西野亮廣の228万文字

今回の記事では、「キングコング西野亮廣の文章」を僕なりに分析した結果を書く。

芸人、作家、オンラインサロンオーナー、脚本家、映画制作総指揮など、多くの肩書きを持つ西野亮廣。
なぜ彼の文章にあれだけの人が魅了されるのか。
どこに魅力が隠されているのか。

このあたりに迫ることができたら、僕の文章の向上に大きく役立つに違いない。

そんなこんなで分析し、僕に少しでも取り入れられる要素がないか探していく。


そもそも僕は、2020年4月に西野亮廣エンタメ研究所というオンラインサロンに入会した。そして、入会から今までの2年半、毎日欠かさずに西野亮廣の記事を読んできた。

1記事が約2000文字から3000文字なので、単純計算すると228万文字の西野亮廣の文章を読んできたことになる。

そんなこんなで、毎日のサロン記事を分析する。

僕の将来的なゴールのイメージは、有料メルマガのようなもの。だから、同じようなサロン記事を分析すればそこに繋がるヒントがあるかもしれない。そう思った。


毎日のサロン記事は、まず初めにその日の日付に加えて必ず「〇〇な西野亮廣です」という自己紹介から始まる。そして、「今日は〇〇について話します」と全体の内容が書かれ、大きく分けて前半と後半の2段落という構成で成り立っている。そして最後に、「現場からは以上です」という言葉で締め括られ、【追伸】としてシェアや感想を呟いたりコメントしたりのお願いが書かれている。

前半は、初めて西野さんの文章を読む人にでもわかるように、前提知識の擦り合わせ。後半ではエンタメの最前線の現場で現在進行形で行われている深く込み入った話が書かれる。

例えば、
(冒頭)
「今日はインサイドキックの秘訣・コツについて話します」

(前半)
「インサイドキックとは、足の内側でボールを捉える蹴り方で、最も正確にボールを蹴る方法であることからパスをする際によく用いられます。ただし、他のキックに比べて長い距離を蹴るのが難しいという特徴があります」

(後半)
「インサイドキックを強く正確に蹴るためには、股関節の柔軟性と体幹の安定性が必要です。インサイドキックを練習するのはもちろんのこと、並行して体幹トレーニングや股関節の柔軟性を高めるエクササイズを取り入れると上手くなります。コツとしては、お腹から足が生えているという感覚を持って、お腹から蹴ると上手くいきます。逆に無理やり強く蹴ろうとしたりするとあまり上手くいかないです」

(最後に)
「現場からは以上です」

こんな感じだ。

読む前にまず全体のイメージができるので、わかりやすい。そして、頭から終わりにかけて、流れがスムーズで、サクッと読める。

この構成は、初見の読者にも優しく、新規入会者をすぐに離脱させにくい仕組みになっていると考えられる。


他にも、

・前後半で段落ごとの内容を端的に表したタイトル
・喩えがよく用いられる
・厳しいことを言うときは「#(ハッシュタグ)」を使って、1人でツッコミを入れる
・読者が理解につまづきそうなタイミングでは、その気持ちを代弁するような文章や疑問文を挟む
・「」や【】や『』や()などの記号をよく用いるた視覚的にも読みやすい文章
・文章の語尾は、「〜です」「〜だ」「〜なんですね」といったものに加えて、体言止めもあり、同じ語尾を連続させないことで淡白な文章になるのを防いでいる
・話し言葉に近い表現書かれている
・2000文字から3000文字という量は、文章に課金するほどの熱量がある読者が毎日読むという観点で見ると、少なすぎず多すぎずちょうどいい

まだまだありそうだが、ここまででも非常に精密にいろいろな技術が施されていることがわかる。


そして、当たり前だが、これを踏まえたからといって、西野亮廣と同じクオリティの文章が書けるわけでもない。

この文章を書くには、それだけのインプットや経験や実績が必要だ。365日文章を書くという点でみても、読者を飽きさせない工夫が必要だ。

常にインプットができる環境に身を置く必要があるし、記事になるネタをキャッチするアンテナも必要なことは間違いない。

そして、エンタメの最前線の現場で起こっていることのアウトプットなので、総じて、西野亮廣以外には書くことができない。


とにかく分析してみて、改めてすごいことはわかった。

その上で、僕はここから何を盗み、自分に取り入れていくか。自分の文章を向上させていくためにはどうすればいいか。



この続きは次回。
お楽しみに!

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