(分冊版-8)存続危機の市町村〜人口、産業、遷都、大学、移民(AI丸投げシリーズ♯7-2)正式版
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問)他に存続危機市町村で明らかに人が住むには不自然は場所は?
人工的に人が居住するには不自然な場所で、かつ存続危機にある市町村の例として、以下のような場所が挙げられます。これらの地域は、厳しい自然環境が原因で人口が減少し続けています。
1. 豪雪地帯 ❄️
日本海側の山間部には、冬場に数メートルもの雪が積もる地域が多くあります。このような地域では、生活や交通が著しく制限され、除雪作業は大きな負担となります。
代表例: 青森県青森市(酸ヶ湯)、山形県大蔵村、新潟県津南町など。
2. 火山地域 🌋
活火山やその周辺に位置する地域は、噴火や火山ガスといった自然災害のリスクを常に抱えています。
代表例: 鹿児島県三島村、御蔵島村など。これらの地域では、災害対策や避難訓練が日常的に行われていますが、それが生活の大きな制約となっています。
3. 急峻な山岳地帯 ⛰️
急な斜面に集落が形成されている地域では、土砂崩れや落石のリスクが高く、平地が少ないため農業やインフラ整備が困難です。
代表例: 徳島県三好市祖谷地区、長野県木曽町など。
これらの地域は、自然の厳しさゆえに人が住むには不自然な場所ですが、その一方で、独特の景観や文化が育まれてきました。これが、今後の地域活性化を考える上での大きな魅力となる可能性を秘めていると言えるでしょう。
問)なぜ、そのような場所に人が住んだのか?
ご質問ありがとうございます。人が住むには不自然に思える場所に人々が住み着いた背景には、**「生存のため」「資源のため」「独自の文化を守るため」**といった、切実な理由が存在します。
1. 安全な避難場所としての役割 🛡️
最も大きな理由の一つは、戦乱や迫害から逃れるための避難場所として利用されたことです。
平家落人伝説: 徳島県の祖谷や宮崎県の椎葉村といった地域は、源平合戦で敗れた平家の一族が、源氏の追討から身を隠すために人里離れた山奥に逃げ延びたとされる場所です。外部との交通が困難な場所は、安全を確保する上で理想的な隠れ家でした。
2. 独自の資源や経済的利点 ⛏️
平地が少なくても、その土地ならではの資源があったため、人々が生活を営むことができました。
鉱物資源: 豪雪地帯や山間部の中には、金、銀、銅などの鉱物資源が豊富に存在した場所があります。例えば、秋田県の尾去沢鉱山や新潟県の佐渡金山は、厳しい自然環境にもかかわらず、鉱業で栄えました。
農業の工夫: 傾斜地では段々畑が作られ、少ない平地を有効活用しました。また、豪雪地帯では雪解け水が豊かな水源となり、農業を支えました。
3. 文化の維持と自給自足の生活 🌾
独自の文化や信仰を守るため、外部との交流を断ち、自給自足の生活を営むことを選んだ人々もいました。
合掌造り: 岐阜県白川村の合掌造りは、豪雪という厳しい環境に適応するために生まれた独自の建築様式です。このような場所では、外部から隔絶された独自のコミュニティが形成され、昔ながらの生活様式や文化が今に受け継がれています。
問)現状それらの地域の利便性はどの程度、解消されているのか?
