2026.02 はじめてのスノボ3日間 in 長野・新潟
運動習慣はないです。
せいぜい気まぐれで年に5回くらいジムへ行くか、旅行先でシュノーケルするくらい。
スポーツの趣味は全くないです。
そんな私がどうしてスノボをやりたいと思ったのかと言いますと、前に北海道の天狗山で見た雪景色にえらく感動しまして。



雪山の展望とかゲレンデの真っ白な感じに魅了され、この翌年も同じ時期に小樽へ赴いたりしています。
で、せっかく雪山に行くならウィンタースポーツも出来た方がより楽しめるのになぁ〜と思ってはいたので、定期的にスノボに行っている兄夫婦に連れて行ってもらう運びとなりました。
そんな感じで昨年末に日程を決めて、2月末の出発に向けてちまちまスノボ用のアイテムなどを集めていたところ。
出発まであと1週間となり、そろそろちょっと体を絞ろうとか思ってヨガマットを買ったり、スーパーでしこたまキノコ類とかを買ってきて冷蔵庫にしまっている時だった。
義姉からの「それじゃあ明日ね〜」というLINEで、日程を1週間勘違いしていたことが発覚。(このとき23:00過ぎ)
資格試験の勉強用に週末の予定を空けていたことが幸いし、翌朝4:00には家を出てほぼ拉致されるような形で長野へ。
流石に何が何だか分からず、行きの車内では呆然として過ごしていた。
▶︎Day1.長野県信濃町・タングラムスキーサーカス
SAでの休憩を挟みつつ、車で4時間ほど走ったところで新潟に突入。
雪山が見えてきて俄然テンションが上がる。


ゲレンデに思いを馳せつつ、今回の旅のメンバーを紹介したいと思います。
・義姉
スノボ歴はまだ2年目らしいけど、どう考えても上級者並みに上手い。
自前のスノボ道具を持っている。
・兄
なんだかんだ毎年にスノボ行っており、自前のスノボ道具を持っている。
・先生
スノボ超上級者、ド初心者の私にどこまでも丁寧に教えてくれる神様のような存在。
当然、自前のスノボ道具を持っている。
・私
このnoteの筆者。持たざる者。
驚いたことに、私以外の全員が自前のスノボ道具をフルで所持している。
そして今回は完全に「連れて行ってもらう人」側だったため行き先やスケジュール等も完全にお任せしてしまっていたのですが、2泊3日の日程で1日目は長野県と新潟に跨る斑尾高原のスキー場へ向かうとのことです。

到着したのが、タングラムスキーサーカス。
リゾートホテルがいくつか併設されているゲレンデで、スキー場の他にゴルフ場などもあるみたいです。夏はラベンダー畑になるらしい。


宿泊するホテルに荷物を預けて、併設の更衣室でスノボウェアに着替え。
私はボードとブーツだけレンタルしたけど、ホテル内の売店にかなり大きめのスノボウェアやら小物などの販売エリアがあったので必要なものは何でもそこで揃えられそう。
人生初めてのスノボ装備はこんな感じ。

自分で用意したもの
・フライトキャップ
-転んだときに頭を打つといけないので、なるべくモコっとした帽子をチョイス。Amazonで2000円弱
・ネックウォーマー
-防寒と日焼け防止用、Amazonで1000円弱
・インナー1
-エアリズムキャミソール
・インナー2
-ユニクロのヒートテックを持ってきたけど、この日は暑かったのでエアリズムTシャツにした。
・リフト券入れ
-腕に巻く腕章タイプ、Amazonで999円
義姉から借りたもの
・ジャンパー
・ジップアップのインナー
・ズボン
・ゴーグル
・グローブ
-全部良いやつ
スキー場でレンタル
・ボード
・ブーツ
-2日間で10,000円
こうして装備だけはやたら準備万端の初心者が出来上がったのでした。

いざゲレンデへ。

タングラムにはコースがいくつかあるのですが、手前のゲレンデが初心者向けのコースになっています。完全未経験の私は先生にボードの装着方法やら歩き方やら滑り方・止まり方などの基本的な講座を受けてからリフトへ。

