見出し画像

【映画】「ロングウォーク」を見た話【感想】

映画好きなら、絶対一度はその人の原作映画を観てるはず。

そんな御大”スティーブン・キング”の40年以上前の原作
「死のロングウォーク」の映画化だそうです。
私は原作未読で観に行きました。


レザボア・ドッグスのポスターっぽい

まあいわゆる「デスゲーム物」というジャンルになるんでしょうが、
たぶんこれ本当に歩いてるだけだから
映画にしても地味だなと判断されて、
この40数年間映画化されなかったのかな…?

実際、最初から最後まで
本当に暗くて地味です。

バトルロワイヤルやハンガー・ゲームのような
いつ何が起こるか分からない緊張感みたいなものは
あまり感じません。


でも、登場人物の会話と心理描写だけで
最初から最後まで持たせる作り方は
本当に上手いなあと感じました。

と、思って監督は誰だろう?と思って調べたら
「アイ・アム・レジェンド」を撮った監督じゃないですか!
なんだ、やればできるじゃん!


さて、映画の感想ですが
最初から中盤までは、正直あまり面白くなかったです。

若者が悲痛なデスゲームに参加するところから始まりますが、
自由参加で強制じゃないイベントに自ら志願して
殺されるかもしれないという悲壮感を出されても
「自業自得じゃ…?」としか思えなくて、
イマイチ話の展開に納得がいかず
私のひねくれた部分が出てしまいました笑


しかし、冒頭でもふれたように
基本的に会話劇なんですが、見せ方が上手なので
飽きることはなかったです。


そのまま物語は後半、そして結末へと向かううちに、
途中からは続きがどうなるのかが気になりすぎて
いつの間にかすごく集中していた気がします。


そして迎えた結末。
正直、アメリカ映画だなあという終わり方だったのですが
充分に納得できる、余韻のあるエンディングだったと思います。


しかし、死んでいく人の中には、
行動原理が唐突すぎて
「なんで…?」って人が居たり、
参加者の心理がどうも読めない。
(まあ実際はそういうもんでしょうが)


結局、自由参加のイベントに参加して
そんな顔されても…という気持ちが最後まで邪魔をして、
丁寧に作られたいい映画だとは思うのですが
なんかイマイチだったなあと思ってしまったというのが
正直なところです。
(さすがに後半まで残った参加者の動機やバックボーンは
ちゃんと第三者が見ても納得できるものだとは思いました)


参加者の動機、舞台設定や世界観など、
そういうのがあまり描写されてないので、おそらくこの映画も
編集でずいぶん削られてるんだろうなと思います。
やはり原作は必読なのかもしれません。
見終わった後、「これ多分、原作をだいぶ端折られてるんだろうな」と
感じちゃいましたもん。


会話劇で2時間持たせる
俳優さんの演技と演出の妙が素晴らしい映画で、
満遍なくいろんな人にオススメできる映画ではないけど、
観た人と語りたくはなる。
そんな感じの映画でした。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集