はい、これらの地域の利便性は、かつてに比べて改善されているものの、根本的に解消されたとは言えません。
現代のテクノロジーとインフラ整備により、特定の面では飛躍的な改善が見られましたが、過疎化という構造的な問題が依然として立ちはだかっています。
交通・物理的なインフラ 🚗
交通の利便性は、依然として大きな課題です。道路の整備が進み、かつてのような外部から完全に隔絶された場所は少なくなりましたが、公共交通機関は非常に限られており、自家用車がなければ移動が困難な状況は変わっていません。険しい地形での道路維持や除雪コストは高く、人口が少ない地域では採算が取れないため、物理的な利便性の抜本的な改善は難しいのが現状です。
通信インフラ 🌐
通信環境は、最も改善が進んだ分野の一つです。政府や通信事業者の努力により、携帯電話の電波が届くエリアは大幅に広がり、一部の地域では光ファイバーも整備され始めています。これにより、リモートワークやオンラインでの情報収集は以前よりはるかに可能になりました。しかし、都市部と同等の高速・安定的な通信環境が完全に確保されているわけではなく、大容量のデータ通信を必要とするビジネスにはまだ不十分な場合が多いです。
生活の利便性 🛒
生活面での利便性は、依然として深刻な問題です。人口減少に伴い、商店、医療機関、郵便局、ガソリンスタンドなどが閉鎖され、住民は買い物や通院のために遠くまで移動しなければなりません。オンラインショッピングや遠隔医療といったデジタルサービスは存在しますが、これらはあくまで補助的な役割に留まり、物理的なサービスの不足を完全に補うものではありません。
問)実際、都市部と同じように生活するための改善をするとどうなる?
地方を都市部と同じように生活できるように改善しようとすると、以下の2つの大きな側面で影響が生じます。
メリット:新しい地方創生モデルの確立 ✨
「ヒト」と「カネ」の流入: 都市部と同じ生活環境(医療、教育、交通インフラなど)が整備されれば、多くの人が地方への移住を検討しやすくなります。リモートワークと組み合わせることで、キャリアを犠牲にすることなく地方で生活できるという大きなメリットが生まれ、都市部から若者や子育て世代が流入する可能性があります。これにより、人口減少に歯止めがかかり、消費活動が活発化し、地域経済が活性化します。
ビジネス機会の創出: 都市部と同様の生活利便性を実現するためには、新しいサービスやビジネスが不可欠です。たとえば、オンライン医療サービス、自動運転を活用した公共交通機関、ドローンによる配送サービスなどが普及するでしょう。これらは、その地域独自の新しい産業となり、雇用を生み出すきっかけとなります。
デメリット:地方の独自性の喪失とコスト 💸
独自性の喪失: 地方を都市部と同じようにしようとすると、その地域が持つ独自の文化や自然が失われる可能性があります。歴史的な街並みが近代的な建物に置き換えられたり、伝統的な生活様式が失われたりするリスクが伴います。その結果、地方の最大の魅力である**「多様性」が失われ、どこにでもある「無個性な街」**になってしまうかもしれません。
莫大なコスト: 過疎地域で都市部と同じインフラを整備するには、莫大な建設費と維持管理費がかかります。人口が少ない地域では、これらのコストを税収で賄うことは非常に困難であり、持続可能なモデルではありません。これらの費用は、最終的に国全体の税負担増につながる可能性があります。
結論として、地方を都市部と同じようにすることは、一見すると理想的ですが、それはその地域の独自性を犠牲にした上での、莫大なコストを伴うことになります。持続可能な地方創生のためには、都市部の利便性をそのまま移植するのではなく、その地域の強みを活かしつつ、最低限のインフラを整備する**「ハイブリッドなアプローチ」**が求められます。
問)ハイブリッドなアプローチの試みは行われているか?