タングラム公式サイト引用

まず写真左側のリフトで上へ上がって、

中央のゲレンデを滑って戻ってくることに。
初めての人が、そんな急に上から滑って降りて来れるものなの?って思うでしょ?
そりゃ降りて来れるわけないでしょう。
しかも写真だとそんなに伝わらないけど、上に登ったらゲレンデがかなり急斜面。「初心者向けコース」を謳っているものの、少なくとも「今日、初めてスノボします><」的な初心者向けでないことは確か。
初心者にも色々な初心者がありますからね。
加えて私が思いのほか運動音痴だったため、ボードで滑ることは愚か自力で立つことすらままならず。
根気よく先生にフォローしてもらいつつ、「濁点が6つくらい付いてる」と言われる悲鳴をあげながら1時間かけて転がり落ちることでどうにか下山。
※体感は3時間くらい。
何回転んだとかそんなレベルではなく、人生で一番情けない半日でした。
謎に器用にこなせる自信があったのですが現実は厳しかったです。
その後は早々にお昼ご飯。
タングラムに併設のレストラン、ZIGZAG(ジグザグ)で。
どのメニューもボリュームがあったので、タレカツ丼のミニサイズにしたけどそれでも結構お腹いっぱいになった。美味しかった。


義姉ちゃんがお土産売り場のガチャガチャでゲットしたクマちゃんをくれた。もこもこしてて可愛い。白い子がマダラ男、茶色い方はマダ子と命名された。
そして午後からは義姉ちゃんに付いてもらいながら、ゲレンデの下の方でひたすらボードを並行にしてブレーキをかけながら滑るレッスン。

自力で立てない&バランスが取れない&怖くて滑れないの3重苦でしたが、真横でコーチを付けてレッスンしていたインバウンド客を盗み見するなどして、すこーしだけ、ほんのすこーしだけコツが分かったような分からんような感じで1日目が終了。
装備が重たいのと、スノボのブーツに脛を圧迫されてだいぶ痛かったのですでに体力の限界になり、ひと足さきに離脱。


少し休憩してから、装備を外してゲレンデの写真を撮って回ることに。

白樺の木にヤドリギがいっぱい着いていた。
かわいい。


この大きさになるのに何年かかったんだろう

私以外の皆様は上級者なので、もっと上の方までリフトで登って滑っている模様。
あんなに高いところまで登って降りてくるコースもあるなんてすごい…。景色は良いだろうけどほぼ崖なのでは??


翌日騙されて連れて行かれるとも知らずに、コワイネーと思いながら見ていた。
こうして、思った以上にハードモードな1日目が終了。

宿泊は併設のハーヴェストクラブ斑尾。



お部屋も住めそうなくらい可愛かったけど、大浴場に黒姫山の眺望を見ながらお湯につかれる露天風呂があったり、シャワーもドライヤーもReFaだし、備え付けのアメニティが雪肌精だったりとかなり居心地良い。
温泉で冷えた体を温めてから、晩御飯を食べに移動。


ちょっと曇ってる
少し車を走らせたところにある居酒屋へ。



やたら右手が痛むと思ったら、すっ転んだ時に手を突いたせいか青あざになっていた。

美味しい晩御飯を食べて、帰ってきたら雲が晴れてしっかり星空が見えた。

体の疲労だけじゃなく、1日ずっと緊張していたのもあり、部屋に戻ってベッドに入った瞬間からもう記憶がない。
▶︎Day2.斑尾高原スキー場エリア
2日目の朝。
今日も快晴。

ぐっすり寝て起床。
筋肉痛に怯えていたけど、足腰は意外と平気。
ノーマークだった右腕が一番筋肉痛になっていて、きっと板を抱えていたからなんだろうけど普段どれだけ腕の筋肉使ってないんだろうと驚き。
2日目の今日はタングラムからリフトに乗って移動し、斑尾高原スキー場へ。

斑尾高原公式サイト引用
昨日コワイヨーって思いながら見てたこっちですね。

斑尾高原スキー場の方が傾斜がなだらからしく、初心者向けだとか。
本当かなぁ?と思いつつも恐る恐るリフトへ。

このあと殴り合っている様子が見て取れた

昨日はあまり景色を見る余裕なんてなかったけど、よく見たら雪の上に動物の足跡が付いてる。


なんだろう?
キツネかな、ウサギかな?

