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警察官の制服を着た詐欺師から親を守る。「電話横に貼るだけ」の見抜き方チェックシート

こちら〇〇警察署です。
あなたの逮捕状が出ています。


こちら、本編は無料で全文読めます。
おまけだけ有料です。


こんにちは、みぞです。
いきなりこんな電話かかってきたらどうします?
え、やばい、私何かした?!って不安になりますか?
いやいや、ありえないでしょ…と思う方の方が多いかと思います。
こうやってnoteを見る方は、日頃からいろんな情報を自分から仕入れていますから、たぶん騙されないと思うんですよね。


ですが果たして、あなたのご両親もそう思うことができるでしょうか?
急な電話で理解が追いつかなくて頭が真っ白になり
あれよあれよと言う間に詐欺グループの言いなりに…。
こんな感じになる心配はありませんか?


ちなみにもし私にこんな電話がきたら、笑います。
ありえないので。
でもこれって私が元警察官で、警察の対応を知っていて、ありえないと判断できるからだと思います。
何も知らない人だったら不安になって当たり前です。


ガッツリ詳しい説明はきっと他の方がしてくれていると思うので、私は
警察官の実状を交えながら
誰でも簡単にわかる警察なりすまし詐欺の見抜きかた
を話します。
軽い雰囲気で読めると思いますので
難しい話は嫌いだ…という方にも是非読んでいただけたらと思います。


第1章|警察官を名乗る詐欺は、こうして始まる

警察官を語る詐欺であれば、大体こんな感じの電話がかかってくると思います。


①「〇〇県警〇〇警察署の者ですが
△△さんのお電話でお間違いないですか?」
②「実は、あなた名義の口座が詐欺事件に使われていまして、現在、捜査の対象になっています」
③「このままだと逮捕状が出る可能性があります」
④「この件はまだ極秘の捜査なので、
ご家族や第三者には話さないでください」
⑤「このままだと警察かどうか信頼できないと思うので、LINEでビデオ通話して顔を見ながら説明していきますね」


警察から電話が来るだけで「は?」ってなるでしょうに
いきなりこんなにズラズラと言われたら、相手のシナリオ通りに話が運んで行っても仕方ないと思います。
ただもうこの電話は警察ではありえない言葉ばかりで、私はすぐに違和感を覚えるんです。
次からここに注目してほしい、という箇所を説明していきます。


第2章|よく使われる“それっぽい演出”

①「△△さんのお電話でお間違いないですか?」

初めにびっくりするのが、電話先の相手が急に自分の名前を言ってくるところ。
ここが「あ、本当に警察?」って思ってしまう第一段階ですよね。
ただ、詐欺グループも最初からお金を取る気満々で電話をかけてくるので、当然騙す相手の名前くらい調べています
自分の名前を知っている=本当の警察だ!
という図式は今の世の中では成り立たなくなっています。


②「あなた名義の口座が詐欺事件に使われていまして、捜査の対象になっています」

実は①、②のセリフは実際の警察も言うことがあるので、ここで詐欺かどうか判断するのは難しいです。
最近は口座の乗っ取り事件等も増えていますから
口座のことで話が聞きたい、と警察から連絡がくる可能性はゼロではないです。
けれど、下3つ。
これらは実際の警察は絶対言わないセリフです。
このセリフを言ってきたらそいつらは詐欺グループです。


③「このままだと逮捕状が出る可能性があります」

考えてもみてください。
もし、あなたが何かの事件の犯人だったとします。
電話で「あなたに逮捕状出てるよ、逮捕状出るかもよ」と警察に言われたらどうします?
逃げませんか?証拠隠滅して。
私だったら全力で逃げます。
逮捕されたら刑務所行きですよ?
絶対捕まりたくないじゃないですか。


警察だって、無駄に労力を払いたくないです。
誤認逮捕があれば一大事なので、人を逮捕する時は本っっ当に捜査に時間をかけるんです。
最初から逮捕するつもりなら、警察は気づかれないように用意周到に証拠を集め、ある日ヌルリとあなたの前に現れます。逃げられないように。
だからわざわざ犯人が有利になるような情報を流すはずがないんですよね。
「逮捕状が出てる」
もうこのワードが出たら100%詐欺だと思ってもらって大丈夫です。


④「これは極秘の捜査なので、ご家族や第三者には話さないで」

誰が傍で電話を聞いているかわからないのに
「極秘」の情報をあなたに話すと思いますか?
そんな不用心な警察官、本当の警察だとしても信じるに値しなくないですか。
これは「他人に話すな」と言うところがミソで
あなたを周囲の人から切り離させ、正常な判断を奪おうとしているだけです。
人は思いもしない出来事にはなかなか冷静に対応できませんからね。
よくある手口です。


⑤「LINEでビデオ通話して顔を見ながら説明していきます」

ここ!テストによく出るくらい頻出するLINEへの誘導。
警察は対面、電話以外の方法で市民と繋がることはありません。
特にLINEはアカウントの乗っ取りや情報漏洩のリスクが高いということもあり、警察同士でもLINEを使って捜査情報をやり取りするなと私は指導されていました。
対面や電話以外の手段を勧めてきたらそれはもう詐欺の手口です。
ここでLINEに誘導されてしまうと、後戻りすることがだんだん難しくなっていきます。


