◇PARIS TKPトラックについて
今回はロングボードのセットアップに選ばれることが多いReverse Kingpin(通称『RKP』)トラックメーカー『PARIS(パリス)』が出す、Traditional Kingpin(通称『TKP』)トラックについて考えていこう……という記事になります。
◇PARIS TKPトラックとは?
所謂『ストリートタイプ』のトラックで、基本的にはクルーザーのコンプリートに選ばれる場合が多い。自分が知っている物では『LANDER』『LOADED COYOTE』に標準装備されています。
非常に小回りが効くため、初心者がブッシュゴムを変更せずに使用するとその性能から『扱いが難しい』と思われそうな印象。同系列のトラックを例に挙げるとするならば、FESNで販売されているW.P.S.Iトラック、Landyachtz製品のPolar Bearなどでしょう。
◇標準装備の純正ブッシュゴムについて
硬度の明記がなかったので体感ですが85〜90Aだと思われます。形状が特殊で、デッキ側のブッシュゴム(バレル)よりもロード側のブッシュゴム(コーン)の方が高く作られています。KHIRO(カイロ)のブッシュゴムにPARIS TKPの純正ブッシュゴムと似たようなサイズがあったような気がしますが、こちらのブッシュゴムは販売店が少ないので探すのは困難です。諦めて互換性がありそうな物を探しましょう。
【純正ブッシュゴムのサイズ】
・バレル……幅25mm 高さ12.7mm
・コーン……幅23.5mm 高さ12.7mm
(素人採寸なので悪しからず)
【RIPTIDE ストリートブッシュサイズ】
・ストリートバレル……幅24.7mm 高さ12.7mm
・クランクバレル……幅23.8mm 高さ15mm
・クランクストリートバレル……幅24.77mm 高さ12.7mm
・ショートストリートバレル……幅25mm 高さ10.2mm
・クランクショートストリートバレル……幅25mm 高さ10.2mm
・ストリートコーン……幅25mm 高さ12.7mm
・クランクストリートコーン……幅25mm 高さ12.7mm
・ショートストリートコーン……幅25mm 高さ10.2mm
・クランクショートストリートコーン……幅25mm 高さ10.2mm
(Funwaves調べ)
純正ブッシュゴムに近しいサイズを探すのは難しいです。しかし、手っ取り早く互換性のあるブッシュをお探しならばRIPTIDEのPenny用ブッシュゴムを選べば問題ないです。PARIS TKPトラックは旋回性能が高いので90Aを選んでも大丈夫。心配な方は85Aも買っておくと良い。ですが、Penny用ブッシュを2セットも購入すると金額が偉いことになるので、同メーカーのAPSバレル(幅25mm、高さ15.5mm)の85Aを買っても良いかもしれませんね。
◇個人的ベストなブッシュセットアップの紹介
上記にPARIS TKPの特徴を何度か記載しましたが、それを踏まえ、個人的に「このセットアップがベストだ」と感じたセットアップを理由と一緒にご紹介。トラックの購入を考えている方、トラックを眠らせている方の参考になれば幸いです。
◇PARIS TKPトラックの性能からベストな組み合わせを思考する
旋回性能が高いということはハンガーが傾きやすいということ。そこがこのトラックの魅力でもあり、初心者には少々扱いが難しいところとも言えます。つまり、傾きやすさを反発力に変換できれば初心者でも気持ちよくパンピングができると思いませんか? 思いますよね? てか思え。
要は硬めのブッシュゴムを選べば良いんですが、ここに落とし穴がある。旋回性能が高すぎるが故に、ブッシュゴムを硬くしても結構簡単に傾いてしまうんです。じゃあもっと硬くすれば良いではないか? とアナタは思うでしょう。そうすると、仮に硬いブッシュゴム……例えば95Aを購入して使ったとします。確かに不安定さは解消できるかもしれませんが、好みの踏み心地ではなかった場合、他のトラックに流用できませんよね?
なるべく無駄なく他のトラックにも流用できるブッシュゴムはなんだろう? と思考を巡らせてたどり着いた答えが『APS Chubby』でした。
◇APS Chubbyってどんなブッシュゴム?
リンク先の説明文に詳細が記載されていますが、凸っとした形状で、ハンガーのブッシュホールド(と勝手に呼んでます)とブッシュが干渉するためハンガーの傾きを抑え込むと同時に反発力に変換するという面白い性能をしています。要はバネと似た原理ですね。
デメリットは自分に合った硬さを選ばないとマジで傾かなくなるところ。そのデメリットを逆手に取ればダウンヒルなどで使用することも可能です。(自分は坂遊び用のPennyニッケルのリアトラック(後ろ)に87.5AのAPS Chubbyとクランクショートバレル84Aを合わせてます)
おすすめの硬度は85A以下です。ご自身が普段90Aのブッシュを使っているなら85A、85Aのブッシュを使っているなら80Aがちょうど良いかもしれません。
自分は85Aをリアトラックに、80Aをフロントトラックに使用していますが、とても気持ちよくパンピングできています。まあ、欲を言えば両方ともあと5Aほど下げても良いかな? って感じ。でも、それはロード側のブッシュを柔らかくすれば解決します。
自分の見解ですが、ロード側のブッシュはPenny純正のコーンブッシュ(83A)が最適解でした。
ブッシュを選ぶ際にデッキ側を硬くしてロード側を柔らかくすると旋回性能が上がり、デッキ側を柔らかくロード側を硬くすると安定性が向上します。つまり、反発力(硬さ)があるブッシュとそれ以下の硬度のブッシュを選べば『曲げやすく反発も良いセットアップになる』って考え方です。
◇APS ChubbyとSt.Chubbyの違いと対応トラック
違いは高さです.
APSは背が高いのでキングピンが長いトラック向け。
St.は背が低いので一般的なストリートトラック向け。
【APS対応ミニクルーザートラック】
・PARIS TKP
・W.P.S.I 100mm
・Penny 3 or 4inch トラック など
【St.対応ストリートトラック】
・Polar Bear
・independent
・ace
・venture など
他のトラックにも使えるとわかれば購入ハードルも下がりますね.
◇まとめ
久しぶりの投稿でしたが如何でしたでしょうか?
PARIS TKPの記事というよりは長めのキングピンを持つトラックのブッシュの選び方みたいになってしまいましたが、少しでもこの情報が参考になれば幸いです。
その他のミニクルーザー関連やブッシュの情報などはInstagramで先出ししていることが多いので気になる方はチェックしてみてください。
◇クルージングイベント情報

2025年11月29日(土) 場所:渡良瀬遊水地 集合時間:検討中
Penny board Club & 秋ヶ瀬クルーメンバー主催のクルージングイベントが行われます。初心者でも安心して参加できますのでお気軽にご参加ください。参加希望はこの方かこの方に『イベント参加したいです』とDMを送って頂ければ詳細が送られてくると思います。自分も参加予定なので一緒にクルージングを楽しみましょう!