はい、地方創生における「ハイブリッドなアプローチ」は、すでに多くの地域で試みられています。これは、都市部の利便性を完全に移植するのではなく、その地域ならではの強みを活かしつつ、テクノロジーで弱点を補うという考え方です。
試みられている具体的な事例 💡
徳島県神山町とサテライトオフィス: ここは「日本版サテライトオフィス」の先駆的事例として知られています。都心部のIT企業やクリエイターが、高速通信網が整備された地方の古民家などを活用して、第二の拠点(サテライトオフィス)を設置しました。これは、都市部の仕事を地方に持ち込みながら、豊かな自然環境という地方の魅力を両立させる、まさにハイブリッドな働き方です。
北海道東川町の「写真の町」: 東川町は、水道が通っていない代わりに、大雪山系の雪解け水が地下水となり、各家庭で利用できるという独自の強みがあります。この自然の恵みと、「写真の町」というブランディングを組み合わせることで、全国から写真家やクリエイターを呼び込んでいます。彼らはリモートワークで収入を得ながら、地域の自然や文化を活かした作品づくりを行っています。
島根県海士町(あまちょう)の「ないものはない」: 離島である海士町は、コンビニやファストフード店といった都市の利便性はありません。しかし、「ないものはない」という発想で、豊かな自然、新鮮な魚介類、そして何よりも住民同士の強いコミュニティという独自の価値を強調しています。この地域では、Iターンで移住した若者が、情報通信技術を活用して、特産品をブランド化し、全国へ販売するビジネスを立ち上げています。
これらの事例は、地方が都市部の「ミニチュア版」を目指すのではなく、その地域が持つユニークな資源と、デジタル技術を融合させることで、新しい価値を創造できることを示しています。
問)なぜ、そのような集落は継続できていたのか?
そうした集落が長く継続できたのは、以下の3つの要素が組み合わさっていたからです。
1. 厳しい自然環境への適応と独自の技術 🧑🌾
これらの集落の人々は、厳しい自然環境を克服するための独自の知恵や技術を発展させてきました。例えば、豪雪地帯の合掌造りは、雪下ろしの負担を軽減し、屋根裏空間を養蚕などに利用する合理的な建築様式です。また、傾斜地での段々畑は、少ない平地を最大限に活用するための工夫でした。こうした技術は、厳しい環境下での自給自足の生活を可能にしました。
2. 強固なコミュニティと相互扶助 🤝
外部から隔絶された集落では、住民同士の結びつきが非常に強く、相互扶助の精神が根付いていました。共同で除雪作業を行ったり、食糧を分け合ったりするなど、個人だけでは生き残れない環境が、強固なコミュニティを育みました。このコミュニティが、集落の継続に不可欠な社会的基盤となっていました。
3. 文化と信仰の維持 🛐
戦乱から逃れた平家落人や、独自の信仰を持つ人々は、その文化や生活様式を守るために、外部との交流を断ちました。祭りや伝統行事は、集落のアイデンティティを保ち、世代を超えて受け継がれていくための重要な役割を果たしました。こうした文化的な絆が、人々の定住を促し、集落を維持する力となりました。
これらの集落は、物理的な利便性や経済的豊かさではなく、**「生存のための適応」「強固な人間関係」「文化的・精神的な結びつき」**という、現代社会では失われつつある価値観によって成り立っていたと言えるでしょう。
問)なぜ今存続危機になっているのか?
今、そうした集落が存続危機に陥っているのは、現代社会の価値観の変化と、それに伴う社会構造の変化が主な理由です。
1. 自給自足から経済活動へのシフト 💵
かつては、厳しい環境下での自給自足の生活が当たり前でしたが、現代社会では貨幣経済が中心となりました。生活に必要なものを買うためにはお金が必要ですが、僻地では現金収入を得る機会が限られています。このため、多くの若者が安定した雇用を求めて都市部へ流出しました。
2. 利便性の追求 🛍️
現代社会は、利便性を最優先するようになりました。コンビニ、スーパー、病院、学校といった生活インフラが近くにないことは、特に子育て世代にとって大きなデメリットとなります。通信環境が改善されたとはいえ、物理的な利便性の格差は埋まっておらず、これが人口減少の大きな要因となっています。
3. コミュニティの希薄化 💔
かつて集落を支えた強固なコミュニティは、核家族化や人口流出により次第に弱まっていきました。高齢者だけが残り、共同作業や相互扶助の担い手がいなくなってしまったため、集落の維持が困難になっています。
4. 継承者不足 🧑🤝🧑
独自の技術や文化は、代々受け継がれてきましたが、その担い手となる若者がいなくなってしまいました。そのため、伝統的な生活様式や技術が途絶え、集落のアイデンティティが失われつつあります。
これらの要因が複合的に作用し、かつて強みだった「孤立」や「自給自足」といった要素が、現代においては「不便」や「貧困」といった弱点に変わってしまったのです。
問)例えばだが、暴論として人の移動制限をかけた際どのくらい変化がおきるか?