第3章|なぜLINEに誘導されるのか

前段階で犯人グループは聴覚で騙してきました。
すると犯人は次にあなたを視覚で騙してきます。
LINEに誘導するのはこのためです。


LINEでビデオ通話を繋いだ場合、おそらく出てくるのは警察官の制服を着た犯人だと思います。
ここが第二の「あ、本物の警察官だ…」と思わせる場面です。
よくテレビで警察官を語る詐欺の実際の映像が流れたりしていますが
詐欺グループが着用している制服は結構精巧にできていて、私もぱっと見では判断できません。
というか、人は興味のないものは、大まかな部分しか覚えていませんから
白ワイシャツの胸にワッペンがあり、紺色の帽子やズボンを着用していれば
これは警察官だ!ってなってしまうと思うんです。
それでこの見た目バリバリ警察官の人から「これが逮捕状です」と言って逮捕状の写真が送られてきたりすると
「うわ、本当の話だった…」
となってしまいますよね。
やっぱり人は視覚の情報に弱いです。
だからLINEに誘導され、制服姿の犯人や逮捕状を見せられると一気に騙されてしまいます。


ただ、詐欺事件を担当しているのは刑事二課という専門課に所属している人たちです。
地域差はあると思いますが、この人たち、基本的にスーツで仕事しています
「警察官がいる」という安心を与えるために”見せる活動”をしている交番勤務の警察官と違い
専門課は隠密行動というか、ささっと処理する部門なので、制服を着た状態でLINE電話をしてくるのは、正直考えにくいです。
まぁLINEに誘導してくる時点で偽警察ということは確定なので、そこは紛れもない事実です。


ちなみに逮捕状を写真で送ることは絶対にありえません。
その写真がネット上で出回る可能性もあることを考えると、本物の警察官なら怖くてできません。
絶対処罰されます。
警察官が書いたメモ帳を一時的に現場に忘れたが、すぐ気付いて取りに戻った。
これだけで警察官は始末書対象です。
それなのに二度と回収できないネットの海にそんな個人情報を投げるなんて、考えただけでゾッとします。
だから逮捕状を写真で送りつける行為は詐欺行為で間違いないです。


第4章|相手が最終的に要求してくること

さて、ここまでくると相手は何を要求してくると思いますか。


そうです、お金です。


概ね
・あなたの口座のお金が盗まれるかもしれないので、警察で一時的に預かります!
・相手方が示談金を払えば訴えないと言っています!警察で間に入りましょうか?
とか言うんじゃないでしょうか。


ありえません。
警察は「事件・事故等が発生した事実をまとめる機関」で、民事的な問題には対応しません。
警察はお金にはノータッチです。


例えば車同士の事故を起こしたとします。
その後車を修理するのには費用がかかると思いますが、この費用、どうやって回収するか知っていますか?
実は保険屋さんと事故を起こした本人同士でやりとりをしてもらいます。警察は介入しないんです。


更に言うと、あなたのお金を盗んだ犯人が逮捕されたとしますよね。
そのお金、警察は犯人に「返しなさいよ」とは言いますが、それを強制する術を持ちません。
あなたは民事訴訟を起こしてくださいね、と警察に助言されて終わりです。


それくらいお金についてはノータッチなんです。
ですから相手がお金について触れてきたら、ここが最後に詐欺だと気付けるところです。
ここでなんとか踏みとどまってほしいです。


第5章|被害を防ぐために、家族でできる事前対策

ここまで読んでくださった方は、もうお気づきだと思います。
警察を名乗る詐欺って
「内容を知らなかったから騙された」
それだけの話なんですよね。


つまり逆に言えば知っていれば防げるんです。


だからこそ大事なのは
家族で事前に決めておくことです。


親世代に、これだけは伝えておいてほしい4つのこと

難しい説明はいりません。
この4つだけ、覚えてもらえたら十分です。


警察を名乗る電話が来たら、一度切る
「逮捕状がでる」は嘘
LINEに誘導するのはあなたをだます手口
警察が現金の話をすることはない


完璧でなくていいです。
①さえ出来れば、被害に遭う確率は一気に下がります。


警察を名乗る詐欺は、簡単な対処法を知っているだけで防ぐことができます。
もしよければ、この文章をご両親や、大切な家族に共有してあげてください。
今回の記事がみなさんの心に少しでも残り
被害に遭いそうになった時のブレーキになってくれればいいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
もし『こんな電話がかかってきたことがある』『これって詐欺かな?』といった経験や不安があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
私にできる範囲で、皆さんの安心のお手伝いをさせていただきます!


そして実はこの記事の最後に
この内容をギュッと1枚にまとめたPDFを用意しました。
文字は大きく、内容もかなりシンプルにしています。
そのまま印刷して、親に渡せる形です。
・電話機の横に置く
・冷蔵庫に貼る
・財布や引き出しに入れておく
そんな使い方を想定して作っています。


説明するのが難しくても
渡すだけでいいようにしました。


もし
「うちの親、大丈夫かな」
と少しでも思った方は
この記事と一緒に
このPDFを渡してあげてください。
それだけで、防げる可能性がかなり上がります。


新しい知識や難しい説明はありません。
この記事でお伝えした内容を
高齢の方でも見やすい形にまとめたものです。


このPDFは
「しっかり読ませる」ためのものではありません。
・全部覚えなくていい
・完璧に理解しなくていい
電話が来たときに、ふと目に入れば十分です。


それだけで詐欺に引っかかる確率は大きく下がります。

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