを使えばいいかわからない」
こう考えている人は多いのではないでしょうか?
AIを使うときには、ハルシネーションに注意したり個人情報・機密情報を入れないなどの注意事項もありますが、こういったAI活用第一歩については前回お話ししたので、今回は“具体的にどんなAIをどう使うと生活や仕事がラクになるのか?”という視点で、現時点でのおすすめAIをご紹介します。
▼AI活用の第一歩▼
名前は知ってる?三大AI
まず調べると出てくるのが、ChatGPT・Gemini・Claudeの3つのAI。
現時点では、これが三大AIです(異論は認めます)。
それぞれの強みはこんなかんじ。
ChatGPT:日常の文章作成から調べ物、下書き、段取りまでを丸ごと任せやすい万能型。最近は予定どおりに自動で処理するタスク実行も使えるので、「毎朝のニュース要約」「毎週のルーティン整理」など生活や仕事の土台が整います。
Gemini:Google検索や画像生成との連携が軽快。YouTube連携もできるので、YouTubeの要約ならGeminiにおまかせ。それから、長文や大きなデータを処理したいときはGemini一択なので、文字起こしなどはGeminiがおすすめ。
Claude:日本語での文章力が一番高いと言われています。これ以外にも、コーディング分野も得意としています。文章を書かせたいときやコーディングをしたいときにオススメのAI。
すでに3つもあって選ぶのに困るかと思いますが、基本的にChatGPTとGeminiの2つがあればほとんどが解決します。
“複合AI”は最強?
このような有名なAIのほかに、複合的に使えるAIもあります。
そのひとつがGenspark。
Gensparkは「いろいろなAIを横断して使える」ほか、動画作成・スライド生成・AIブラウザなどアウトプットまで一気通貫で進めやすいのが特長のAI。
このGensparkは、有料プランを契約すれば、通常はそれぞれで有料契約しないと制限がかかってほとんど使えないChatGPTやClaudeの高機能モデルが、ほぼ制限を気にせず使えるようになるのが特徴です。
たとえば、企画書を下書きしてそのままスライド方向へ展開したいとき、モデル選びやファイルの行き来を気にせず制作の手を止めないで進めることもできます。
では、ChatGPTに課金しようと思っているならGensparkの方が良いのでしょうか?
これはケースバイケース・・・とはいえ、動画生成やスライド生成などを使わない限り、ほとんどの方にGensparkは不要。
基本的には無料のChatGPTやGeminiで十分ですし、もし課金する場合でも、ChatGPTの方が使いやすい機能を備えていると言えます。
ChatGPTが普段使い最強の理由
なぜChatGPTの方が使いやすいのか?
その一番の理由は、タスク機能です。
タスク機能とは有料プランで使えるもので、決まった日にちや時間に、特定の指示を自動で行ってくれる機能のこと。
この機能は、仕事はもちろん、プライベートでも意外と活躍するかなり有能な機能なんです。
具体的には、次のような指示を与えておくことで、あなたが日ごろ行っていた細かい繰り返しタスクが自動化できます。
たとえば・・・
【仕事編】
◇最新動向チェック
「毎週月曜日から金曜日の朝6:30に、輸出入関連の仕事で知っておくべきニュースがないか調べて。もしあったら、その概要と、そのニュースが起きたことによる貿易状況の変化予測を教えて」
「「モーター」「IoT」関連の最新ニュースを調べて、毎朝平日8:00に教えて」
◇ブログ作成
「毎週月曜日、水曜日、金曜日の7:00に、EC業界の最新ニュースを調べて3つピックアップして。それから、その3つのニュースに関連して書けるようなブログの骨子を提案して」
◇KPIチェック
「毎週金曜日の21:00時点でGoogleドライブの「KPI推移」からその週のKPI数値と達成率を出力して」
【プライベート編】
◇洗濯干しのちょっとしたイライラを解消
「毎日5:30に〇〇市の天気をチェックして、雨が降る確率を教えてください。これは洗濯物を外に干すべきか中に干すべきかを知るために使うので、どちらが良いかも一緒に教えてください。」
◇忘れ物チェック
「毎日6:30に〇〇市の天気をチェックして、傘を持って行った方が良いかを教えてください。」
「平日の16:50に毎回〇〇市の天気をチェックして雨なら、「傘を忘れないように」と教えてください」
◇運動を習慣化
「毎日6:00に、その日の天気に合わせた10分程度の運動メニューを提案してください」
◇忘れがちな毎週のタスクチェック
「毎週月曜日の朝に、次の週刊少年ジャンプの発売日を調べて教えて」
◇子どもとの外出予定を提案してもらう
「毎週木曜日の15時に次の土日の予定(Googleカレンダーを参照)を確認して、大きな予定がなければ、空いている時間で子どもと遊べるイベントやオススメスポットを5つ提案して。尚、かならず天気、移動時間、混雑予測も考慮すること。また、行ける場所は〇〇市から車で2時間以内に行ける場所としてください。」
「毎週金曜日の17時に、〇〇市から車で1時間以内で行ける場所で開催されるベイブレード大会をリサーチして教えて。出力は、次の項目でお願いします。日時・時間・場所・受付の方法・大会情報が載っているURL・その他の大会情報」
◇お出かけの準備を楽にする
「毎週水曜日の15時に次の土日の予定(Googleカレンダーを参照)を確認して、お出かけ予定があれば、その内容に合わせた持ち物一覧を作成してください。かならずその日程と場所の天気も考慮し、もしこれから購入が必要そうなものがあれば、その旨教えてください。」
これらは一例ですが、こういったことが自動化できると考えると、あなたも「そういえばこれも自動化できるんじゃ・・・」ということが1つや2つあるはず。
これらを自動化できれば、仕事もプライベートも、結構楽になると思いませんか?