思想的には極端な暴論であり、現実的ではないという前提でお答えします。
もし、人の移動に厳しい制限を設けた場合、地方の存続危機は一時的に解消されるかもしれませんが、経済全体に壊滅的な打撃を与え、社会に大きな混乱をもたらすでしょう。
地方と経済への影響 📉
地方の人口減少に歯止めがかかる: 人が都市部に移住できなくなるため、地方の人口が強制的に維持されます。これにより、過疎化が原因で閉鎖されていた商店や学校、病院が維持され、地方の存続危機は一時的に解消されます。
経済全体の停滞: しかし、この政策は経済の停滞を招きます。地方の産業が衰退しても、新たな雇用を求めて都市部に移動できなくなるため、適材適所の働き方が失われます。 労働力の流動性が失われると、イノベーションは生まれにくくなり、企業は競争力を失います。
都市の衰退: 都市部は新しい人材を地方から確保できなくなり、活力が失われます。特に、若者の流入が止まれば、都市の高齢化も急速に進み、いずれは都市部も存続危機に直面します。
社会と文化への影響 ⚖️
自由の制限と社会の分断: 移動の自由は、個人の選択の自由と深く結びついています。この自由を制限することは、社会の根幹を揺るがすことになります。また、地方出身者は都市部でのキャリアを諦めざるを得なくなり、社会全体に不満と分断をもたらします。
文化的な停滞: 文化は、異なる地域の人々の交流から生まれます。移動が制限されると、多様な価値観やアイデアが交わることがなくなり、文化的な停滞が起こります。
このように、「移動の制限」という極端な手段は、一時的に特定の課題を解決するように見えても、より大きな問題を引き起こすことになります。
問)基本的に人は行きたいところに行く、楽な方に流れると定義すると、存続危機市町村への流入率は限りなく低くなるのでは?
はい、ご指摘の通り、人が「楽な方」に流れるという前提に立つと、存続危機市町村への流入率は限りなく低くなると考えられます。
これは、これらの市町村が抱える「不便さ」が、現代社会において「不利益」と認識されているためです。
「楽な方」の定義が変わる可能性 💡
しかし、この前提は、必ずしも不変ではありません。以下のような状況が整えば、人々にとっての「楽」の定義が変わり、これらの地域への流入がわずかながらでも起こる可能性があります。
「不便の価値」の再定義: デジタル技術の進歩により、かつては不便だったことが、**「デジタルデトックス」や「ユニークな体験」**といった新しい価値に変わる可能性があります。都市の喧騒から離れた生活、豊かな自然、住民同士の強いコミュニティといった、存続危機市町村が持つ独自の魅力が再評価されることで、新しい「楽さ」が生まれるかもしれません。
新しい経済活動の創出: 通信インフラが整備され、リモートワークが普及すれば、人は生活の場所を自由に選べるようになります。この際、都市部では得られない低い生活コストや広い住空間といったメリットが、「楽な方」として認識される可能性があります。
結論として、人が「楽な方」に流れるという前提は変わりませんが、「楽」の定義をいかに広げられるかが、存続危機市町村が生き残るための鍵となります。
問)一定の強制力、会社の移転に伴う、などの行動により改善する率の方が高い?
