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あのnoteはなぜ営業界隈に刺さったのか。バイヤー側のリアルから考えてみた

営業される側の「本当の苦悩」

こんにちは。PLAINERの阿久津です。
営業をしていると、どうしても「営業する側」の視点で物事を考えがちですよね。提案資料の作り込み、ヒアリング、価値訴求、競合との差別化……。

私自身、営業という仕事に長く携わってきて痛感しているのは、その裏側には必ず「営業される側のしんどさ・大変さがある」ということです。
むしろ営業される側こそ、本業と社内調整の間で常に疲弊していて、意思決定の裏側にある苦労はほとんど可視化されていない。
僕自身、銀行員の頃も、エンタープライズ営業をしていた頃も、どちらの立場でもこのつらさを嫌というほど感じてきました。

そんな中、最近SNSで大きく話題になったnoteがありました。
 「ITベンダーの皆様、御社SaaSの導入を社内で止めていたのは、私です」 という記事です。(まだ読まれていない方、ぜひ読んでみてください。)

営業界隈を中心に、多くの人が「これは本当にそう」と共感しました。
その理由は、記事の冒頭に書かれたこの一文に詰まっていました。

「本業と雑務で、SaaSの検討に使うメモリが残っていない」

多くのバイヤー側の人が一気に頷き、営業側の人たちは「今まで言語化されてこなかったリアルだ」とハッとした。まさに現場の声を一言で表したような言葉でした。

僕自身も読みながら「これは完全に現場のリアルだ」と深く刺さりました。
そして改めて、営業とバイヤーが向き合っている世界は、見えている風景が全く違うのだと再認識しました。

ここから先は、そのnoteの引用も交えながら、なぜあの記事があれほど営業界隈に刺さったのか、そして「PLAINER」というプロダクトがこの構造的な問題をどう変えられるのか、僕なりに整理していきたいと思います。


営業される側のしんどさは、外からは見えない

①業務に追われて「検討する余白」がない

「夜に重い資料が届く。読まなきゃと思うけど、気力が残っていない。」

これ、本当にそうなんです。バイヤー側はプロダクトを軽視しているわけではない。優先順位が低いわけでもない。ただ検討に使えるメモリがゼロなだけ。

日中の業務で脳のキャパは使い果たされている。夜に資料を見ようと思っても、もう動けない。(何なら30ページもあるPDF資料を読む気力にもならない)

プロダクトの良し悪し以前の問題。これが現実。


②「社内通訳」という見えないタスク

「ベンダー資料を、上司・情シス・現場向けに3回翻訳している。」

この一文を読んだ時、ずっとモヤモヤしていたものが一気に言語化された感覚がありました。
バイヤーの仕事は「比較・検討」よりも、関係者ごとに別の言語で説明する通訳者になることなんですよね。

  • 上司 → お金とリスク

  • 情シス → セキュリティ

  • 現場 → 使いやすさ

  • 経営 → 全社メリット

同じ内容でも、伝えるべき言語が全部違う。この翻訳地獄は、外からは全く見えないけれど、内部の人にとっては地獄レベルで負荷が重い。まじで地獄。


③稟議は「謎解き」に近い

「申請ルールがわからず、資料の場所も変わっていて、振り出しに戻る。」

これ、組織で働いた経験がある人なら一度は通る道です。稟議のルールは会社ごとに違うし、年ごとに変わる。必要資料を探すだけで時間が溶ける。どこで誰の承認が必要かも、明文化されていないことが多い。