この一例を読んでみて、一度「これができるってことは、もしかしてこんなことできる?」「こんなことができたらうれしい」「あれ?これって毎週同じことしてない?」など気づくことがないか確認してみてください。
まずは無料からはじめる
とは言っても、このタスク機能はChatGPTの有料プラン。
無限にお金をかけられるわけではないので、ここからはAIのコストについて見ていきます。
なんでもそうですが、AIも、最初は無料で試して、不足を感じたところにだけ課金するのが一番負担も失敗も少ないやり方。
とくに今のAIは無料でも十二分に使えるケースが多いので、無料で満足できればそれでOK。
具体的には、次のようなステップが王道です。
一定期間無料で試す:ChatGPTまたはGeminiを1週間以上使ってみる。自分の作業にどれだけ刺さるかを体感します。もちろんここで満足すればそのままでOK。
不足を埋める:頻繁に制限がかかったり、有料じゃないと使えない機能が欲しくなったらChatGPTの有料プランを検討する。
制作が増える月だけ:動画・スライド・配信用素材を量産したい時期だけGensparkをオン。
小さな不満をメモしておくと、「この不満=有料化の根拠」になります。
あれもこれもAIで
ここまで読んでも、「あんまりAIの出番はなさそうだな」と思った方。
あるいは、「もっと良い使い方がないかな」とワクワクしてきた方。
ここからさらに、いろいろなAIの使い方を見ていきます。
さらっと読んでみて使えそうなものがあれば、あるいは応用できそうなものがあれば、AIを使えば、あなたの仕事・プライベートがライフハックできます。
① 家事・学習・軽い調べ物
朝のToDo整理、買い物メモ、旅行のざっくり計画などは、ChatGPTかGeminiの無料枠で十分使えます。思いついたときにスマホから投げるだけで、メモの整理やリサーチをしてくれます(リサーチについては、有料プランの方が精度は高く制限も少なく使えますが)。ちなみにGeminiなら、はじめに設定しておけばGoogle KeepのメモやGoogleドライブへ書き込むことだってできます。
GeminiだとYouTubeとの連携もできるので、これも先に設定してしまえば、YouTubeのURLを投げて中身を文字起こししてもらうことも可能。YouTubeは意外と文字で読むほうが早いときも多いので、インプットの時間短縮にもなります。
② 仕事の下調べ・要約・文書化
議事メモから要点を抜き出し、章立てを付け、最後にメール文面まで整える、といった“出口まで”、ちゃんと指示をすればやってくれます。ひとつひとつに指示を出して順番にやるのも、もちろんOK。資料の分量が多いときはGeminiの方がおすすめ。Geminiに長文を入れて要約して、体裁を仕上げる・・・。好みに応じて、要約をGeminiにしてもらってChatGPTで体裁仕上げ、という二段構えもできます。
会議の文字起こしはスマホで音声をとっておいて、Geminiに「文字起こしして」とデータを投げるだけ。出てきたデータから「「あー」や「えー」などのフィラーをとって整理して」と整理してもらったり、「そのデータを議事録にまとめて」と指示すれば、あなたはほとんど時間をかけず、簡単な議事録ができあがります。
③ 画像・動画・スライド制作
画像ならまずは無料のGemini。動画やスライド生成なら、Genspark(有料プラン)の出番です。
「こんな画像を作って」と投げれば、びっくりするほど簡単に画像や動画を作ってくれます。テンプレや演出のアレンジを何度も試して、そのまま公開用データへ持っていけるのが魅力です。短尺動画やLP用の見せ素材をまとめて作る週は、費用対効果を実感しやすいはずです。
④ 横断リサーチ(イベントや相場感の下見)
ChatGPTのDeep Research(無料でも低精度のリサーチはできますが、有料の方が高精度)やGeminiのDeep Researchを使えば、いろいろなところをリサーチして、かなりの分量のレポートを作ってくれます。とはいえ間違った情報を引っ張ってきていることもあるので、必ず都度裏取りは必要なのですが、それでも“最初の地図”づくりにAIは向いています。