はい、おっしゃる通り、「一定の強制力」、例えば企業の移転に伴うような強制的な人口移動は、個人の自由意志に任せた場合と比べて、存続危機市町村の状況を改善する可能性が高いと考えられます。
これは、人が「楽な方」へ流れるという前提を、強制的な力で補正するためです。
強制力がもたらす影響 📈
「ヒト」と「カネ」の強制的な流入: 企業が本社機能を地方に移転すると、それに伴って多くの従業員とその家族が移住します。これにより、人口が強制的に増加し、地方の消費活動や経済が活性化します。また、企業が移転先の地域に法人税を納めることで、自治体の財政基盤も強化されます。
新しいエコシステムの形成: 企業の移転は、単に人口が増えるだけでなく、高度なスキルを持つ人材や新しいビジネス文化が地域に持ち込まれることを意味します。これにより、地元の企業や住民との間に新しい協力関係が生まれ、イノベーションの連鎖が起こる可能性があります。
インフラ整備の促進: 企業が移転し、社員が定住することで、その地域のインフラ整備(道路、住宅、医療機関など)が加速します。これは、人口減少でインフラ整備が滞っていた地域にとって、大きなメリットとなります。
しかし、このアプローチにはリスクも ⚠️
持続可能性の欠如: 強制的な移動は、一時的な効果はあっても、その地域に根ざした「自律的な経済」を生み出すとは限りません。もしその企業が将来的に撤退した場合、地域は再び深刻な存続危機に陥るリスクがあります。
個人の不満と文化の衝突: 個人の自由な選択を制限することは、従業員のモチベーション低下や不満につながる可能性があります。また、都市部の文化と地方の文化の間に摩擦が生じ、地域コミュニティが分断されるリスクも伴います。
結論として、会社の移転のような強制的な手段は、短期的な観点では非常に効果的ですが、持続的な地方再生のためには、その強制的な流入をいかにして地域の自律的な成長につなげるか、という視点が不可欠です。
問)そもそも論として、リモートワーク出来ない職種もある。
そうですね、それはリモートワークの議論における最も重要な点の一つです。
リモートワークが可能な職種は、主に情報通信技術を活用するホワイトカラーの仕事(IT、金融、コンサルティングなど)に限られます。一方で、リモートワークが困難、あるいは不可能な職種は、社会の基盤を支える非常に重要な仕事です。
リモートワークが困難な職種の例 🧑🔧
製造業・建設業: 工場での生産ライン作業、建設現場での作業、製品の品質管理など、物理的な場所にいることが不可欠な職種です。
医療・介護・教育: 患者や利用者に直接触れる医療行為、介護、対面での教育など、人と対面することがサービスの核心となる職種です。
小売・サービス業: スーパーマーケットのレジ打ち、レストランでの接客、美容師、宅配ドライバーなど、物理的な場所でのサービス提供が求められる職種です。
一次産業: 農業、漁業、林業など、自然を相手にした仕事は、リモートで完結することはできません。
地方創生における重要な視点 ✨
この事実は、地方創生を考える上で非常に重要です。
地方の基盤を支えるのは、まさにこれらのリモートワークが困難な職種です。そのため、地方創生は、リモートワークが可能な人々を呼び込むだけでなく、地方の既存産業をどのようにして進化させるかという視点を持つ必要があります。
例えば、スマート農業やスマート漁業のように、デジタル技術を導入することで、これらの職種の生産性を向上させたり、労働者の負担を軽減したりする取り組みが、今後の地方創生には不可欠となるでしょう。
問)現状、リモートワーク不可な職種と可能な職種の比率はどのくらいか?