生き物と遭遇してみたいな〜なんて思ってるうちに上まで到達。
すっ転びながらリフトから降りると、日本海側まで見渡せる展望。

うわー!!すごーい!!と一瞬だけ感動して、すぐに「こんなところから降りられるかいな」という思いが襲ってくる。やっぱりアタイのこと騙してたのね。

「とりあえず行けば滑るしかないし、滑れば上達するだろう」という方針のもと下山スタート。
獅子の子落とし(ライオンが谷に我が子を突き落とす的なアレ)みたいなのやめてほしい。


驚いたことに、昨日は手を引いてもらわないと立つことも滑ることもできなかったのに、何故か急に立ち上がることができるようになる奇跡が起き(クララが立った!の拍手喝采)多少滑ることもできるようになっていた。
人は寝ている時に一番成長するって本当なんだね。

そこそこ時間はかかりつつも、滑って下まで降りることができました。
この後何本か同じコースを滑って、なんと途中で2、3回転ぶだけで下まで降りられるように。
上達してきて嬉しい!
楽しくなってきたところでお昼ご飯。


わんぱくメニューを食べてしまったが最後、この後滑る時に度々口からカレーが出そうになったので昼食は軽めにしておいた方が良いという学びを得た。
斑尾高原スキー場のリフトが16:30までなので、またリフトで上に上がりタングラム側のゲレンデへ戻ります。



多少慣れてきたとはいえ、帰りはそれなりにカーブのある細い山道を通らなければならず。
まだ「曲がる」という技術を身に付けていない私はコースアウトで死ぬかもしれないという予感と共に下山開始。
必死に曲がり方を口頭でレクチャーしてくれる先生と義姉に対し「理論は分かるんですけど、でも理論値と実践は違いますよね?」って屁理屈でキレる私。その横を、3、4歳の小さな子供がスイスイ滑って降りていった。
なんとかタングラム側に辿りつき、昨日一番最初に滑った初心者コースのゲレンデへ。


昨日1時間かけて転がり落ちたコースを、なんと一度も転ばずに3分くらいで滑り降りられるようになりました。成長…!

しかし夕方になって気温が下がり、雪も冷えてきてゲレンデがサラッサラッ。カッチカチ。

楽しいけど、すごい勢いで滑り降りるからちょっと怖い。転んだら痛そう。
SLOW DOWNに激突するかと思った。

そんなこんなで2日目も終了。

この下は半袖着てる
装備の重さには慣れてきたけど、レンタルブーツが足に合わないのか1日目からずっと脛を圧迫されて歩くと激痛で辛い。

ボードとブーツを返却して、温泉に入ってからタングラムを後に。
今晩のお宿がある上越妙高まで移動。
途中、先生が街灯がないところで車を止めてくれて、外に出たらびっくりするような綺麗な星空が見えた。


去年、阿智村で見た星空よりもずっとずっと綺麗で、今までの人生の中で見た星空の中で一番綺麗だったなぁ。
冬の天の川も見えたし、1つだけ流れ星も見れて嬉しい。
これまでウィンタースポーツにずっと縁がなかったから知らなかったけど、雪景色に囲まれてスノボして、冷えた体を温泉で温めて、夜は星空が見れて、って私の好きなことをギュッと詰め込んだような経験かも。
上越妙高駅に着く頃にはすっかり21時を過ぎており、駅周辺の飲食店は軒並み閉店。


かろうじて空いていた駅前の魚民で晩御飯。


宿泊は駅前のアパホテルで。
この日もぐっすり朝まで寝た。

▶︎Day3.新潟県妙高高原・池の平温泉アルペンブリックスキー場
3日目の朝。
ホテルに小さい大浴場があったので、少し早起きして温まってきた。

チーズケーキみたいな味して美味しい
相変わらず板を抱える方の右腕が筋肉痛で痛いのと、レンタルブーツに圧迫されていた足の脛が触っただけでヒリヒリする。
今日レンタルするのは履き心地良いブーツだと嬉しいけど…。
最終日は新潟にある池の平温泉アルペンブリックスキー場へ。


