【AI動画マーケティング事例】牛向けサプリ販売業者が2,257万回再生を叩き出した動画戦略
こんにちは、タナベです。
今回は、AI動画を活用したマーケティング事例をご紹介します。
取り上げるのは、コロンビアで牛向けの栄養補給サプリメントを販売している「Nutrimax」です。
「牛向けサプリなんて、かなりニッチな分野なのにAI動画で成果が出るの?」
こう思うかもしれません。
しかし、同社が投稿したリール動画の中には、なんと2,257万回再生を記録したものがあります。
動画はこちら↓
NutrimaxがInstagram運用を開始したのは2026年5月1日。
2026年6月時点のフォロワー数は5,107人です。
AI動画とは相性が良くなさそうに見える業界でも、大きな反響を生み出せることを示した興味深い事例です。
「自社の業界は地味だからSNSやAI動画の活用は難しい」
と感じている方ほど、参考になる内容だと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
投稿しているAI動画のパターンは大きく分けて2種類
NutrimaxのInstagram投稿はまだ少ないです。
そのため、投稿パターンは大きく以下の2種類に分けられます。
ピクサー風の擬人化キャラを活用した動画
AIでビフォーアフターを表現した動画
それぞれ、実際のリールを紹介しながら解説します。
① ピクサー風の擬人化キャラを活用した動画
Nutrimaxは、牛向けの栄養補給サプリメントを販売している企業です。
「牛の栄養」というビジネスは、いっけんピクサー風の擬人化キャラクターと相性が悪そうに思えます。
しかし、意外にも多くのものをキャラクター化できます。
実際の事例を見てみましょう。
まずは牛です。
このリールでは、擬人化された牛が登場し、胃の消化機能がいかに重要かを解説しています。
次は牧草です。
こちらのリールでは、牛が普段食べている牧草のキャラが登場し、牧草以外にも重要な要素があることを語っています。
さらに、牛の胃の中で発酵や消化を支える細菌を擬人化した動画もあります。
このように、Nutrimaxは牛の栄養についての知識を、親しみやすいキャラクターを使ってわかりやすく伝えています。
視聴者は動画を楽しみながら学ぶことができ、その過程で
「牛を健康に育てるには適切な栄養補給が重要」
という認識を自然に持つようになります。
そして最終的に、
「その栄養補給をサポートする製品としてNutrimaxがある」
というメッセージにつながる設計になっています。
教育コンテンツとして価値を提供しながら、商品への関心も高める仕組みになっています。
重要なのはNutrimaxは通常のリールとして動画を投稿している点です。
つまり、制作費以外のお金を使わずに自社製品の宣伝ができているのです。
ピクサー風のAI動画はわりと簡単に作れて、制作にかかる時間やコストが少ない、というのもポイントですね。
② AIでビフォーアフターを表現した動画
次に紹介するのは、AIを活用してビフォーアフターをわかりやすく表現した動画です。
冒頭で紹介した2,257万回再生の動画も、このタイプに分類されます。
ビフォーアフター形式の動画は、SNSとの相性が非常に良いのが特徴です。
視覚的な変化が大きく、ひと目で内容が伝わるため、数百万回、場合によっては数千万回再生されることもあります。
冒頭でも紹介した動画は、
胃の中の環境が悪い牛
胃の中の環境が健康な牛
を比較したものです。
胃の状態だけでなく、牛の見た目の違いまで視覚的に表現されているため、どちらが健康な状態なのか一瞬で理解できます。
Nutrimaxは他にも、以下のビフォーアフター動画も投稿しています。
この動画で比較されているのは、牛が塩をなめてミネラルを補給する「サラデロ」と呼ばれる場所です。
上側のサラデロは塩が黒ずみ、管理状態があまり良くありません。
一方、下側のサラデロは清潔で整備されており、理想的な環境であることがひと目でわかります。
もしこれを文章で説明しようとすると、視聴者は内容を理解するまでに時間がかかります。
おそらく、興味がない人は読まずに離脱してしまうでしょう。
しかし映像で見せれば、わずか数秒で違いを伝えることができます。
しかも、一部地域を除く世界中の人々に動画を届けられます。
これこそがAI動画の大きな強みです。
しかも、このようなビフォーアフター動画は高度な映像制作技術を必要としません。
AI動画の基本的な作り方を学べば、個人や中小企業でも十分に制作可能です。
「変化」や「改善」を扱う商品・サービスであれば、業界を問わず応用しやすい手法だと言えるでしょう。
「キャラ」と「変化」があればAI動画は作れる
Nutrimaxの事例からわかるのは、AI動画のアイデアは意外とシンプルだということです。
ポイントは次の2つです。
擬人化できる「キャラクター」
商品やサービスによって生まれる「変化」
Nutrimaxの場合は、牛や牧草、細菌といったものをキャラクター化し、栄養補給によって起こる変化をビフォーアフターで表現していました。
この手法は多くの産業に応用できます。
例えば、
不動産なら「家」や「部屋」
金融なら「お金」や「家計」
教育なら「知識」や「教材」
ITサービスなら「パソコン」や「データ」
など、視点を変えればキャラクター化できるものは意外とたくさんあります。
また、商品やサービスを提供している以上、
効率が上がる
時間が短縮される
売上が伸びる
健康になる
見た目が良くなる
といった何らかの「変化」を提供しているはずです。
つまり、多くの企業や個人事業主は、すでにAI動画の材料を持っているとも言えます。
「自分の業界は地味だからSNSには向かない」
「AI動画で表現できる題材がない」
こう感じている方もいるかもしれません。
しかし、Nutrimaxのような牛向けサプリメントの企業でさえ、2,257万回再生される動画を生み出しています。
まずは自分のビジネスの中にある「キャラ」と「変化」を探してみてください。
そこから、思わぬAI動画のアイデアが見つかるかもしれません。