現状、日本におけるリモートワークが可能な職種と不可能な職種の正確な比率を断定することは困難ですが、いくつかの調査から**リモートワーク可能な職種は約40%から50%**を占めると推計されています。
リモートワーク可能な職種 💻
これらの職種は主にホワイトカラーの仕事で、情報通信技術を活用した業務が中心です。
IT関連: プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナー、データアナリストなど
専門職: 経営コンサルタント、弁護士、公認会計士、翻訳家、ライターなど
事務・管理: 人事、経理、総務、企画、マーケティングなど
リモートワークが困難な職種 🧑🔧
これらの職種は、物理的な場所での作業や、対面でのサービス提供が不可欠です。
製造業・建設業: 工場での生産作業員、建設作業員、設備保全技術者など
医療・介護: 医師、看護師、介護士、理学療法士など
サービス業・小売業: 美容師、飲食店の店員、販売員、配送ドライバーなど
一次産業: 農業、漁業、林業など
この比率は、企業のIT化の進捗や、各産業の構造によって変動します。また、完全なリモートワークではなく、週に数回出社する**「ハイブリッドワーク」**が定着しつつあることも、この比率の捉え方を複雑にしています。
問)では、リモートワーク、ハイブリッドワーク、リモートワーク不可で分けるとどうなる?
リモートワークの形態をより詳細に分類すると、現在の日本では、以下のような比率で分けられると推計されています。
推定比率 📊
働き方の形態推定比率主な職種例リモートワーク不可50% 〜 60%製造業、建設業、医療・介護、小売・サービス業、一次産業ハイブリッドワーク30% 〜 40%企業の事務職、営業職、一部の専門職、IT関連職フルリモート5% 〜 10%フリーランス、一部のソフトウェアエンジニア、ライター、翻訳家
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各形態の詳細
リモートワーク不可: これは、物理的な場所にいることが業務遂行の前提となる職種です。工場での生産、医療現場での直接的なケア、店舗での接客、建設現場での作業などがこれに該当します。この割合は、社会の基盤を支える産業が多いことから、今後も大きく変わることはないと考えられています。
ハイブリッドワーク: 現在の主流となっている働き方で、リモートワークとオフィス出社を組み合わせる形態です。企業の企画、経理、人事、営業などの職種がこれに該当します。企業は、チームの一体感や対面でのコラボレーションを重視しつつ、社員の柔軟な働き方を認めるために、このモデルを採用するケースが増えています。
フルリモート: 業務のすべてがオンラインで完結する職種で、働く場所を選びません。フリーランスの専門職や、リモートファーストの企業に勤務するITエンジニアなどが該当します。この割合は、企業の文化や職種に大きく依存するため、まだ少数派です。
この比率は、企業のデジタル化の進展や、今後の社会情勢によって変動する可能性があります。
問)都市部におけるリモートワーク可能、ハイブリッドワークの比率は、東京を例に
思考プロセスを表示
現在、東京都内におけるリモートワークの比率を正確に特定することは難しいですが、いくつかの調査結果から、その傾向を推測することができます。
東京都産業労働局の調査によると、テレワーク(リモートワーク)を認めている部門・職種は「事務職」が最も多く、次いで「全部門・全職種」となっています。
また、別の調査では、リモートワーク求人の割合は業種によって大きく異なり、「IT・通信」が72.4%、「監査法人」が69.5%、「金融」が67.2%と高い一方、「流通・小売」「医療・福祉」は低い割合となっています。
これらの情報を総合すると、都市部、特に東京では、リモートワークが可能な職種の割合は、全国平均よりも高いと考えられます。
リモートワークが可能な職種: IT、金融、コンサルティング、専門職(弁護士、公認会計士など)
ハイブリッドワーク: 企業の事務・管理部門、営業職など
リモートワークが困難な職種: サービス業、小売業、建設業、製造業など
都市部では、リモートワーク可能な職種を多く抱える情報通信業や金融業の割合が高いため、全国平均よりもリモートワークやハイブリッドワークの実施率が高いと推測されます。
問)石狩などデータセンターなどあるがそちらはどの程度の地元定住に効果があるか?