前日まで居たタングラムはTHE・リゾート施設という感じでしたが、池の平温泉スキー場は周辺施設も含めて古き良き昔ながらのゲレンデという雰囲気。

連休中日ということで人出も多く、ボードとブーツを借りるのにそこそこ並んだ&今日のブーツも履くとだいぶ痛くて、激痛のあまり歩くとき時速2mくらいだった。



3日目ともなると、誰もどんなコースだとか何も教えてくれなくなるんですね。「初心者向けコースだから大丈夫だよ」といった優しい嘘すら吐かれなくなる。
とりあえずリフトに乗せられ最初に連れて行かれたのが、アルペンブリックスノーパーク。

もうリフトから転ばずに降りられるようになりました。成長成長。
このゲレンデもすごく景色が良くて、目の前には雪山と、野尻湖も少し見える。


野尻湖は昨日も見えてたらしいけど景色どころじゃなくて気付かなかったなぁ。
そして滑り出して早々にすっ転び、胴体が捻じ切れそうになった。

この日も絶妙に奇跡を起こしており、木の葉滑りまでは行かないけどなんとな〜く体の重心をずらして右に行ったり左に行ったりコントロールできるようになりました。
このあと練習用に初心者用のゲレンデにも行ったけど、傾斜が弱すぎて逆に滑りづらく。
再びスノーパークを滑り、すっ転んで尻からゴール。
ポールに激突して起き上がれなくなりもがいているところを先生に救出してもらい、私の人生初のスノボ3日間は幕を閉じました。
お昼は近くにある定食屋さんへ。

焼肉丼を頼んだらすごい野郎飯な感じのが出てきた。
でもコッテリで美味しかった。

で、私は脛の痛さが限界を迎えており、スノーブーツを履いてると歩けないくらい激痛だったので今日もひと足さきに離脱して近くにある日帰り温泉に行くことに。
靴を履き替えた瞬間天国だった。
激痛の脛を触ってみたら、腫れているのかと思いきやほんのり凹んでいた…。怖い。

ボードとブーツを返却して、歩いて10分ほどの場所にあるアルペンブリックスパ日帰り温泉へ。


温泉やサウナがあるのと、仮眠が取れる休憩スペースや漫画コーナーがある日帰り温泉施設。
今日も快晴すぎて暑かったくらいなので、汗を流して硫黄の香りがする温泉に浸かって体を癒す。スノボして温泉入ってのルーティーンがだいぶ最高なことに気付いてしまった。
2時間くらいここでのんびりしてから迎えにきてもらって合流。
帰路へ。

あっという間の3日間だったけど、うまく滑れる滑れないとか関係なく転んだりとかするのも含めて全部楽しかった。
そして3日やれば絶望の1日目から希望を見出すこともできるくらいには成長できるのですね。
ど初心者でだいぶお荷物だったに違いないのに、連れてってもらえて本当に感謝。
また来年も行きたいなぁ。

帰った翌日。
あんまりにも脛が痛くて触ってみたらちょっと熱っぽかったので、症状を調べてみたら「骨膜打撲」と出てきました。アイスノンで冷やしてケアしてたら激痛は1週間くらいで治ったけど、触るとまだちょっと痛い。
ブーツのベロの部分が、歩くときにペコって折れ曲がってずっと脛を圧迫してた状態だったんだけど、それが原因で炎症が起きてしまうのはレンタルのスノボブーツあるあるっぽい。
もう、絶望するくらい脛痛かったの…。
こんなんで?みなさん?どうやって歩いてんですか?って思ってたけど、自分用にブーツを買えば履き心地とか柔らかさが全然違うらしい。
スノボブーツってそれなりに値段はするけど、行く前の自分に問うたとして、お金でこの3日間の脛の痛さが解決できたのならそうするだろうなぁ。
こうして来年はブーツを買い、ブーツを買ったらもうボードも欲しくなるので自分のフル装備揃えてる未来が見える。
でも装備持ってたら毎年行きたくなるだろうし、新しい趣味への道が拓けた気がして嬉しい。
