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PORTRAIT IN DAYS[映画を視て、自分の好みを識る ④]

ヴィクトル・エリセ監督の作品を勧めてくれた友人のユキさんに『ミツバチのささやき』のDVDを借りたのだけれど、一緒にもう1本貸してくれた作品があった。それが、エリセ監督のもう1つの代表作である『エル・スール』だ。『ミツバチのささやき』から約10年を経て制作された作品で、少女と父親との関係を軸に、家族の記憶や時間の流れを静かに描いた映画として世界的に高く評価されている。

実際に観てみると、映像は相変わらず素晴らしかった。一つひとつのカットは写真のように美しく、説明しすぎない演出もエリセ監督らしい。画面を眺めているだけでも十分に心地よく、その映像の美しさには何度も引き込まれた。

しかし、不思議なことに、作品そのものにはあまり入り込めなかった。

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