子どもが「動物園に行きたい」と言い出したときに「直近の土日の〇〇市の天気と、〇〇動物園のイベントをリサーチして」と投げておけば、家事をしている間や食事の間にちゃんと調べてくれていてかなり便利。
“毎日の困りごと”から逆算する最短ルート
テキスト仕事が多い → ChatGPT・Gemini中心に使ってみる。ChatGPTのタスク機能で自動化を足せれば、さらにラクになります。
リサーチがしたい → ChatGPT・GeminiのDeep Researchを使ってみる。無料だと回数制限があるので、まずは無料版を使ってみて「もっとたくさん調べたい」「精度をもっと上げたい」と思ったら、有料を検討するのもアリです。
画像や動画を頻繁に作る → Gensparkを制作月だけオン。
長文の読み込みが多い → Geminiで要約→仕上げ。
まず広く試したい → ChatGPTとGeminiでまずはお試し。
どれか1つに“固定”するより、その都度用途で切り替えるのがコスパ最強。
アカウント作成は無料なので、まず触ってみる価値は十分にあります。
ちょっとオトクな裏技
そしてもし「AIに課金したい」と思ったら、ちょっとだけ立ち止まってください。
じつは、有料レベルのAIが無料で使えたり、ちょっと工夫をすれば普通より安く契約できることもあるから。
ここでは、そんなちょっとした裏技をご紹介していきます。
Geminiの最新最強モデルは無料で使える:GeminiもChatGPT同様、有料プランがあります。現在一番賢いのはGemini 2.5 Proというモデルで、普通は無料プランでは回数制限があります。でもじつは、これを制限を気にせず使える裏技もあります。それは、Google AI Studioから使うこと。ここを使用すると、内容はすべてAIの学習に使われてしまうというデメリットはありますが、ほぼ制限を気にしなくていいレベルでGemini 2.5 Proが無料で使えます(制限はありますがめちゃくちゃ緩い)。とは言っても有料プランでしか使えない機能もあってすべてが無料で使えるわけではないのですが、一般人には十分。「最新AIを試したい」という方は、一度このGoogle AI Studioを使ってみてください。
ChatGPT 有料プランはiPhoneから:毎日の仕事や自動化、Deep Researchにメリットを感じたら、有料プランを検討。本来、スマホからの課金よりWebブラウザからの課金の方が安いサービスが多いですが、iPhone×ChatGPTだけは例外です。通常Plusプランは消費税を入れて毎月$22→$1=148円計算で3,256円ですが、iPhoneの設定やChatGPTアプリから課金すると、ジャスト3,000円/月で使えます。もしiPhoneユーザーでChatGPTのプランを検討しているなら、絶対にiPhoneから契約してください。
制作を一気に進めたいときだけGenspark:毎月動画・スライドを作る・・・という人は当然契約した方が良いものの、とは言っても、じつは動画については毎週のようにおすすめAIツールが変わります。だから、Gensparkは使いたいときだけ契約が鉄板です。
AIは“最初から完璧”を目指すより、小さく始めて必要なところにだけ投資するのが王道。
普段はChatGPTで文章と段取り、軽い検索はGemini、制作月はGenspark。
これだけで、今日から仕事と日々の暮らしがライフハックできます。
まずはChatGPTとGeminiのアプリをダウンロードして使ってみてください。
うまくいったらテンプレ化、そして必要に応じて強化。
その積み重ねが、いちばんコスパの良いAI活用になります。
「いつの間にかまわりがAIを使っていてめちゃくちゃ差があった」なんてことにならないように、ぜひ1週間から、使ってみてください。
▼がっつりChatGPTを使いたいなら▼
▼AIを賢く使い倒す▼
▼小説で楽しくAI技術を学ぶ▼
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