石狩市などに代表されるデータセンターは、地元への定住に対して直接的な効果は限定的です。しかし、その存在は、間接的に長期的な定住の土台を築く可能性があります。
直接的な定住効果が限定的な理由 🏢
データセンターは、大規模な土地と電力を必要としますが、その運用に必要な従業員数は比較的少ないためです。建設時には多くの雇用が生まれますが、稼働後の常駐スタッフは、少数の専門技術者が中心となります。そのため、一般的な工場や商業施設のように、数百人規模の従業員が移住してくるような直接的な人口増加は見込みにくいです。
間接的な定住効果とメリット ✨
データセンターは、以下のような間接的なメリットを通じて、地元への定住を促す可能性を秘めています。
通信インフラの強化: データセンターは、その地域の高速・大容量の通信網を強化する役割を果たします。これは、リモートワークやデジタルビジネスを誘致する上で不可欠な基盤となります。
関連産業の誘致: データセンターが集積することで、関連するソフトウェア開発企業や、データ解析サービスを提供する企業など、IT産業の集積地となる可能性があります。これにより、新しい雇用が生まれ、多様なスキルを持つ人材が流入するきっかけとなります。
IT人材の育成: データセンターの存在は、地元の教育機関や職業訓練と連携することで、IT人材を育成するきっかけとなります。これにより、若者が地元で専門的なスキルを身につけ、そのまま定住するという好循環が生まれる可能性があります。
問)呼び込みとして、リモートワーク不可な業種呼び込みの方が人流的に大きいのでは?
はい、その通りです。
リモートワークが困難な業種(製造業、建設業、医療など)を呼び込む方が、単一の企業による人流としては、リモートワーク可能な業種よりもはるかに大きいと言えます。
なぜ人流が大きいのか?
物理的な場所への依存: リモートワーク不可な業種の多くは、工場、病院、店舗といった物理的な施設を必要とします。これらの施設を移転・新設する場合、何十人、何百人という従業員が一度に移動することになります。
サプライチェーンの構築: 例えば自動車工場を誘致した場合、その周辺には部品メーカーや関連サービス企業が集積する**「サプライチェーン」**が形成されます。これにより、単一の企業だけでなく、その関連企業からも多くの雇用と人が生まれます。
労働集約型: これらの業種の多くは、ホワイトカラーの仕事に比べて、一人あたりの物理的な作業量や、サービス提供にかかわる人数が多いため、必然的に多くの雇用を生み出します。
まとめ
リモートワーク可能な業種の呼び込みは、個人の自由な選択を促す**「分散型」**のアプローチですが、リモートワーク不可な業種の呼び込みは、**特定の拠点に大量の人口と産業を集中させる「集中型」**のアプローチです。
地方創生という観点では、どちらのアプローチも重要ですが、短期的に大規模な人口流入と経済効果を狙うのであれば、リモートワーク不可な業種の呼び込みの方が効果的と言えるでしょう。
問)日産の工場撤退などが、逆パターンの例となるか?
はい、その通りです。日産の工場撤退は、リモートワーク不可な業種が地域に与える影響の逆パターンとして、非常に分かりやすい例です。
工場撤退がもたらす影響 🏭
直接的な雇用の喪失: 日産のような大規模工場の閉鎖は、何百人、場合によっては何千人もの従業員が職を失うことを意味します。これは、単に失業者が増えるだけでなく、地域全体の人口減少に直結します。
サプライチェーンの崩壊: 工場は、その地域に部品メーカーや関連サービス企業といったサプライチェーンを形成しています。工場が撤退すると、これらの関連企業も連鎖的に閉鎖や縮小を余儀なくされ、地域経済全体が大きな打撃を受けます。
税収の減少: 企業が納めていた法人税や、従業員が納めていた住民税が失われ、自治体の財政基盤が弱体化します。これにより、行政サービス(福祉、教育、インフラ整備など)の維持が困難になります。
まとめ
リモートワーク不可な業種は、地域への定住や経済活性化に大きな効果をもたらす一方で、撤退した場合には、その地域の存続そのものを揺るがすほどの大きなリスクを抱えています。
日産の工場撤退は、このような集中型アプローチの脆弱性を浮き彫りにした事例と言えるでしょう。
問)地方のイオンなどのモール形式のショピングセンターは主要道路沿いだが、自動車利用を前提とした作りになっているが、存続危機市町村の主要道路沿いに出来た事例はあるか?
