✏️「いい先生=優しい先生」じゃない?信頼を得る叱り方:「なめられない先生」になるための道③
「怒ると嫌われるんじゃないかって怖いです」
「叱ったあと、距離ができてしまった気がする…」
こんな不安を抱えながら、日々の指導に向き合っていませんか?
特に若手教員にとって「叱ること」は、最も難しいコミュニケーションの1つ。
優しくしすぎると“なめられ”、厳しくすると“関係が壊れる”──
その間で揺れ続けて、疲れてしまっている先生も多いはずです。
この記事では、単なる「怒り」や「注意」ではなく、
“信頼されるための叱り方”について、実例と共にお伝えします。
🧭 「叱る」と「怒る」はまったく違う
まず大前提として、「叱る」と「怒る」は別物です。
怒る:感情をぶつけること(目的は自己発散)
叱る:相手に気づきを促すこと(目的は成長の支援)
つまり、“信頼される叱り方”とは、相手を大切に思うからこそ伝える姿勢なのです。
💡 信頼を築くための叱り方 3つの原則
❶「叱る理由」を必ず伝える
✗「なんでそんなことしたの!」
◎「◯◯という理由で、その行動は問題だったと感じています」
生徒は「納得できないと受け入れない」時代に生きています。
ルールやマナーも、“なぜそれが必要なのか”を伝えなければ、意味が伝わりません。
❷「良い点→改善点→期待」の順で伝える
✗「授業中に私語はやめて」
◎「最近課題をすごく頑張ってたよね。その分、授業中の集中も期待してるんだ」
頭ごなしに否定しないこと。
まず認めてから伝えることで、生徒は「自分を見てくれている」と感じ、聞く耳を持ちます。
❸「その場で叱らず、時間と場所を選ぶ」
✗「今ここで全員の前で指導!」
◎「授業後、2人だけで5分話す」
生徒の尊厳を守ることが、信頼の前提です。
人前で叱られると反発心が強くなり、本質が伝わらなくなるケースも。
🗣 実際に効果があった指導の一例
ある生徒が授業中、他の生徒をバカにする発言をしたときのこと。
私はその場で「その発言は許されません」と短く伝え、授業後に別室で話しました。
まず、「最近、授業への参加が増えてうれしかった」と前向きな点を伝える
次に、「でも、その発言で他の子がどう感じたか想像できる?」と投げかける
最後に、「明日、あの子にどう伝えるか、一緒に考えよう」と行動を示す
この対応のあと、生徒は自分から謝罪し、その後の授業態度も変わりました。
📘 “なめられない”先生とは、「怖い先生」ではない
「叱るのが苦手=優しい先生」ではありません。
そして、「厳しい先生=信頼される」とも限りません。
本当に信頼される先生とは、「生徒の未来を見て話せる人」。
叱る力もまた、生徒との関係性の中で磨かれるスキルなのです。
▶️ さらに具体的な“信頼の築き方”はこちら
「叱る」と「信頼」を両立させるために必要な考え方と行動ルールを、
以下の有料記事で詳しく解説しています。
🎓 叱る力は“信頼を積み上げる技術”です
最初は難しくても、試行錯誤する姿を見せること自体が、
生徒にとっては“本気で向き合ってくれている証”になります。
大切なのは、「完璧な叱り方」ではなく、信頼を壊さない誠実な伝え方。
明日の教室で、少しだけ踏み出してみませんか?
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