プロダクトとは関係ないところで止まる。
これも営業からは見えない現実です。


④「止めているのは私です」という現実

「御社SaaSが止まっているのは、機能が悪いからでも価格が高いからでもなく、私の体力がもう残っていないからです。」

これは真理です。バイヤーは前に進めたい。プロダクトにも興味がある。導入したほうが絶対に良い。でも、社内調整を完走するスタミナがゼロというだけで止まってしまう。

誰も悪くない。でも進まない。これが現場のリアルです。


実は、デキる営業担当者ほど「バイヤーの孤独」を理解している

「営業さんは、私の社内調整まで想像して提案してくれる。」

営業の仕事の本質は「提案の上手さ」ではありません。営業という仕事は、相手の社内政治・調整ルート・温度感を読み、最短で通る道を作る仕事でもあります。

だから、バイヤーの苦悩を一番理解しているのもまた、営業なんですよね。ここはもっと評価されるべきだと僕は思っています。


苦悩の正体は、「共通言語がない」こと

「上司も情シスも現場も、みんな違う言語を話している。」

核心を突く一文。本当にその通りです。

  • 上司は、数字の言語

  • 情シスは、技術の言語

  • 現場は、運用の言語

  • 営業は、価値の言語

だから、会話が噛み合わない。調整がつらい。前に進まない。
これは努力では解決できない構造的な問題だと思っています。


PLAINERなら、この「構造の負」を小さくできる

ここからが僕の考えです。
PLAINERが提供しているのは、「デモを作るツール」ではなく、

「誰もが同じ体験を共有できる"共通言語"をつくる仕組み」

だと思っています。
※どんなツールか、ぜひWebサイトをご覧ください。


①触れば理解できる体験が共通言語になる

説明ではなく、体験。
文字ではなく、体験。
画像でもなく、体験。
動画でもなく、体験。

体験は、すべての部署にとっての一次情報になります。説明の解釈が分かれることもなく、立場や専門性が違っても同じ理解に辿りつける。だからこそ、体験は社内調整の土台にもなり、意思決定を前へ進める力になると思っています。

②バイヤーの説明コストが激減する

「説明する余力がない。だから、通訳不要キットをください。」

PLAINERはまさにこの「通訳不要キット」に近い存在だと思っています。
というのも、バイヤーが本当に欲しいのは、「丁寧な説明」ではなく、誰にでも同じように伝わる状態なんですよね。

上司・情シス・現場・経営
それぞれに向けて説明の“言語”を変える必要がなくなること。これがバイヤーにとって一番ほしい未来。

PLAINERを使えば、「このデモを触ってもらえれば話が早いです」と一言で済む。関係者全員が同じ体験を元に会話できるから、説明の翻訳コストが一気に下がる。

だから僕は、PLAINERはただのデモツールではなく、「社内調整の負を減らすための共通言語」に近い存在だと感じています。

③ 営業は「本来の仕事」に集中できる

価値訴求に集中できる。資料の分岐作業がいらなくなる。説明のための説明がいらない。これらが実現すると、営業の動き方は本当に変わります。

バイヤーが社内説明の負荷から解放されるだけでなく、営業自身も「誰向けに、どのバージョンの資料を作り直すか」という思考から解放される。
毎回フォーマットや伝え方を変える必要がなくなり、純粋に「価値をどう届けるか」だけに集中できるようになる。

その結果、営業とバイヤーの距離がこれまで以上に近くなる。
「説明のためのコミュニケーション」ではなく、「本質的な議論」が最初からできるようになるからです。

PLAINERは、単なる効率化ではなく、営業とバイヤーが同じ方向を向く状態を作り出すことができると思っています。


最後に:「伝わる資料」よりも、「伝わる体験」

この記事には、営業・バイヤー双方の見えない苦労が描かれていました。
そして僕自身、銀行、エンプラセールス、SaaSとキャリアを通じて、この苦しさを何度も見てきました。

だからこそ思います。

体験が一次情報になる世界が必要である。

資料も言語も立場も越えて、「同じ体験」をベースに会話できる世界。

PLAINERが広がることで、営業もバイヤーも社内調整も、もっとラクになる未来をつくれるはずです。

営業もバイヤーも、同じ体験を起点に会話できる世界へ。その一歩をつくるのが PLAINERだと信じています。これからも、現場のしんどさに寄り添うプロダクトを届けたいと思います。


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