いいえ、存続危機市町村の主要道路沿いに、イオンなどの大規模なモール形式のショッピングセンターができた事例は、ほとんどありません。
イオンモールなどの大規模ショッピングセンターは、採算性や集客の見込みを重視して出店するため、人口が急減している地域には進出しません。
大規模ショッピングセンターの出店条件 🛍️
一般的に、イオンモールなどの大型商業施設は、以下の条件を重視して出店を判断します。
広域からの集客力: 主要道路沿いであることに加え、自動車で30分から1時間圏内に、数十万人規模の人口が存在すること。
安定した消費層: 若年層や子育て世代など、購買意欲の高い層が集中していること。
競合店の有無: 周辺に大型の競合店が少なく、市場を独占できる可能性があること。
存続危機市町村の現状 😔
一方で、存続危機にある市町村は、上記の条件を満たすことが困難です。
人口の急減と高齢化: 人口が減り続け、特に若い世代が少ないため、大規模な消費が見込めません。
商圏の縮小: 周辺の市町村も同様に人口が減少しているため、広域からの集客も期待できません。
このため、これらの地域に大型ショッピングセンターが出店するビジネス的なメリットは非常に小さく、結果として出店事例は見られないのです。
問)ここまでを踏まえ、
1,大学の移転
2,企業の移転
3,ショピングモールの進出
が限定的ではあるが大量流入に有用かと思うが
はい、その3つの要素、1.大学の移転、2.企業の移転、3.ショッピングモールの進出は、限定的ではあるものの、存続危機市町村に大量の人口を流入させる上で非常に有効な手段だと考えられます。
これらは、それぞれ異なる役割と影響を持っています。
1. 大学の移転:若者の流入とイノベーションの土台 🎓
大学が地方に移転すると、若者や教職員が大量に流入し、一時的な人口増加が見込めます。この流入は、学生向けの賃貸住宅や飲食店といった新しい消費を生み出し、地域経済を活性化させます。
しかし、最も重要なのは、若者が定住する可能性です。大学が地域の産業と連携し、卒業後の就職先を創出できれば、その地域に新しい才能と活力が定着する土台が築かれます。
2. 企業の移転:安定した雇用と税収 🏢
企業、特にリモートワーク不可な製造業などの大規模企業が移転すると、非常に大きな人口流入と雇用が生まれます。
これは、地域にとって最も強力なカンフル剤となります。社員とその家族が移住することで、地域の税収が安定し、医療や教育といった行政サービスの維持が可能になります。しかし、このアプローチは、その企業が撤退した際のリスクが大きいという脆弱性を持ちます。
3. ショッピングモールの進出:生活利便性の向上と消費の集積 🛍️
大規模ショッピングモールが進出すると、住民は遠くまで買い物に行かずに済み、生活の利便性が飛躍的に向上します。
これにより、地域外への消費流出を防ぎ、その地域内で経済を循環させることができます。また、モール自体が雇用を生み出すため、地域の雇用機会も増加します。しかし、これは主に人口が一定数いる地域でなければ成り立たないため、存続危機市町村への直接的な進出は難しいのが現状です。
3つの要素の連携 🤝
これらの3つの要素は、単独で機能するのではなく、互いに連携することで、より大きな相乗効果を生み出します。
大学と企業が連携し、地域に根差した研究開発や人材育成を行う。
企業の従業員や大学の学生が、ショッピングモールで消費活動を行う。
ショッピングモールが、生活インフラの要となり、新しい移住者にとっての安心材料を提供する。
このように、これら3つの要素は、それぞれの役割を担い、**「人口の流入」**という最も困難な課題を解決するための強力なトリガーになり得ると言えるでしょう。
問)身も蓋もないことを言うが、存続危機市町村は、時代の流れととらえるしかないのか?
分冊版9へ続く
